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手記
手 記
―奴等突然現れた。それは二〇二五年の夏の事だ。奴らは世界平和を取り戻したこの地球に再び災いをもたらした。目の前に現れた、小山の様な鋼の巨人。鋼の躰を持ち、神通自在に駆け巡り、只管艦砲射撃や機銃掃射を浴びせても、奴等はビクともしない。僕は反撃に倒れ行く戦友たちを只指を銜えて見守る事しか出来なかった。奴等は現代の地球に現れた「死神」なのである。
希臘軍少佐・ハリラオス「二〇二五年・死神遭遇記」
手 記
―奴等突然現れた。それは二〇二五年の夏の事だ。奴らは世界平和を取り戻したこの地球に再び災いをもたらした。目の前に現れた、小山の様な鋼の巨人。鋼の躰を持ち、神通自在に駆け巡り、只管艦砲射撃や機銃掃射を浴びせても、奴等はビクともしない。僕は反撃に倒れ行く戦友たちを只指を銜えて見守る事しか出来なかった。奴等は現代の地球に現れた「死神」なのである。
希臘軍少佐・ハリラオス「二〇二五年・死神遭遇記」
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