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第四章第二話

本当は、みやびとの悲惨な再会の件を俊ちゃんに話してしまいたかった。

本当は思いっきり、俊ちゃんに吐き出してしまいたかった。いや私は若い私と同化したわけではなかったのでなんとも言えないが、そう思っていたはずである。しかし、若い私は思いとどまった。その選択は今のところ正解である。俊ちゃんはいいやつだが、少し口の軽いのが玉にキズだった。それも誰彼かまわず言いふらすのではなく、仲間うちに話すからたちが悪かった。 土曜の夜がやってきた。この頃は土曜日は学校は休みではなく、半日授業だった。それが休みの日の価値を高めていた。

しかし、私は不安だった。きっとまた、自分の記憶とは違う事が起きるに違いない。Hの家には一度だけ行ったことがあるが、こんなシチュエーションでは無かったし、季節も初夏だった。どんどん歯車が狂って行く。そして私はどうなるのだろう?

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