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エッセイ

春は苦手

作者: HOT-T

 私は春が苦手である。

 寒い冬を終え、ポカポカと温かくなってきて美しい花々も咲乱れる。

 某会社の作品だと恋の季節だと皆が浮かれ、年老いたフクロウがうんざりしていたが私はそのフクロウ側に近いかもしれない。


 春は苦手というと『転勤とかで人間関係変わるものね』と言う方がいる。

 否定はしないが多分こういう人は陽キャな人かなぁと思う。

 クラス替えとかで『また同じクラスだぁ』とか『クラス変わっちゃったけど友達だよ』とかやってる人達だ。

 

 人間関係の変化は確かに制維新に負担をかけてくるものでもあるが私の様な人間にとっては大した変化でもないと思っている。

 ガワの形が変わっただけで自分の収まる場所やポジションはたいして変化がない。

 そういうメンタル構造なので職場などでの環境の変化には確かに強い方だと思う。

 ただ、人間関係に置いての進展も非常にわずかでしかない人間だと思う。


 そもそも、今の職場は年度が替わったから異動というルールはない。

 年度の途中だろうが動くときは動く。

 むしろ『誰か異動させたら代わりの人連れてこい!!』と火を噴くことがあるくらいだ。


 さて、私が春が嫌いなのには理由が2つある。

 

 1つはフクロウ的な理論だが『浮かれている人たちがしんどい』である。

 ニュースをつけたら大勢で花見をしていて楽しそうな人々が映るのだがあれがしんどいのだ。

 桜は確かに綺麗だと思うが何故あんな騒げるのだろう?

 一度、若い頃ゼミの花見に参加したことがあるがあの途方もないはしゃぎっぷりにはついていけなかった。

 あれから年齢を重ねて色々な状況を楽しむというスキルは得たものの、あのテンションはダメだ。

 むしろ皆が騒いでいる横で弁当のごみを片付ける役に回っているのが私だと思う。



 2つ目は寒暖差である。

 あれ、割と普通なのが出たかな?と思われるかもしれないが寒暖差は本気でマズイ。

 最近だと昼間は暑くて仕方ないのに夜になると急激に冷え始める。

 こうなると私は寒暖差アレルギーで全身に蕁麻疹が出てしまう。

 掻いてはいけないというのは知識で知っている。それでもあらがいがたいくらい痒くて眠れなくなり寝不足になり風邪をひきやすくなりという最悪のコンボだ。

 しかもこの時期は花粉まで舞っているので空気清浄機がフル稼働だ。

 目は痛い、鼻はむずむず。もうどうしようもない。


 というわけで春は私にとって厄介な季節なのだ。

 夏の暑さにも弱いが夏には冷房というアイテムがあるからまだ大丈夫。

 春は本当に……ダメなのだ。

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