1章 終話 再禍
「9年前も…こんな感じだったね…。」
「そう…でしたね…。私も…弟がそれに巻き込まれて…レンは…霊を…見たって…それで…悪夢にうなされてて…。」
「私も…現場で唯一の生き残りで…恨まれて…憎まれて…蔑まされて…。それでも…それなりに頑張ってたのに…!」
ギュッ
「…!!」
「…。」
「恨んだりしないの…?」
「しませんよ。私もある意味生き残りだし…。それに私たち、友達じゃないですか。」
「とも…だ…ち…?!」
「はいっ!」
「…! 嬉しい…!こんなの、初めて…。なのに…。」
「初めてじゃないでしょ。教室でのやりとり、忘れたなんて言わせないよ!」
「うんッ!!」
「ごめんね。こんなことしかできなくて…。」
「ううん。愛菜実ちゃんなりに心を掴んでくれたんだよね!ありがとう♡」
「は…恥ずかしいだろ…チワ。」
「なんか他に無かったの!? …それよりも!」
「そうだったーーー!!!!」
…。
「どうすれば…」
「道を作れなくもない…けど、もう身体が…」
ガタッ
「へ?」
フォオォオオッ!
「炎がッ!?」
もう終わりだと悟った…その時だ。
「…入江…さん?」
あのときの少女が光に包まれそこにいた。そして別の姿も。
「相田愛菜実さん、神楽恋那さん、孤影知世さんだね。僕は高野 宏神。君たちに話がある。来てくれないか。」
1章 学院崩壊と蘇りし災い 完




