表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
60/63

第八章第三話

元いた世界に帰れるとは限らないわよ、と彼女が言った。

「元の世界へ戻る方法を見つけても、必ず、元いた同じ世界に帰れるとは限らないわよ。それでもあなたは又タイムスリップする方法を探すの?」女は問い詰める口調で言った。

「まるで、一度帰ったような口ぶりだね。」私は少し不愉快になって、女に皮肉を言った。「そうよ。あたしはもう一度タイムスリップしてみたわ。」女は驚愕の事実をさらっと言った。 「それじゃ、何でまたこの世界へ戻ってきたの?」私は声が裏返るのを感じながら、女に問いかけた。「それから、同じ世界に戻れるか、わからないと言っていたのに、なんでまた、同じ世界にタイムスリップすることができたの?」私は次々と湧いてくる疑問を女にぶつけた。「それはどうしてかあたしにもわからない。でもね、あたしに帰る方法を教えてくれてた男の人がこう言ったわ、一度、タイムスリップした場所は戻りやすいって。」女はアッケラカンとした口調で言った。私は答えにくい質問を口にした。「帰った世界はどうだったの?」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ