ちびっ子対決③
《登場人物紹介》
【蓮ちゃん】 プロローグ編の主人公、この物語の 作者。
訳あってあらゆる時代を行き来している天女。
秘密多きピンク色のツインテールの少女。
旧知の友『鶴姫天』を助けに行く為、悪戦苦闘中。
【てやんでぇ】蓮ちゃんに無理やりに連れていかれ
た現在(平華絢爛314年)の天上界に住んでいるカエル。
人間の言葉が話せる「江戸っ子カエル」
【鶴姫天】 蓮花とは、天上界創世以来の旧知の友の天女。
【ねね】 天空の5兄弟の母親。ミアキスの獣天女。夫は、梅虎天。
【梅虎天】 大虎が獣天人になってからの姿。
天上界最強の『妙魂十二天』の一人。
天上界では、多方面に影響を与える重要人物。
ねねの夫であり、天空の5兄弟の父親。
【紫芍】 平華絢爛314年の天界に在籍している物静かな不思議な天女。
【霊獣】 タイムスリップできる亀似の霊獣。
『時空間破壊系タイムスリップ霊獣』
紫芍は、刀を片手にお嬢ちゃん魔に、襲いかかった。
その攻撃を間一髪で避けた!お嬢ちゃん魔の紙袋の切れ端が、桜吹雪の様に宙に舞っていた。
それを横目で確認したうちは、紫芍が、時間稼ぎしてくれている隙にと、てやんでぇの元へと走り込み、身体にへばりついた耳クソの除去を試みる。
「これ····· 素手で触るのん嫌やなぁー おまけに、めっちゃ臭いし!あ~うち、急いでんやけどーどないしょうかなぁ」
ここで、思わず本音が出てしまったレン。
「そ、そんな事を言わずに、早く取ってくれよぉー 蓮ちゃん·····」
てやんでぇが、目に涙を貯めながら、訴えてきた。
ドキッ!
「わ、わかってるよ! ちょ、ちょい待ちやぁ」
てやんでぇの涙目を見て、慌てふためくレンの姿が、そこには存在した。
「うぅぅーーー あっ!見えた」
少々、パニクりながらも、必死にあらゆる手段を思考するレンが、何を閃いたようだ!
そして、速やかにレンは、一冊の本を取り出し、神筆で執筆しだす。
これが、蓮ちゃんの特殊神通力『作者特権』であった。
その一冊の本の文章を、消したり、書いたりする事が現実になるって言う反則級な力だ。
そして、今回その本に、執筆し出現させたものは、たった一つの紙コップだった!?
よし!これなら·、大丈夫!?····と、うちは、その紙コップをてやんでぇの頭上でひっくり返したよ。
すると、一滴の水滴が、てやんでぇの頭に滴り落ちた。
「ケロ?」
頭に一滴の雫が滴り落ち、不思議がってるてやんでぇ。
そして、その一滴の雫を皮切りに、紙コップから大量の水が流れ出したのだった。
ゴッゴォッゴォォォォーーーー!!!
(大量の水が溢れ出す音)
「いったれぇーーー!」
レンの叫ぶ声と共に、紙コップから大量の水が、てやんでぇの頭上を叩きつける。
水の壁で、てやんでぇの姿さえ、見えなくなる程の水量!
「あばっあばっ!ぶぁぶぁぶぁ!!」
流石に、水属性のカエルの、てやんでぇでさえも、その水量の勢いには、立ち向かえずに溺れていた。
「ちょ、ちょい この水は、なんでぇーゲボゲボ」
そのカエルは、溺れながら質問してきた。
「この水はねぇ、てやんでぇが居った天上界のお池の清水なんよ! この清水ならおそらくはって思ったんよ!」
と、淡い希望を抱くレン。
「おおー おいらの池の水かぁぁぁーーー あ~ありがてぇぜ~~ 全てが清く洗い流されていく感じだぜぇ~♩ あ~~~~♩」
あらあら~不思議~♩
まるで、水を得た魚·····いやっ! カエルの身体にへばりついていた耳クソが、その清水の効果により、徐々に洗い流されて行ったわ。
「よし!ビンゴ〜♩」
作戦大成功のうちは、思わず、右手をガッツポーズしたのだった。
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