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旅人の訪問

太陽の国「アイオス」...

この世界にある国の一つである。この国の端にある小さな村「モニーグ」にある一行が訪れた。

?「こんな山奥にも村があるんだな。」

??「昔の戦争で、生き残った兵士達が住み着いたことから生まれた村らしいですよ。」

???「どうでもいいけどさぁ、さっさと飯が食べたいよ...」

????「もー、貴女はいつもご飯のことしか考えてないんですから。」

?「ハハハ...」

?(しかし、この世界に来てからまだ何も分からないからなぁ、ここで何か分かればいいけど。)

黒髪の彼の名は清水宗助、この世界の神の気まぐれによって転移された人間の一人。

元々普通の高校生だったが、ある日自宅で寝ていると、突然この世界に転移されてしまったらしく、更に全属性魔法が使えるようになった。

彼はこの全属性魔法をなるべく良いことに使おうと国内の旅をしている内に、金髪のツインテールで、平均的な身長の割にブカブカな服を着た魔法使い「ラパン」女子の中で一番背が高く、白い短髪の格闘家「カナン」そしてとても清楚な服装で、水色の髪をした貴族の娘「アラン」を仲間にし、旅をしていた。

アラン「とりあえず、この村の人に会って話をしましょう。ご飯はその後です。」

宗助「そうだな、何処かに誰か....」

宗助は村の入り口で見渡すと、野菜を入れた籠を背負いながら歩いている村人を見つけた。

宗助「あのすいません!」

村人「ん?なんだあんたら旅人か?」

村人は宗助達に近寄り、聞くと宗助はそうですと答えた。

アラン「お恥ずかしながら、実は私達の手持ちの食料が底を着いてしまって、どうかほんの少しでもいいので食べ物を分けてもらいないでしょうか。」

アランはそう言うと、村人は自分じゃ無理だと言って、宗助達を村長の家に案内した。

?「ようこそ旅人方。私はこの村の村長を務めておりますガニアと言う者です。」

70~80歳に見える老人は言うと、宗助達にパンや肉、果物などを振る舞った。

カナン「やったー!ようやく飯にありつける~!」

宗助「おいカナン、少しは遠慮しろよ。」

カナン「はいはい、分かってるって。」

カナンはそう言いつつ、出された物を手当たり次第に食べ出した。

宗助「おいおい、言ったそばから...すいません村長。」

宗助はカナンのがっつきに呆れつつ、村長に謝った。

ガニア「ハッハッハ、良いんですよ。どんどん食べてください。」

ガニアは笑いながら言った。すると、ラパンは出された果物を少し見て、ガニアにあることを聞いた。

ラパン「あの村長、つかぬことをお聞きしますが、この村ってもしかして獣の被害とか会ってますか?」

宗助達「え?」

ガニア「ほぉ、どうして分かるんですか?」

ラパン「この村を通る時、ちらっと畑を見たのですが、周りを柵で守ってましたよね。それにこの果物「モゴラテ」ですよね?これは人間以外の動物にはこの甘酸っぱい匂いのせいで、あまり狙われないから他の出される果物よりも一番多いんですよね。私の村でも、同じ事がありましたから...」

ラパンの言った通り、この村では最近山の動物のせいで、畑などが荒らされていた。しかし何故か村長は、この話を聞いてもあまり困ってはいなかった。

ガニア「あぁ大丈夫ですよ。そのことなら...」

カナン「そうだ!その獣、私達で討伐しよう!ご飯くれた御礼に!」

カナンが大声でそう言うと、他の皆もカナンの提案に賛成し出した。

ガニア「あぁ...いえ、しかし...」

宗助「あー村長、ご安心下さい。僕たちならその獣を討伐出来ますから。それに僕達、こう見えても結構強いですから、心配ご無用です。行こう皆!」

宗助はそう言うと、皆を連れてそのまま外に出てしまった。そしてアランは村長達に一礼し、宗助達の後を追って出ていってしまった。

村人「村長、いいんでしょうか?行かせてしまって?獣の討伐は‘あの子達’に任せたはずなんじゃ...」

ガニア「うーん、せめて喧嘩せんでほしいのじゃがのー...」

ガニアは窓から見れる山を見ながら言った。

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