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第1話「お前も俺と一緒か...」
20歳にもなって働かない俺は両親や親戚からも見捨てられ、1人暮しをしていた
「あっち〜、エアコン壊れてる時に限ってなんでこんなに暑いんだよ、治るまで外に涼みに行くか〜」
今日は今年1番の猛暑、こんな暑い日にエアコンが壊れるのは最悪だ、そう思いながらいつも通っているゲーセンに向かっていた
いつものように通り道にある公園をすぎようとしたその時だった
「にゃ〜」
公園に捨てられていたダンボールの中から猫の鳴き声がしたダンボールを覗いてみると、中には生後半年くらいの子猫が1匹入っていた
「お前も捨てられたのか?」
「にゃ〜」
「俺と一緒だな…」
「うち来るか?」
「にゃ〜」
それが俺と捨て猫の出会いだった