この場所に家を建てた理由をとても知りたい
おはようございます!
平日投稿人のGONJIです。
今週もよろしくお願いいたします!
奈良県と言えば古墳だらけです
犬も歩けば古墳に当たると言われる(言わへんけど)ぐらいその辺の田んぼの中に盛り土があったらそれが円墳だったりするのです
私は古墳好きの奈良県民の友人と二人で古墳めぐり同好会とか、古墳探索協議会とか、古代史跡を巡ろうの会とか、その都度名前を変えながら(ようは決まっていないということです)蛇が出没するであろう季節を避けて古墳めぐりをしています
今年も春先の蛇がまだお休みの時期に奈良盆地西側の葛城方面から御所、飛鳥経由で奈良盆地東側の天理、桜井、方面にかけて友人の自家用車で、さらに友人の案内と運転というまさに友人におんぶにだっこという状態で巡らせていただきました
途中奈良盆地のど真ん中辺りで昼食をとりましたけどね
そんな中で友人がこれは「へ~!」と思うから是非とも見てほしいというとある場所へ案内してくれました
天理市から国道169号線を南下して行くとそこら中に大小様々、形も様々の古墳が出てくるそんな風景を見て、やがて天理市から南隣の桜井市に入ると卑弥呼の墓と伝承のある箸墓古墳に出て、大和一宮の三輪山をご神体とした大神神社に至ります
さらに南下すると近鉄大阪線とJR万葉まほろば線の高架をくぐり抜けて国道165号線との交差点に到着します
その交差点を左折して国道165号線に入ると桜井市から宇陀市方面に向かうことになります
ちなみに宇陀市には有名な又兵衛桜と呼ばれる枝垂れ桜がありまして一説には樹齢300年ともいわれ、幹周約3m、高さ約13mもあるらしいのですが、これが春の開花シーズンとなるとそれは見事な花を咲かせてくれて圧巻な姿となりほんと観光客で賑わうのです
知る人ぞ知る桜です
交通の便が悪いのですが是非一度行って見てください
話を戻しますが、この宇陀方面へ行く途中の国道165号線から、車はとある山の方へ続く辻の方へ入りました
この先は山道になりそうで行きたくないよなぁ・・・
と思っていると「あれ?一筋間違えたかな?」と友人が言い出して、また国道165号線へ戻りました
次にさっきとは違う辻へ入る・・・
でもねぇこの辺りは山と狭い田んぼの間に民家が何軒か建っているような場所で風景も似たりよったりで大差がないのです
私なんて全然土地勘がないからまったく覚えられません
さて、とある家の高級そうなブロック塀の前を取り越した時に友人が「ここや!」と言い、バックでその家の前に戻りました
山へ続く坂道に面した家で周りはその高級ブロック塀がそびえ立っていました
見上げるとその高さ3メートルぐらいの塀の向こう側に大きな家が建っていました
でも旧家ではなく昭和時代辺りに建てられたような家でした
山道に面した土地なので家を建てる時は盛り土をして平地にしないといけなかったようで、こんなにも高い塀が出来てしまったのでしょう
さて、そんなブロック塀の下から1メートル程の高さのところに、ちょうどブロック・レンガが2枚ほど抜けたようなところがあって中が覗けるようになっていました
中を見ると・・・何やら空間があって中に石の塊が見える・・・
「あっ!これは石棺ちゃうの?」
友人が微笑みながら「そう、これは古墳の中にある石室と石棺だよ、この家は古墳の真上に建っているんだ」
経緯は解りませんが、真上に家屋を建てて住んではるんですよ
びっくりします
住んでいて何の影響も無いんでしょうかね?なんて勝手に思ってしまいます
躊躇は無かったのか?
いや、ひょっとしたらこの古墳の被葬者がご先祖さまで墓守してはるんかなぁ・・・
ドライブスルーのように車から降りずに観察できた驚愕の古墳でした