神々の国
みなさんどうも初めまして。自分は小説を書くのは初めてですが、どうしても書きたい話があったので、思い切って始めました。なるべくみなさんでも読みやすいように頑張りたいです。この話はとある双子が異世界転生者を倒すなどをする話です。気楽に見てくれればうれしいです。今後とも、宜しくお願いします。
神々の国「ヌトロス」....
この世界の遥か高い空にあらゆる神が暮らしてる国。その下にある下界を見下ろしながら、ため息を吐いていた女神がいた。
?「は~ぁ」
そこへ一人の神が近寄り、聞いた。
??「どうしたのですかため息なんかついて?下界に何かご不満でも?」
?「あら、クリオ様。」
女神に話掛けたのは寒さの神「クリオ・コラル」この世界の寒さなどを司る神。
クリオ「私が大寒波でも起こしましょうか?」
?「やめてください。別に下界そのものに不満があるのではありません。」
女神が真面目にそう答えると、クリオは冗談ですよと微笑した。
クリオ「じゃあ一体何に?」
クリオがそう聞くと、女神はまたため息を吐き、こう言った。
?「...転生者ですよ。」
クリオ「転生者?...まさか我々の仲間や祖先が、ただの気まぐれや興味本位などで前世の記憶や強力な魔力を持たせたまま転生させた者達ですか?」
人には必ず死があるが、これはただ魂が古びた体を抜ぎ、新しい世界と体で生まれ変わるものだが、この世界では人は前世の記憶を消す代わりに、魔力を受け継ぎ、生まれ変わらせるのがこの世界の掟である。
?「本来の転生者は前世の記憶を消すのが、この世界の常識です。ですが、近頃はくだらない理由などで前世の記憶を持たせたまま転生させるのも居れば、挙げ句の果てには強力な魔力や訳の分からない能力を持たせて転生させる神だって居ます!」
女神は少し苛立ちそうに言った。それを聞いたクリオは苦笑いで言った。
クリオ「ハハハッ、でも仕方ないですよ。当時はもっと上の人が世界の魂を管理しておりましたから。いくら我々でも、上級の神に対して異論を言うのはどうなのかと...。それにここ最近、人間達がとうとう転移魔法を手に入れたらしいですよ。」
?「だからといって、そのせいで下界にどれだけ迷惑を掛けてるか。このままじゃ世界の秩序が乱れてします!」
クリオ「さすが掟の神ですね。」
?「当然です。当時はともかく、今では神々の上下関係なく、全ての神が魂の前世の記憶を消すことが掟です。」
クリオ「しかし、今あの世界で前世の記憶と強力な魔力で転生した者や人間達に転移された者はどうしますか?我々が直接手出す訳にはいきませんからね。」
クリオは質問すると、女神は下界を再び見下ろし答えた。
?「そこなんですが、心配入りません。いずれ現れますよ。」
クリオ「何が?」
?「転生者に反する異端者が...」