自分の存在価値とは、、、②
《登場人物紹介》
【蓮ちゃん】 プロローグ編の主人公、この物語の 作者。
訳あってあらゆる時代を行き来している天女。
秘密多きピンク色のツインテールの少女。
旧知の友『鶴姫天』を助けに行く為、悪戦苦闘中。
【てやんでぇ】蓮ちゃんに無理やりに連れていかれ
た現在(平華絢爛314年)の天上界に住んでいるカエル。
人間の言葉が話せる「江戸っ子カエル」
【鶴姫天】 蓮花とは、天上界創世以来の旧知の友の天女。
【ねね】 天空の5兄弟の母親。ミアキスの獣天女。夫は、梅虎天。
【梅虎天】 大虎が獣天人になってからの姿。
天上界最強の『妙魂十二天』の一人。
天上界では、多方面に影響を与える重要人物。
ねねの夫であり、天空の5兄弟の父親。
【紫芍】 平華絢爛314年の天界に在籍している物静かな不思議な天女。
【霊獣】 タイムスリップできる亀似の霊獣。
『時空間破壊系タイムスリップ霊獣』
【知りたい魔】自慢したがる煩悩の魔
「貴方! ズバリ『寂しがり屋』でしょう?」
···············
紫芍の言葉が、魔空間『壁に耳あり障子に目あり』に、暫しの沈黙を与えたのだった。
「うぐぐぐっ あ、あたいが寂しがり屋だってー! ど、ど、何処にそんな事書いてるわけ!そんな事なんて·····絶対に、絶対に有り得ないんだから·····はぁはぁはぁ」
知りたい魔の口調は、明らかに先程までの挑発的なそれとは違い、変化したんよ。いきなり、息もあがり出してるし、あれは、かなり動揺してんね、図星やったんかな?
そして、紫芍の言葉は、更にその核心を揺さぶったのだった。
「私には、わかるわ!知りたい魔よ。貴方は、本当は誰よりも寂しがり屋で、自分に自信が無くって·····そして、孤独が怖いんだわ!」
「はぁはぁはぁ·····だ、黙れー! お前にあたいの何が解るって言うのさ!あたいがどれだけ、今まで辛い目に会って来て、そしてどれだけの恐怖を我慢してきたかなんて、お前なんかにわかるものかぁぁぁぁぁぁぁ! 」
「はっ!!!」
思わず、本音を暴露してしまった知りたい魔は、急いで自分の口に手を当てたのだった。
いい調子だよ! このまま押仕切っちゃえ~!
思わず、うちの拳に力が入ったんよ。
そして、紫芍の言葉攻撃はまだまだ続いた。
「いいえ、解ります!私には··········。」
「な、なんだと???」
「貴方は、恐らくは私と同じ!残念ながら、貴方からは、私と同じ匂いがしますから·····」
「えっえっ どういう事なんやぁ?」
急に話の方向が変わった様に感じた、てやんでぇが咄嗟に言葉を発した。
「シィー!黙って聞いときな」
「ケロ·····」
うちは、紫芍の邪魔にならない様に、そのカエルの口を手で押さえたんよ。
ワナワナワナ
「誰が·····私と一緒やって?笑わせるな!お前みたいな呑気に天女をやっている奴に、あたいの苦しみなんて何一つわかんないわよーーー!分かるわけがないわーーーー!
産まれてきて、物心付いた時から、周りから醜いって言われ続けてきたあたいの苦しみをーーー!
お前なんかに·····お前·····なんかに·····、これっぽっちも理解できる筈がないわぁぁぁ」
徐々に落ち着きがなくなってきた知りたい魔だった。
「あぁぁぁー無性に腹が立つ! あんたって、なんでこんなにも、ムカつくのよ··········。
だから、あたいの目の前から消し去ってやる。あたいは決めた! 今そう決めたのよ!
だから喰らいなさいよぉ! 地獄の耳くそ爆弾を!」
紫芍の言葉が、知りたい魔の逆鱗に触れてしまったのか?
激怒した知りたい魔の複数の耳くそ爆弾が、容赦なく紫芍へと襲いかかる。
ドドドドドドドドッ
「ふっ 私が·····呑気な天女か·····」
今にも、知りたい魔の攻撃が迫っている中、うちは紫芍が、ふと、微笑したかのように見えた。
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「歴史ファンタジー」1000年以上に渡る壮大スト
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「天と魔」何かを巡って対立する勢力【バトル】
「犬猫」人間との関係は? 【愛情】
「欲望」全ての根源? 【煩悩】
「心境の映世 平華絢爛京」都 【豪華絢爛】
「天人、天女」【美少年、美少女】
色々な要素を含んでいる代わり種ファンタジー
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