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リビティウム皇国のブタクサ姫  作者: 佐崎 一路
第六章 神子姫 那輝[15歳]
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再会の挨拶と庵の新築

《五日前の話》


 目立たないように日中はフィーアの早足で地面を疾走し、夜間や峡谷、山脈などどうしても地形的に飛ばなければならないところだけ飛ぶ形で、大陸を反時計回りに十二時の位置から二時のところまでぐるりと巡ることニ巡週(二週間)あまり。

 ようやく見えてきた地平線の彼方まで鬱陶と広がる広大な樹海を前にして、私は感無量の想いを口にしていました。


「ただいまっ、【闇の森】(テネブラエ・ネムス)! やっと帰ってこれたわ」

「あお~~~ん(ただいま~~っ)!!」


 同じく私たちを背中へ乗せたまま私の使い魔(ファミリア)にして〈天狼(シリウス)〉のフィーアが、森へ向かって元気な咆哮を放ちます。

 途端に【闇の森】(テネブラエ・ネムス)の外周に点在する小ぶりの森が幾つも騒がしくなり、ばたばたとB級C級の魔物が右往左往して逃げ出す気配がしますけれど、特に害はないのでそのまま放置して、私はフィーアの首筋を撫でながら話しかけました。


「さすがにここまで逃げてくれば追っ手もこないでしょう。央都から遁走してからここまでニ巡週あまり……ずっと強行軍で走り尽くめで疲れたでしょう? もう一息で庵まで着くので、あとはのんびりと行きましょうね」

「うぉんっ(はーい)!」


 素直なフィーアは私のいう通り、とことこと人の早足程度の速度に歩みを緩めて、尻尾を振り振り森へと向かいます。

 そんな私の背後では、同乗しているコッペリアがなぜかげんなりした表情でボヤいていました。


「ついに遁走したことを臆面もなく口に出すようになりましたね、クララ様。てゆーか、さらっと口に出していますけど、ほぼ大陸一周をニ巡週で行うとか異常ですよ。確かこれまでの公式記録でも、グラウィオール帝国の猫妖精(ケット・シー)の竜騎士が打ち立てた八十八日間が世界記録のはず。いっそ記録更新しませんか?」

「面倒だからいいわ。それに記録に拘ったわけじゃないし、そもそも気楽な女三人旅(ひとり+一台+一匹)じゃないの」

「……あの大冒険の日々を気楽な旅と言えるクララ様にはワタシも脱帽する以外にございませんが。さすがに最後の一巡週はほぼ飲まず食わず不眠不休というのは体に堪えました。ぶっちゃけ精密機械であるワタシのほうが」


 ああ、それでなんとなく精彩がないわけね。


「意外と繊細(やわ)なのね、人造人間(オートマトン)って」

「いやいやっ。全力全開(フルスロット)でニ巡週とか、水車だってぶっ壊れますよ! ケロッとしているクララ様こそ生き物の限界を超越していると思いますけど!? 人間名乗るならもうちょっと自重してください!」

「失礼ね。このくらい鍛えれば誰でもできるわよ」


 実際、私の前世での武術の師匠や師範たちは、飲まず食わずで一ヶ月は活動できるって豪語していたし、それを思い出してやってみたら私もできたってだけだもの。

 まあそれが一般的なのかと尋ねられれば私も首を捻らずにはいられませんが……。

 思うに、彼らは世界が核の炎に包まれていたら、多分、世紀末ナントカと呼ばれた類いの人種だったのでしょう。


「鍛えても無理だと思いますけど……それにしても、【闇の森】(テネブラエ・ネムス)ですか。はるばる落ち延びてきましたね。いまごろエレン先輩たちは大変でしょうね」

「そこを突かれると痛いけど、ちゃんと置手紙は置いてきたし、逃げる……じゃなかった、旅に出る前に私がいない間のオペレーションやマニュアルは作っておいたので大丈夫よ。普段の積み重ねがあるし、それにうちのスタッフは優秀だから。大丈夫と信じている……そう、いうなればこれは愛の鞭ですわ」


 まあ、それに実は親友でもあるエレンにだけは、こっそり潜伏先を教えておいたので、クリスティ女史に都合をつけていただいて、彼女も里帰りとかなんとか理由をつけて、この三ヶ月の夏休み期間中に西の開拓村に帰ってくるかも知れない……いえ、その可能性が大だと思っていたりしています。


「物はいいようですねぇ……それで、このまま真っ直ぐに【闇の森】(テネブラエ・ネムス)の隠れ家とやらへ足を運ぶのですか?」

「ええ。こちら側からだと開拓村に寄り道するよりも、先に庵の状態を確認したほうが早いので、まずはそっちね」


 いちおう央都へ留学する前に、建物全体に保存の魔術をかけて結界を補強しておいたのですが、あの後、不測の事態で一年以上ほったらかしになっていますから、どうなっているのか自分の眼で確認しないことには始まりません。

 魔物とかの被害は、バルトロメイが戻っているのでしたら大丈夫だとは思いますが、その肝心の当人がクワルツ湖へ沈んだまま、その後どうなったのか消息不明ですので(絶対に死ぬというか、消滅はしていないと思いますけど)併せてそちらもどうなったのか、残留魔力波動(バイブレーション)の反応を見れば目星がつくのでは、という思いもあります。


 そんな感じで途中休憩や軽食を挟みながら、私たちは四時間ほど道なき道を歩いて――目に見えてからが意外と遠かったです――森の入り口へと到達したのでした。

 ここまでくれば庵までもう一息……なんですけれど……。


「煙が上がってますね。誰かが焚き火でもしてるんでしょうかね?」

 庵のあるあたりから立ち上る白煙を見上げて、コッペリアが暢気な感想を口に出しました。


「…………」

 一方、たなびく煙を見上げる私の胸には途轍もない嫌な予感しかありません。

 煙が上がっているということは、人かそれに類する者が庵の中に入って、暖炉に薪をくべているということですが、あの庵の場所を知っていて、なおかつ我が物顔で暖炉を使っている人間なんて、私の知る限りひとりしかいません。そうなると……。


 

 ◆ ◇ ◆ ◇



「ずいぶんとご無沙汰だったね。つーか、いまさらなんだい馬鹿弟子っ」


 燃える暖炉の前の定位置に座った師匠(レジーナ)が、お葬式の弔辞のような陰鬱な表情と口調で、開口一番そんな憎まれ口を叩きました。

 普通なら思いっきり邪険にされていると思うかも知れませんが、レジーナの場合はこれがデフォルトなので、門前払いされていないだけまだしもマシと考えるべきでしょう。

 代わりにというわけではありませんが、その傍らに控える巨虎ほどもあるサイズの黒猫――レジーナの使い魔(ファミリア)であるS級魔獣の〈黒暴猫(カバリュ)〉マーヤは嬉しげに目を細め、ゴロゴロと喉を鳴らして歓迎してくれました。


 ゆらゆらと揺れるマーヤの肩から生えた一対の触手に、軽く手を振って挨拶をした瞬間――。

「痛っ――痛いですわ師匠。いきなりなんですの……?」

 電光石火の早業で暖炉脇に立て掛けてあった、レジーナ愛用の長杖(ロッド)で頭を叩かれた私は、涙目で抗議しました。私、血筋的にはオーランシュ国とユニス法国にまたがる姫君で、全大陸的には『巫女姫』で通じる立場ですのに、そこには一切の躊躇がありません。


「ふん。相変わらずへらへらとしまりのない顔をして、ついでにボケーっと螺子(ネジ)の緩んだ様子だったから、ちょいと喝を入れてやったのさ」

「へらへらもしてませんし、ぼーっともしていませんわ。というかいまは人生でも一、二を争う切羽詰った状況なのですから!」


 だいたい、いま私が悩んでいる原因の片一方に関与しているのはレジーナの血族(ルーク)なだけに、なおさら理不尽な暴力ですわ。


 そう言っても馬耳東風でまったく聞く耳を持ちません。まったく……。

「はあ……師匠もお変わりなく」

 そうため息をつくしかありませんでした。

 もっともこれはお世辞や追従ではありません。さすがは魔女。本当に数年ぶりだというのに、まるでまるで昨日別れたばかりと言われても変わらないほど、記憶の中の姿と全く遜色(ブレ)ない見た目と物腰です。


 その途端、レジーナは口角を吊り上げてこの年齢とは思えない丈夫に生え揃った前歯を剥き出しにして、

「かかかかかっ! あたしゃ定期的に人間を食ってるからね。それが若さの秘訣だよ!」

 と、人を食った返答を言い放ちました。

 あながち冗談とも思えない因業そうな笑みを前に、私は再度ため息をつきながら、

「――というか、なんでここにいるんですか?」

 いまさらですが、当然の疑問に帰結します。


 遠くからも煙が上がっていたのが見えた時点で誰かいるだろうとは覚悟していましたけれど、玄関開けて仏頂面のレジーナが顔を出した瞬間は本気で我が目を疑いましたよ。というか、ちょっとしたホラーでした。


「あああン!? 相変わらずの南瓜頭だね! 図体ばかりでかくなったけど、中身はスカスカの蓮根かい?! あたしがあたしん()にいて何がおかしいんだい!?」

「……いえ、私がお尋ねしているのは因果関係ではなく過程です。三年前にグラウィオール帝国の首都コンワルリスで別れたっきり、ずっと消息不明だった師匠が何をしていたのか、どうしてご連絡をくださらなかったのか、そもそもなぜ私を置き去りにしたのか……というか、宿で私に一服盛って逃げましたわよね? そのあたりの事情をご説明願えないかとお伺いしているのですが?」


 あ、思い出したら往年の恨みが、ふつふつと生々しく甦って参りました。


「はて――? そんなこともあったかねえ。年をとると物忘れが激しくなってねえ……いやはや、あたしも年だねぇ。とんと記憶にないねー」

 わざとらしくすっ呆けるレジーナ。

 こうなったら梃子でも答える気はないと見るべきでしょう。


「……わかりました。師匠にも(多分)止むに止まれぬ事情があったのでしょう(そうであって欲しいなぁ)。ですからしつこく詮索するつもりはございません。ですが確認ですが、そうした諸問題を解決して、ここへ戻られた……と、解釈してよろしいのですよね?」

「――勿論、あたしに手抜かりがあるわきゃないだろう!」


 いや、いま一瞬間が空きましたわよね? と、思わず疑いの目を向けると、再び長杖(ロッド)の一撃が見舞われます。

「――い、いた~~~っ!!」

 なんてことはない速度なのですが、まったくタイミングを掴めない――おそらくは無意識の動きになっているので予測不可能なのでしょう――打擲は、昔から避けられた(ためし)がありません。


「なんだいその目は!? 師匠の事を疑うのかい、このボンクラ弟子が! 師匠が白といえば黒だって白。あたしが問題ないっていえば問題ないんだよ!!」

 相変わらずの俺様暴君発言ですが、それでもなおも収まりがつかないのか、何やら思い出した表情でブツブツと不平不満をこぼしています。

「ったく。だっていうのに連中は、なんだかんだ理由をつけて引退した年寄りを現場へ呼びつけて、挙句に何時までも愚図愚図と後任も決めずに……手前らが嫌なようにあたしゃもっと嫌なんだよ! あいつらに任せておいたら百年経っても決まらないからね。後任者を指名してバックレてきてやったさ!」


 憤慨しているレジーナの途切れ途切れの独白から類推するに、

「つまり。またまたまた仕事を途中で放棄して勝手に逃げてきたのですね……?」

「放棄したんじゃないよ! だいたい仕事のノウハウはあるんだし、必要なことは叩き込んでおいたんだ、あれでどうにもならないひょうろく玉と薄のろ揃いっていうなら、いっそ潰れたほうが後腐れなくていいってもんさ! 愛の鞭だよ、愛の鞭っ!」


 臆面もなく言い放つレジーナの台詞に呆れる私の背後で、フィーアとともに畏まって待機していたコッペリアが、ぼそっと呟きました。

「――さすがは師弟。多少表現が違うだけで、言ってることとやってることが一緒ですね」


 非常に心外な評価に、「ちょっ、ちょっと。一緒にしないでください!」と私が振り返って(たしな)めるのと、レジーナが達者な耳で聞きとがめて「ああん!?」と、オラついた声を上げるのとが同時でした。


「さっきから気になってたんだけど、そのわけのわからん唐変木のメイドは何なんだい? 人間というか生き物じゃないね?」


 眼光鋭く射すくめられたコッペリアは一歩前に出て、レジーナに向かって流麗な仕草で膝を曲げて、それは見事な挨拶をします。


「ご慧眼恐れ入りました。――はじめまして。お目にかかれて光栄でございます、偉大なる(グランド・)大師匠様(マスター)。ワタクシはコッペリア。クララ様にお仕えするメイドにして、稀代の錬金術師ヴィクター・フランシス博士謹製の〈人造人間(オートマトン)〉にございます。ワタクシのような者が偉大なる(グランド・)大師匠様(マスター)にお目通りを適うなど本来ならば不敬であり、お目汚しとは存じますが、どうぞクララ様のもと、ワタクシがお傍にお仕えいたします許可をいただけますよう、伏してお願いいたします」


 かつて見たことがないほど――洒落や慇懃無礼ではない――それはもう真摯な表情で、殊勝な口上を述べるコッペリア。

 そんなあまりにも芝居がかった態度を前に、オリーブの実を齧った(とっても酸っぱい)ような表情になったレジーナは、深々と頭を下げた姿勢のままピクリとも動かないコッペリアから視線を外して、

「ジルっ。コレ(・・)はあんたが見つけてきた代物かい?」

「え、えーと……見つけたというか。成り行きで勝手についてきたと申しましょうか……」

「……ふーん」


 私のあやふやな答えに、木で鼻をくくったような返事をするレジーナ。

 怒鳴られるのか馬鹿にされるのか……。


 続く反応に戦々恐々とする私が見ている前で、レジーナは自分の細い顎に手を当てて、

「あんたにしては上出来のメイドを手に入れたじゃないか。多少は人を見る目が養われたと見える」

 彼女にとっては手放しの賞賛に値する言葉を投げかけたのでした。


「(え~~~~~っ……!?)――恐縮ですわ」

 内心の驚愕を押し殺して、私は努めて平静な表情で一礼をいたしました。

 その間に姿勢を正して戻ってきたコッペリアに、すれ違いざま囁きかけます。


「……ねえ、いまの言葉って本気なの? 方便ではなくて?」

「……勿論でございます。クララ様同様、グランド・マスターにも誠心誠意お仕えする所存でございます」

「……えーと、それって私の師匠だから?」

 その割にはメイ理事長やクリスティ女史に対する態度はお座なりだったわよねぇ? という含みを持たせた問い掛けに、コッペリアは小さく首を横に振りました。

「……それもありますが。なんと申しましても、グランド・マスターの御威光に感動したというのが大きいです」

「……御威光……?」

「……はいっ。ワタシはかつてこれほどの気品と品格。威厳と風格。まさに女王……いえ、他者を寄せ付けない女帝のオーラとカリスマを併せ持った素晴らしい御方を目にしたことはございません。ワタシは感動と感銘に打ち震え。心臓の竜珠(カーバンクル)がいまにも破裂しそうでございます。あのような方にお仕えできるのはメイド冥利に尽きると申しましょうか、クララ様でもあの域に達するには、残念ながらあと五十年は必要かと……」


 うっとりとした表情で、本気で心酔している様子のコッペリア。


「(変わり者同士、私にはわからないシンパシーを感じるのかしら?)」

 そう考えるしかありません。とりあえず懸念していた衝突などが起きなかったのは重畳ですが。


「何をゴチャゴチャ喋っているんだい!? 馬鹿弟子にガラクタ!」

 あ、高評価でもガラクタ扱いなのね。


「申し訳ございません。あの、それで、私どもしばらくこの庵に泊まってもよろしいでしょうか?」

「うちは宿屋じゃないよ! 自分の食い扶持と雑用、あと特にジル。中途半端になっていた霊薬(アムリタ)作りと材料集め、ついでに修行にも手を抜かない覚悟はあるかい!?」


 つまり以前同様に働けば勝手にしていいという意味ですわね。


「わかりました。よろしくお願いいたします」

「我が力及ぶ限り精一杯務めさせていただきます」

「わお~~んっ」

 許可が下りたと考えて、私、コッペリア、フィーアの順で頭を下げました。


 それに応えてマーヤは触手をくるくると回して歓待の意を伝えてくださいますが、レジーナはげんなりした表情で、

「無駄に騒がしくなりそうだね。ただでさえ狭いボロ屋だっていうのに……」

 鼻を鳴らしています。


 と、そこへ――。

「むむむむッ! この霊気と魔力は――見紛うはずもなし。ジル殿とフィーア殿であるな!! 一別三春、久方振りである。息災でござったか!?」

 聞き覚えのある胴張り声が庵の外から鳴り響いてきました。


「……ああ、やっぱり無事だったのね」

 まったく心配していませんでしたけれど、こちらも一別以来変わりなさそうなバルトロメイの声を聞いて、安堵半分鬱陶しさ半分でこぼします。


 で、こちらも苦虫を噛み潰したような表情になっていたレジーナですが、ふと何やら悪巧みを思いついた魔女の表情で、にやりと人の悪い笑みを浮かべました。

「そうか。あの木偶の坊もいたっけね」

「――あの?」


 非常に嫌な予感を覚える私が聞くよりも先に、レジーナは座ったまま何でもないことのように提案――いえ、無茶振りを命じます。


「いい機会だ。この庵もいい加減草臥れて隙間風や雨漏りがひどいからね。修理するよりも一から新しいのを建てた方が早いだろう。つーことで、ジル。任せるので適当に空いている場所に新しい庵を建てな。なぁに、お前さんがたなら使い減りしないので、不眠不休で十日もあればできるだろう。楽しみにしているよ」

「え、ええええええっ!?!」

「お任せください、グランド・マスター! このコッペリアは設計と建設のプロです。十日できっちりと、無敵の庵を完成させてご覧にいれます!」


 唖然とする私の背後で安請け合いをするコッペリア。

 文字通り背中から撃たれた格好ですけれど、

「無理です無理です! というか、私を何だと思っているのですか師匠!? 使ったらさすがに減りますわよ!」

 何を言っても自分に都合の悪いことは聞こえない耳をしているレジーナは知らん振りで、

「それよか、あんたメイドなら茶くらい煎れとくれ。台所と茶葉の場所はジルが知っているからね」

「はっ、わかりました!」

 そう言ってその場から追い払われてしまったのでした。


「……どうしてこうなったわけ……」

 コッペリアとともに台所へ向かいながら、私は自分の選択をいろいろと後悔するしかありません。

12/6 誤字脱字の訂正をしました。

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