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妹は最強説、そして俺は…  作者: 小高清十路
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第1話

さて、まずはこの世界の情報を集めるとするか。


まずは、この世界のお金の仕組み等々を調べなければならないので、とりあえず周りの人に聞いてみるとするか。近くに野菜が売っているお店があるので晴香を連れて聞きに行く。店の前には僕より少し身長が高いおじさんが立っていた。


「すいません、ここら辺にこの町の情報が得られることができる場所ってありますか?」

「君はこの町が初めてかい? それだったらこの道をまっすぐいったところに町の役場があるからいってみるといい、もし身分証を持っていないのなら作ったほうがいいぞ。 もし、持っていないところを警備兵にばれたら奴隷として連れていかれるぞ、気をつけな」


僕はお礼を言ってその場を去った。


この世界には奴隷制度があるのか、あまり気分はよくないな。少し変な気分になった。妹も少し顔をしかめているところを見るとたぶん考えていることは同じだと思う。


そんなことを考えているといつの間にか役場らしき建物の前に着いていた。晴香と扉をくぐると中には カウンターが入ってすぐ目の前カウンターがあって、その横では体格のいい男たちが食事をしている。

俺は周りを気にしていると晴香が俺の手を引っ張ってカウンターの前に連れてきてくれた。


カウンターには、体格のいい男の人が座っている。俺は恐る恐る声をかける。


「あのー、すいません。ここで身分証を発行したいのですかどうしたらいいですか?」

「わかりました。それでは横にある石の台座に右手を置いてください。そしたら下の隙間から紙が出てくると思うので出てきたら僕に渡してください。」

(見た目によらず丁寧な口調だなもしかして優しい人なのかも。まあ、人は見かけによらないと聞くしな)


説明を聞いている途中に既に晴香は台座に手を置いていた。すると言われたとうりに、下から紙が出てきた。次に俺も手を置く、同じように紙が出てきた。俺は晴香の分と一緒に紙を渡す。


するとカウンターの人が少し顔を歪める。俺が気になっているとカウンターの人が口を開いた。


「これはすごいですね。私もこれは伝説だと思っていましたが、ほんとにあるとは思はなかったですよ。」


たぶん俺のことを言っているのだろう。こういう場合たいてい最強になれるスキルみたいなものだろうな。


「すごいですね、お嬢ちゃん!」


ん、今なんて言った。俺じゃないのかよ。残念すぎるでしょ。さすが晴香だなとしか言いようがないな。で、どんなものなんだろう?


「ちなみに、どんなものなんですか?」

「それが、聞いたことがあるだけで詳しく知らないんですよ。それとあなたの方はスキルがありませんね。大抵の人は何かしらのスキルを一つは持っているはずだけど、ある意味珍しいね。」


これは褒められているのかわからないがとても悲しい。なんでもいいから欲しかったなー。大体、こういう時って大体すごいのを引くはずなのになー。晴香は隣で喜んでいるし。


そうだ、俺はこの世界の仕組みを聞くことを忘れていた。これを聞かないと何も始まらないからな。


「すいません、この世界ってどんな世界なんですか?」

少し質問が少しおかしいが大丈夫だろう。すると答えてはくれたものの、とても長かったので省略する、晴香なんて途中で飽きて立ったまま寝ていたし。とにかくまとめるとこんな話であった。


この世界には様々な種族の生命体が存在している。この世界の人々はスキルといって基本的には一人一つ持っていて稀に複数持っているものがいるという。初代剣姫は三つ持っていたらしい。さらにこの世界には、神器というものが存在し、全部で七つ存在するとされていて今までに確認できているのは五つだけである、他の二つはまだ見つかっていないらしい。さらにその五つの神器はこの世界にある五つの国の国王がそれぞれ持っているとのこと。ここは一番西にあるエスタリア王国で、ちなみに、この国の神器は、 バージュラといい雷を操るとか。ほかの国は余り興味がなかったので聞かなかった。簡単にまとめるとこんな感じだ。


俺は大体を理解したので晴香と一緒に役場を出て、さっき教えてもらったスキルのことをよく知る人のところに向かうことにした。

誤字脱字があればお願いします。

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