気がつけば⋯⋯(数千年前)
《登場人物紹介》
【蓮ちゃん】 プロローグ編の主人公、この物語の 作者。
訳あってあらゆる時代を行き来している天女。
秘密多きピンク色のツインテールの少女。
旧知の友『鶴姫天』を助けに行く為、悪戦苦闘中。
【てやんでぇ】蓮ちゃんに無理やりに連れていかれ
た現在(平華絢爛314年)の天上界に住んでいるカエル。
人間の言葉が話せる「江戸っ子カエル」
【鶴姫天】 蓮花とは、天上界創世以来の旧知の友の天女。
【ねね】 天空の5兄弟の母親。ミアキスの獣天女。夫は、梅虎天。
【梅虎天】 大虎が獣天人になってからの姿。
天上界最強の『妙魂十二天』の一人。
天上界では、多方面に影響を与える重要人物。
ねねの夫であり、天空の5兄弟の父親。
【紫芍】 平華絢爛314年の天界に在籍している物静かな不思議な天女。
【霊獣】 タイムスリップできる亀似の霊獣。
『時空間破壊系タイムスリップ霊獣』
バキバキバキーーーガチャーーーーン!
▽ ▽ ▽ ▽ ▽
「あいたたたたぁぁぁーーー!滅茶苦茶すんなぁーあの霊獣⋯」
目が覚めたうちのまだ、ぼやけている視野に、複数の人間の住居らしき木造建築物が映り込んできた。
その住居は、平華絢爛京時代のそれより、簡易で軟弱で、みすぼらしい高床式住居と呼ばれるものだった。
そして、その住居の周りには、水田が多数存在し、、おそらくは、そこで稲作農業をして生計を立てているのあろう農村の風景が、広がっていた。
「はっ! そう言えば、てやんでぇと紫芍は?どこ!」
我に返ったうちは、寒心に堪えぬ思いで、二人の生存を確認した。
「あっ!」
そこには、霊獣の甲羅から放り出された姿のまま、硬直状態のひっくり返っているカエルの姿と、地べたにしゃがみ込んだまま、頭を押さえる、まだ意識が朦朧としているであろう赤紫の混色髪をした若い女性の姿があった。
二人共に、命には別状は無さそうだ。
そして、もうあの荒々しい霊獣の姿も、居なくなっていたのだった。
「よかった! 二人共、無事でー」
安堵したうちは、二人の傍へと駆け寄った。
うちの声に反応したてやんでぇが、おおよそ30cm位は飛び跳ね、我に返ったんよ。
紫芍の方も、頭は押さえているけど、流血は、無さそうやし、その色白い顔に微笑が見られたわ。
「うげぇ~、えれー目にあったケロ! 蓮ちゃんと紫芍も大丈夫の様だな!」
「うん! てやんでぇさん、大丈夫ですよ。蓮花様も」
うちらは、お互いの安否確認を終えると、直ぐさま本題へと入った。
「どうやら、うちらは無事に、数千年前に着いたみたいやね。かなり荒くったかったけどね⋯⋯」
「本当だぜ! どういうキャラ設定にしてんだって、頭を疑ったケロ!」
ムッ!
なんか、てやんでぇの一言が、鼻についたうちは、思わずそのカエルの頭を軽く小突いたわ。
コツン!
「ケロ?」
⋯⋯⋯⋯⋯。
「クスクスクス♩」
それを見ていた紫芍が小声で笑っていた。
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色々な要素を含んでいる代わり種ファンタジー
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