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第2話「お前の名前は?」
俺は公園で捨てられていた子猫を連れて帰り一緒に暮らすことになった
「暑くてごめんな、エアコン今日中に直してもらえるから、それまでは扇風機で我慢な」
「にゃ〜」
暑くて申し訳ないと思いながら子猫を扇風機の真ん前に座らせ涼ませていた
そんな子猫を見てふと思ったことがある
「お前、名前なんていうんだ?」
「にゃ〜」
「猫だから喋れないよな」
「にゃ〜」
そんな当たり前なことを言うと俺は子猫の名前を必死に考えた
猫にとって、これからずっと呼ばれ続ける名前だから、適当につける訳にはいかない
「名前どうするか〜、」
「お前を拾った時は快晴だったから〜、」
「ん〜?」
悩みに悩んで子猫に付けた名前は...
「よし!お前の名前は今日から【あお】だ!」
名前の由来は子猫を拾った時、空は快晴で青空が空いっぱいに広がっていたからだ
「よろしくな!あお!」
「にゃ〜!」
子猫は【あお】という名前を気に入ったらしく
元気よく「にゃ〜!」と鳴いた
こうして、子猫の名前は【あお】となり
あおと俺との2人暮しが始まった