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偽りの世界での暖かい出来事  作者: 花林
一章 春先の出来事
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2

私達は、高校に行きながら桜を見ていた

そんなのんびりしてて大丈夫なのかって?それ私も思うんだよね。でも玲奈が高校近いって言うからまぁ大丈夫なんじゃないかな?

そんな自問自答してるときに玲奈がいきなり肩を強く叩くからビックリして玲奈の頭を軽く叩いてやった

「痛い!なんで頭を叩くの!!」

「え、だって肩を強く叩くから、つい?」

玲奈は、そんなことより……なんて続きを話してくるから、ちょっとだけ耳を貸してあげた

「あの生徒ってこっちと同じ高校の人だよね?にしてもなんか良い意味で目立ってない?」

生徒?私はそう聞いてちょっと辺りを見回してみた。

あ、いた……確かに良い意味で目立つ。

その生徒は、男なのに黒の透き通るような髪、モデル体型でクールな振る舞い

「瑠奈が気に入りそうな人だねー?」

「そんなことないよー、確かに気に入るけど、そこまでは」

絶対にあとから気に入ると思うんだけどね

さっきの男の人は桜を片手で取っていた。なんでこう格好いい人はやることも格好いいのか……理不尽だ

「まぁ、あんな格好いい人には彼女がいるという法則がかなりの可能性であるんだよね……」

玲奈はガッカリしたように静かに言っていた 狙ってたのか

「さてとそんな他人の恋人事情は置いといて、真面目に学校行きますかね」

今までの登校は真面目じゃなかったのかよ、そこも玲奈のおもしろいとこだからいいんだけど

私も桜を片手で掴もうとしたけど、失敗してしまった

(ああ、これは近いうちにヤバイことが起きるかもしれないな)

なんて思いながら玲奈の後ろをついて行った






「到着ー!ほら案外すぐに着いたでしょ?今日はちょっと遊んだけど本当ならもっと早くに着くよ」

「そうだね、意外に早くに着いたのはいいけど……どうしてこんなギリギリな時間になるわけ?」

ありえない、あんなに早く着くなんて行ってたのに ギリギリになったのだろう……

「そんな細かいことは気にしない気にしない!さてとクラス編成見に行こ?瑠奈と同じクラスになれたらいいなー!」

細かくはないとは思うのだけども、まぁ玲奈らしくていっか

クラスか……玲奈と同じクラスになれたら心強いとは思うんだけどさ とにかくうるさいと思う

「絶対に玲奈と同じクラスになったらうるさいと思うな」

「うるさいところが私の取り柄ですからね。あ!どうやら私と玲奈は同じクラスらしい!やったね!」

うるさいところは否定しなかった。そして私はどうやら玲奈と同じクラスになったらしい まぁ、いっか

それより、これから楽しく過ごせたらそれでいいんだよ


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