表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/13

第三話 新メンバー

三話目です。

※今話は三人称視点です。


 トランプが屋敷を出て向かったのは、隣町へ行く人々が進む道から少し離れたところにある小道だった。


 ややうっそうとしているこの道は、トランプが泥棒稼業を行う中で見つけた隣町への近道だ。


 大通りより狭く目立たないため、この道を使うものは自分以外ほとんどいない。


 そう思っていたが、しばらく道を進むと前に人影があることに気づいた。


(私以外にこの道を使う奴なんて珍しいな……って、げっ!)


 トランプの前を歩くのは、先ほど盗みに入った勇者パーティーで「湯沸かし師」とやらをしていた男だった。


(バレてはいないと思うけど、念のためスピードを早めるか)


 そう思い加速した直後だった。



「ちょっと、そこの人! 一回止まってくれ! おーい!」



 その男が声をかけてきた。


(えっ、わたし!? 呼び止められた? もしかしてバレた……? いや、でも)


 トランプは混乱した。


 だがしかし、もし疑われていた場合無視して進むのは得策ではない。


 相手の戦力も未知数だ。


 いきなり攻撃してこないということは、話せば誤魔化しようがあるかもしれない。


 トランプは、急ブレーキをかけ停止する。


 振り返ると男が笑顔で近づいてきて、話しかけてきた。


「いきなりすまない。俺は湯沸かし師のユウリというものだ」


「えーと、私はトランプといいます。え……っと……。なんすか?」


 トランプは緊張しつつも、できる限り怪しく映らないよう心がけながら話す。


 しかしそれを受けてユウリが次に言ったセリフを聞いて、トランプは困惑する。



「俺とパーティーを組まないか?」



 なぜ?


(まさか、わたしが泥棒だとわかってからかっているの? ──あと、お湯沸かし師ってなんだよ!?)


 トランプの混乱をよそに、ユウリは続ける。


「よし、決まりだな。これからよろしくトランプ。ちなみにトランプは、普段何をやってるんだ?」


「え? あ、えーと……。じ、自営業……」


「そうか、いいよな、自営業!」


「お、おう……」


 目の前の男は自営業の意味を理解しているのか、湯沸かし師とはなんなのか、そしてそれ以上にトランプが一番気になっているのは、なぜ自分はいつの間にかユウリのパーティーメンバーということになっているのか、ということだった。


「さて、トランプ。今日はパーティーメンバーの長として、俺からお前に話がある」


「いきなりっすね」



「トランプ、お前は今日でパーティーメンバーをクビだ! お前のような無能はうちのパーティーにはいらない! 早く出ていけ!」



 えぇ……

次回は明日投稿予定ですー

よろしくお願いします(・u・)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ