第三章 人物紹介
とりあえず学園関係者だけ並べました。
随時追加していく予定です。
【リビティウム皇立学園】
●ジル(シルティアーナ) 13歳。一人称は『私』。
元リビティウム皇国のオーランシュ辺境伯の五女で、闇の森の魔女レジーナに拾われ魔女の弟子となる。
その後、姉弟子のクリスティアーネ・リタ・ブラントミュラーの(名目上)養女となり、ジュリア・フォルトゥーナ・ブラントミュラーを名乗るも、紆余曲折あり現在はジュリア・フォルトゥーナ・グラウィスとなっている。
さらに見た目は瞳の色以外は母親のクララと瓜二つなため、レジーナが施した認識阻害の魔術で「平凡に見える」よう細工がなされているが、地顔が良すぎて「並みの美少女」という風に見られている。
●ルーク
本名ルーカス・レオンハルト・アベル。13歳。一人称は『僕』。
大陸東部にある最強最古のグラウィオール帝国皇族で公子。
ジルのことが好きで結構モーションをかけているのだが、いまのところ「良いお友達」に留まっているちょっと不幸な少年。実際のところ、ジルの方はルークの好意に気が付いているフシもあるが……。
皇都においてとある切っ掛けで風使いの能力に目覚めて、将来の竜騎士を目指している。
●セラヴィ
セラヴィ・ロウ。13歳。一人称は『俺』。
リビティウム皇国属国ユニス法国聖女教団の司祭位も持っているが、平民の出の為いろいろと不遇な境遇にある。
学園へは奨学生として入学しており、将来成り上がる為に裏組織などとも親交を結ぶなど工作もしている。
現在、生徒会執行部に所属している。
●ヴィオラ
ヴィオラ・イグナシオ・サフィラス。13歳。一人称は『僕』。
大陸西部域デア=アミティア連合王国主要国であるサフィラス王家の王女……だが、普段から男装をしていて、女の子好きを公言してはばからない麗人。
濃い菫色の髪で長身。別名『紫陽花の君』。見た目と趣味はアレだけど結構常識人。
●リーゼロッテ
リーゼロッテ・ユーリア・シレント。13歳。一人称は『妾』。
リビティウム皇国中枢国シレント央国の第三王女で、別名『アイリスの姫君』。
灰色がかった金髪を見事な縦巻きロールにした高飛車系お嬢様。こちらも中身は割りとマトモ。
●ダニエル
ダニエル・ヨハンネス・ラーティネン。14歳。一人称は『俺』。
グラウィオール帝国政策顧問のラーティネン侯爵家の嫡男。
ルークとは昔なじみで、腐れ縁の仲。
お調子者で軽薄なところもあるが、ルークのことは手のかかる弟のように思っている。
【生徒会執行部】
●バリー・カーター
生徒会長(執行部長)。15歳。一人称は『私』。
ユニス法国の伯爵家四男で、聖女教団助祭の資格も持っている。
眼鏡をかけた神経質そうな見た目の男。
特権意識にまみれた貴族。
●エリアス
エリアス・ヤン・バルテク。14歳。一人称は『僕』。
リビティウム皇国シレント央国のツァレトカ伯爵の陪臣で、準男爵の三男。
貴族とは名ばかりの貧しい家の出身で、学費などのために生徒会に在籍している。
良くも悪くもごく平凡な生徒。
【教職員】
●メイ・イロウーハ
学園の理事長で最高権力者。年齢不詳(見た目15歳前後)。一人称は『あたし』。
『爆炎の支配者』『炎の魔女神』『超帝国の切り札』などと呼ばれ恐れられる世界最高最強の魔術師で、レジーナの師匠にも当たる人物。
ジルの秘密をすべて知っていて、今以上に力をつけさせるべく特別講義を買って出る。
10/15 一部修正しました。
デア=コンコルディア連邦共和国→デア=アミティア連合王国
こちらは前作の『吸血姫』と足並みを揃えさせていただきました。