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第一弾【プロローグ編】うちは天上系関西弁ライター『蓮ちゃん♡』  作者: 蓮花⟡.·*.
《第一章》天空の五兄弟誕生☆ 『平華絢爛314年物語り』
6/12

悩む、幼女

《登場人物紹介》


【蓮ちゃん】 プロローグ編の主人公、この物語の 作者。

訳あってあらゆる時代を行き来している天女。

秘密多きピンク色のツインテールの少女。

旧知の友『鶴姫天』を助けに行く為、悪戦苦闘中。


【てやんでぇ】蓮ちゃんに無理やりに連れていかれ

た現在(平華絢爛314年)の天上界に住んでいるカエル。

人間の言葉が話せる「江戸っ子カエル」


【鶴姫天】 蓮花とは、天上界創世以来の旧知の友の天女。


【ねね】 天空の5兄弟の母親。ミアキスの獣天女。夫は、梅虎天。


【梅虎天】 大虎が獣天人になってからの姿。

天上界最強の『妙魂十二天』の一人。

天上界では、多方面に影響を与える重要人物。

ねねの夫であり、天空の5兄弟の父親。





「そ、そんな馬鹿な·····」

うちは、『時代別天上界在籍名簿』から『梅虎天』の名前が消えている事を知ったのだ。


膝から総崩れしたうちを心配して、ねねが助けに来てくれた。

「だ、大丈夫? 蓮ちゃん。一体どうしちゃっの急に!」

(アワアワアワアワ、この事をねねに伝えなきゃいけないの? そ、そんな過酷な!ーーー言えない!言える筈がない!愛妻のねねが、この事を知ってしまったと思ったら··········)

そう思うと·····言葉が喉に引っかかり、発声出来ないのである。


···············

暫くの間、沈黙が巨大な宮殿内に滞在する。


···············


しかし、この沈黙を先に破ったのは、意外にも!うちではなく、ねねの薄い紅い大人の色気が漂うその唇だった。


「夫の名前が無いのよね?蓮ちゃん!」


ズキーーーン! グサッ! うっ!

その鋭利な槍にでも刺されたかの様な衝撃 が、うちの心に突き刺さる。


「う、うん·········· 梅虎天の名前が、名簿から消えてるねん」

うちは、断腸の思いで、その言葉をした。


暫くの沈黙が、本当に重量があるかの様に、うちに乗りかかってきた。


すると!

「スゥーーーーーー! ハァァァァァーーー」

と、ねねの大きな深呼吸音が、宮殿内に響いたの!


「えっ な、何っ?」

うちは、慌ててねねの顔を見上げた!


そんなねねは、 何かを達観した様子で目を閉じたまま、

「夫の梅虎天は、この時代から消えてしまっ

たのね?」

と、うちに問う。


(うぐぐぐっ·····)

ねねの今の心境が、痛いほどよく分かるうちは、彼女を傷付けまいと言葉を濁らす。


「うん·····おそらくはもう··········」


そして再び俯き、桃色のツインテールの両尾で、その顔を隠した。


暫くすると、何かを決意した様なねねの声が、鼓膜を震わせた。

「お、教えてちょうだい! 蓮ちゃん。あの人に一体何が起きたの?」


その彼女の毅然とした態度が、更にうちの心に重くのしかかる!


(えっ! つ、強い··········。なんて強い心なの! 『母親は、偉大なり』とは言うけど·····)

本当は、誰よりもショックを受けているハズのねねが、真実から逃げずに立ち向かおうとしている·····それなのに、うちったら·····。


そう思いながら、遥か彼方の空を見上げた。


(ふっ、こんなだと、きっと鶴にも怒られちゃうよね·····)

レンの口元が一瞬、緩んだのだった。


こうして、うちは、俯いたままだった顔を上げて、前へと前進しようと、決意を固めたのでした。


【ページの一番下】に、【いいね】【ブックマーク】【ご感想】がございます。

いただけましたら光栄でございます。

「和風」和の美しさ✧︎*。【美】

「歴史ファンタジー」1000年以上に渡る壮大スト

ーリー 【歴史】

「天と魔」何かを巡って対立する勢力【バトル】

「犬猫」人間との関係は? 【愛情】

「欲望」全ての根源? 【煩悩】

「心境の映世 平華絢爛京」都 【豪華絢爛】

「天人、天女」【美少年、美少女】

色々な要素を含んでいる代わり種ファンタジー

ここに有り‼️


ご愛読お願いいたします(☆>ω<)

ブックマークしてね((( *´)` )チュッ♡


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― 新着の感想 ―
ねねさんは強いですね。 消えてしまった夫はいったいどこへ!? 続きも楽しみです!(*´艸`)
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