芍薬(しゃくやく)の香り
《登場人物紹介》
【蓮ちゃん】 プロローグ編の主人公、この物語の 作者。
訳あってあらゆる時代を行き来している天女。
秘密多きピンク色のツインテールの少女。
旧知の友『鶴姫天』を助けに行く為、悪戦苦闘中。
【てやんでぇ】蓮ちゃんに無理やりに連れていかれ
た現在(平華絢爛314年)の天上界に住んでいるカエル。
人間の言葉が話せる「江戸っ子カエル」
【鶴姫天】 蓮花とは、天上界創世以来の旧知の友の天女。
【ねね】 天空の5兄弟の母親。ミアキスの獣天女。夫は、梅虎天。
【梅虎天】 大虎が獣天人になってからの姿。
天上界最強の『妙魂十二天』の一人。
天上界では、多方面に影響を与える重要人物。
ねねの夫であり、天空の5兄弟の父親。
【紫芍】 平華絢爛314年の天界に在籍している物静かな不思議な天女。
「きゅるるるる~♩」
!!!
あれ程までに、近づく者がいれば、直ぐさま、襲いかかって来そうなまでに威嚇していた亀似霊獣が、紫芍が近づくなり、その警戒を解き放ち、なつきだしたではないか!
「な、なんでぇー?」
てやんでぇの頭の中は、???な状態。
しかも、周りは先程までは香らなかった、まるでバラのように、甘く華やかな香りが充満していたのだった。
「あ~♩ いい匂いケロ~ 気持ちいい~♩あ~」
ん? どうやら、てやんでぇが、その甘~い香りの誘惑に酔いしれちゃったみたい!
「迂闊だわ!てやんでぇ」
さてはこの香り、直接脳に作用し相手を酔わせる効果があるみたいやね。
「そ、そやけど、どっからなんやの?」
それを感知したうちは、その匂いを吸い込まない為に、息をずぅっと止めて、その香りの発生源を探したわ!
そして、うちは、遂にその原因を突き止めてやったんよ。
「紫芍だ!しかもあのでっかい頭の『芍薬』から発しているわ!しかもこの香りは、その匂いを嗅ぐと、たちまち癒され、リフレッシュさせる効果を持つ『神通力』だわ!だから霊獣も大人しくなったんやね!」
うぐぐぐぐっっっ
「プハーーーー!ゲホゲホ、ハァハァ」
ずっと息を止めていたレンは、その原因が自分達の害ではないと知るや否や、酸素を求めて、めーいっぱい! 息を吸い込んだ。
苦しさのあまりに涙目になっていたレンの瞳に、ぼやけた紫芍が映る。
「よし、よし♩ いい子だね。君は」
完全に紫芍の虜になってしまった霊獣は、気持ちよさそうに、頭を紫芍に擦り付ける。
そして、紫芍は、霊獣と話せるのか?
何やらヒソヒソ話をしていた。
そして、しばらくして、紫芍の口は開いてん。
「この子ね、連花様に呼び出されてから、長い間待たされたから、イライラしたんだって」 「う、うちのせいやったんかぁ~いい!」
反省した振りをしたレンであった⋯⋯。
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「犬猫」人間との関係は? 【愛情】
「欲望」全ての根源? 【煩悩】
「心境の映世 平華絢爛京」都 【豪華絢爛】
「天人、天女」【美少年、美少女】
色々な要素を含んでいる代わり種ファンタジー
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