3話 ポンコツ
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ーダンジョンに潜ってから2時間が経過した
「はあ、はあ、やっと倒したか…」
ダンジョンに潜って2時間、俺たちがいる1階層
にはゴブリンやコボルトなんかの新人向けの
モンスターがいる、
そして俺たちはゴブリン相手にボロボロになりながら何とか倒した
「ちょっと待てお前ら」
「な、なによ」
「なあエヴィ……お前剣が使えるって言ったよ
な?」
「……」
「言ったよなぁ?…」
「ボソボソ…使えるっていうか…使いたいっていうか… ボソボソ」
「なにボソボソ言ってんだ?」
「そ、しょんなこと言ったらリアだって!…」
「あ?」
「ごべんなざい…謝るから!だからそんな怖い顔し
ないでぇ」
「お、おい分かったら、、抱きついてくんなっ」
「ごべんなざぁい」
クールな女………
を、きどっていたエヴィは、鼻水を垂らしながら
泣きついてきた、、、
俺の装備はエヴィの涙と鼻水でベトベトだ…
「あと、リア!……戦闘については文句はない!」
「は…はい」
「だが、なんでお前は先に突っ走る、
なんであんな分かりやすい罠にかかるんだ!」
「うぅ…すみません、つい …
張り切りすぎちゃって」
そう、初のダンジョンで俺たち…
いや、俺を待っていたのは地獄だった…
エヴィは剣が全く扱えず、攻撃があたっても
ダメージがほとんどない、ステータスのSTRが
絶望的に低いのだろう、、
そしてリアは、エヴィとは逆で戦闘能力は普通に
高い、、、
だが、こいつは俺の指示を全く聞かない、と言うか聞いてるのに、罠があると言っているのに引っかかる
明らかな落とし穴などの罠に気づかない…
こいつはステータスのINTが絶望的に低いのだろう
いわゆる、バカだ…
「はぁ……まあいい、今日は切り上げてギルドで
今後について会議をしよう」
ギルドに戻った俺たちは換金を済ませ、
会議を始めた…
「まずそれぞれのステータスを確認しよう」
「はい…」
「はい…」
アルクレト
STR(攻撃) 73
DEF (防御) 80
INT (知力) 197
AGL (敏捷) 142
DEX (器用) 138
「俺はこんな感じだ、罠察知や危機察知、毒や麻痺、
デバフ、なんかが出来るから最初話したとおり、サポート的な役回りになる
DEXはそこそこあるが、STRが低いから遠距離や近距離の武器は扱えるが、最初話したとおり補助的なものになる」
エヴィ
STR(攻撃) 20
DEF (防御) 405
INT (知力) 110
AGL (敏捷) 70
DEX (器用) 35
「やっぱりか………ん?…ええっ!」
(STRが絶望的なのは思ったとおりだが、なんだこのイカれたDEFは…)
ステータスの初期値の平均値は100前後だと言われている、
INTとDEXは才能的なもので数値の変動は
あまりないから例外だが
それ以外は130あればDランクレベルだ...
こいつのDEFは400越え、それはSランクレベル
(まあ、他のステータスはゴミもいいところだが…
というか、よくこのSTRとDEXで剣なんて
使おうと思ったな、死にたいのか?…
あ、DEFが405だから死なねーのか……)
リア
STR(攻撃) 160
DEF (防御) 120
INT (知力) 57
AGL (敏捷) 130
DEX (器用) 125
(うん、こいつも思ったとおり、
戦闘能力はCランクにも劣らないが……バカだな
そりゃ、あんな分かりやすい罠に何度もかかるよな…)
「うん、よく分かった今日もう1回作戦をねってくる、それで明日ダンジョンに行ってみよう」
「すみません…お願いします」
「ありがとう、たのんだわ」
ーー1時間後、宿
「よし、これだ…これならいける、少し心が痛むが、俺とルナの生活のためだ…ははっはははっ…」
(アル兄…すっごい悪い顔してる…大丈夫かな)
ーー翌日、放課後
「ね、ねえ、うそでしょ?私を殺す気?ねえ!
アルさん!?」
「いや、大真面目だ、安心しろDEFはSランクなんだ、 お前は死なん」
「アルさん、それなら確かに昨日みたいにはならない でしょうけど…その…なんていうか…」
「しょうがないだろ、俺は生活のために稼がないとい けない、エヴィもだろ?」
「そ、そうだけど!」
「じゃあ、これが最善策なんだ、俺だって心が痛む…だけど仕方ないんだ」
「なにが心が痛むよ!
朝からニヤニヤ悪い顔してたじゃない!ゲス!ゲス男!」
「じゃあ、お前はここにいろ
俺とリアで何とかするよ、じゃあな今まで楽しかったよ 行くぞリア」
「は、はい」
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ、分かったから!
やるから!私もダンジョンいくから!」
と、まあ、ひと悶着ありながら俺たち3人は
ギルドへ向かった…
ーーワイワイガヤガヤ
(やっぱ騒がしいなここは……ん?あれって…)
「おい、ゴリ!お前ゴリだろ?」
「あ?誰がゴリだって?」
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次話 新体制でダンジョンへ挑みます!