プロローグ
ロボットが好きな自分が、頭の中で想像したロボに色々ストーリーとか付け加えて小説にしてみました!
初投稿ですが読んでいただけると嬉しいです!
「先頭部隊!後方へ!後ろの狙撃部隊は奴らを一匹残らず撃ち殺せ!」
1メートルほどのバットと剣を足したような形をし、淡く紅に光る棒を持った男が叫ぶ。
そんな男と、その周りには同じような装備を持った兵士たちが前衛と後衛が後退しつつ後衛の部隊から、赤、青、黄色、緑、他にも様々な色の光が鮮やかに空へ向かっていく。
光は弧を描きながら空を舞い、そして三百メートルほど離れたところに着弾し、激しく、それぞれの鮮やかな光を発した。
光の中ではその鮮やかさとは裏腹に様々な生き物が悶え、朽ち果てて行く。
生き物は人型やケンタウロス、巨人のような物、形はそれぞれ別々だが、どれも胸と思われるところに、赤黒く光る結晶体のようなものがある。
「隊長!敵の戦力は残り二%ほどです!」
「そうか、そのまま殲滅しつつ前線をあげろ!!」
またあるところでは一人の男が喜んでいた。
「やっとできた!これで歴史が変わるぞ!これが我がラボの誇る最強の兵器だ!」
ある男がそう叫ぶと同時に歴史の歯車は大きく狂い始めた。
先ほどの戦場ではその歯車に反応するかのように新しい報告が流れてくる。
「上空から大型クリーチャー出現!我が中隊では対応できません。軍団以上の規模でないと倒すことができません!」
「軍団規模、、、」
(我が中隊は百五十人ほど、軍団規模となると三万人以上の兵力がいる、、、)
「全部隊後退!本部へ早急にこの事を報告せよ!」
「はっ!」
この世のものとは思えないほどの大きさ、全長数キロはありそうなトカゲと鳥を合わせたような禍々しい生き物が空を覆った。