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リビティウム皇国のブタクサ姫  作者: 佐崎 一路
第三章 学園生ジュリア[13歳]
116/337

不死王の襲来と巫女姫の降臨

 身体の芯を震わせるような衝撃が収まってしばらくして、ルークは不意に夜空に向かって巨大な光の柱がクワルツ湖の湖面から立ち上ったのを、『聖キャンベル教会』で一番高い鐘楼の上から目撃した。


 光といっても赤・緑・青の三原色や、赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の虹色のどれにも当てはまらない、《黒い光(ブラックライト)》としか言いようがない、異様でそして見ているだけで気分が悪くなるような禍々しい光だ。


「なんだあれは!? 何が起こっているんだ? まさか、あそこにジルがいるんじゃ……?」


 恋する少年の直観で見事に正解を言い当てたルークだが、別に彼の思慮分別が格段に優れているとか、もともと勘が鋭いとかそんな訳ではない。

 単にいなくなった最愛の少女のことばかり考えていたせいで、『怪しい出来事(イコール)ジルの失踪に関連(イコール)そこにジルがいる』という、強引な三段論法が頭に中にできていただけである。

 要するに迅速に正解に辿り着いたのではなく、正解の方から勝手に飛び込んできただけであった。


 すぐにでも飛び出していきたい衝動をこらえて、教会を守る風の結界――暴風のような猛烈な風が、この建物をすっぽりと覆う形で吹き荒れている。もちろん自然現象ではなく、ルークが風の精霊に誓願しそれに応えて生まれたものだ――の維持に気力と体力のすべてを注ぎ込む。


 流れる汗が風に飛ばされ、学園の庭を歩くたびに女子生徒が黄色い歓声をあげる宝冠のような金の御髪(おぐし)がたなびく。普段であれば憂いと慈しみを内包した宝石のような青い瞳にも、いまは憔悴と疲弊の色が濃く現れていた。


 ちらりと風の結界越しに周囲を見てみれば、木々の間からいつの間にかゾロゾロとアンデッドどもが這い出してきて、教会を包囲する形一直線に向かってくる。

 明かりで照らされた範囲に入ってきた彼らの顔つきや装備をよく見れば、ほとんどが昼間護衛役として紹介された、剣と車輪を組み合わせたグループ章を身に纏った冒険者たちの成れの果てであるのが見て取れた。


「――くっ。やられたのか」


 全滅――という最悪の結末が一瞬脳裏を過ぎったが、幸いそれは杞憂であったようだ。

 手に手に松明や魔法の明かりを持った冒険者たちと、さらには国軍か領主の私兵かは不明だが、明らかに正規軍人らしい統一された装備を身に着けた兵士たちが、背後からアンデッドたちを追走してくる様子が覗えたからだ。


「囲めーっ!」

「火で燃やせ! この風を利用するんだ!」

「教会には近づけるな!」


 風の結界越しにでも聞こえる彼らの勇壮な掛け声に、ほっと安堵の吐息を漏らすルーク。

 気を緩めるには早いが、上から俯瞰してみる分には、絶対的な数と練度の違いでアンデッドの数は確実に減っているのがわかる。唯一の気がかりである仮面の大鬼(オーガ)も、心なしか動きが鈍ってきたように思える。


 これで先の見えない蟻地獄からは解放される。そうなればすぐにでもジルを探しに……そう思って湖の方へ再度視線を巡らせたが、いつの間にか光の柱は消えていた。


 ――ドクン!


 なぜか、光の柱が現れた時よりも消えたいまこの時に不気味なモノを感じて、心拍数を跳ね上げたルークが、そちらに風を使っての探りを入れようとした――刹那、

「にゃっ!?!」

 肩につかまっていたゼクスが、唐突に断末魔のような悲鳴をあげて、ほとんど墜落するように落ちると、一目散に鐘塔の柱の陰へと逃げ込んで、身体を丸めてブルブル震えだす。


 どうしたんだ!? と、疑問の声を発するよりも先に、いきなり維持していた風の結界が、まるでシャボン玉が割れるように四散してしまった。

 その場に集まっていた風の精霊たちが悲鳴を上げて逃げ出すのを、ルークの風使いとしての感覚がとらえる。


「これは……いったい……??」


 真冬でもないのに不意に全身が震え出す。歯の根があわない。

 訳もわからず手近な柱に凭れ掛かるようにして、腰砕けになりそうな足腰を支えるルーク。

 油断をするとこの場から真っ逆さまに落ちてしまいそうだ。


 そこへ――。


『――ほう、精霊使いか。面白い。少々未熟だが生気(オド)魔力(マナ)も十分だ。何より濁りがないのが素晴らしい。清く正しい精神の持ち主だな』

 耳と言うよりも精神を直接震わせるような、陰々滅々たる声がどこからともなく聞こえてきた。


 出所を探して瞳を巡らせるルークを嘲笑うかのように、ソレ(、、)が『聖キャンベル教会』の前庭――ほぼ鐘楼と同じ高さの空中――へ忽然と、教会の結界を一瞬で炭と変えて現れた。


「「「「「なっ――!?」」」」」


 アンデッドや〈大鬼(オーガ)〉・ガズの猛攻で随分と減衰していたが、ここの結界に込められた術式や法力は現時点最高と言えるものである。――なにしろ設置にはあの巫女姫クララ様が関わったのだから。

 それに実の処、破れかけていたのは一番外周の結界であり、三重に覆われ守られた教会すべての結界を今夜中に越えることはできないだろう……というのが、客観的に見た教団所属の祓魔師(エクソシスト)や、学園の教導官(メンター)の見通しだったのだが。


 それが一瞬にして、まるで紙風船のように破られた!


 なんだこいつは!?

 当然、その場にいた全員の視線がソレ――頭から黒いローブを纏い、よく見れば左腕だけの隻腕らしい黒衣の怪人物――へと向けられる。


『くくくくくっ』

 それに応えるかのようにローブの奥で顔を上げた怪人物の眼光が妖しく輝いた。


「「「「「「「「「「――――――――――――――――」」」」」」」」」」


 抵抗する間もなく、その一瞬で意識を刈り取られ、木偶のように倒れ伏す人々。


「――ぐっ……」

「お、おのれ……」

「――ッッッ――」

「……化け物」

「……洒落に……ならない、な……」


 どうにかそれに耐えられたのは、ルークとセラヴィ、リーゼロッテ、ヴィオラの四人。それに何人かの冒険者と教導官(メンター)だけであった。それすら足元が覚束ない。

 ふと足元を見ると、無数の蝿や蚊、昆虫の類が引っくり返っていた。軽く一瞥しただけのひと撫でで衰弱死したのだ。気力の弱い人間が昏倒するのも止むを得ないだろう。


「……のう、これは流石に無理なのではないかの?」

 死んでいるわけではないが、ピクリとも動かずに累々と転がる、味方の冒険者や兵士たちを見回して、リーゼロッテが珍しく弱音を吐く。


 その頭越しに、結界がなくなったことで悠然と近寄ってくるアンデッドたちが見えて、ヴィオラが苦笑いを浮かべた。

「確かに、絶体絶命って奴ですね。やれやれ、死ぬ時は綺麗なお嬢さん方に囲まれて大往生と決めていたんですけど」

 生憎と周囲に転がっているのは、むくつけき男ばかりである。

 もう一度、『やれやれ』と肩を竦める真似をするヴィオラ。


 会話だけ聞いているとまだ余裕があるようだが、実際は絶体絶命どころか風前の灯もいいところである。アンデッドどもの呼吸音……はないので、ひどい口臭が頬にかかるほどまで接近されている。

 対してこちらは身動きすらままならない。こうして憎まれ口が叩けるのはこのふたりが特別豪胆なだけで、辛うじて意識を保っていた冒険者グループのリーダー格の男――『鋼鉄の荷車(スチールワゴン)』の副隊長でオルランドとか言ったか――が、「ひいゃゃゃゃゃゃゃゃっ!!」と思春期の娘さんのような悲鳴を上げて、必死に後ずさりしようともがいていた。


『待て』と、そこで黒衣の怪人物から制止の声が掛かった。

『不足した生気(オド)魔力(マナ)を補充せねばならん。いま息のある者は生かしたままにしておけ。我の贄となってもらおう』


 その言葉に従って、アンデッドたちがゼンマイの切れた人形のように、屈みこんだ姿勢のままピタリと止まる。

 その光景にリーゼロッテたちは生唾を飲み込んだ。

 この男 (男性だろう)は完全にアンデッドどもを掌握している。それどころか〈大鬼(オーガ)〉・ガズすら、恭しくその場に蹲って、まるで王に対する下男のように頭を地面に垂れていた。


「……こやつが首魁か」

「この気配、瘴気、どうみても死霊術師(ネクロマンサー)程度の相手ではないですね」


 状況の変化に警戒のレベルをさらに数段階上げるふたりだが、囲まれて身動きもままならない身ではできることなどなにもない。

 せいぜい状況の整理をする程度だったが、そこへ緊迫した――いや、いっそ絞め殺される雄鶏のような、切羽詰ったセラヴィの声が掛かる。


「そんな生易しい相手じゃないぞ、コイツ。死者なのは確かだけど、〈悪霊(ファントム)〉や、〈死霊(レイス)〉、〈妖霊(スペクター)〉なんかとは格が違う。最低でも〈屍王(リッチ)〉クラスだ!」

 懐に入っていた破邪の札の内、対邪霊(ゴースト)用の札が瞬時に燃え尽きたのを確認したセラヴィの額から、脂汗が滝のように流れ落ちる。


 同様にその場にいてどうにか意識を保っていた全員が、『!!!』瞬時に息を飲んで蒼白を通り越した紙のような顔色になった。

 通常のアンデッドと違い、生前魔術や古代宗教に通じていた魔術師や僧侶が自らの力で永遠の命を得たのが〈屍王(リッチ)〉であり、その脅威度はSS級――災厄(ティザースター)級とも呼ばれ、国が滅びるレベルの力を秘めていると認定される程のものである。


 勝てるわけがない。


 全員の胸に絶望が広がったが、どっこい最悪だと思っていた状況は上げ底だったらしく、当人の次の一言で真に奈落の底に叩き落された。


『かっかっかっ! 我をそのような低俗な者と同一視するとは、現代の魔術師や神官も質が下がったものよ! 聞くがよい。我こそは魔神イゴーロナク! 万物と死を超越せし、〈不死者の王(ノーライフキング)〉である!!』


 その宣言に絶望が上書きされ、その場の全員及び鐘塔の上にいたルークの最後に残っていた気力が根こそぎ断ち切られた。

 〈不死者の王(ノーライフキング)〉は〈屍王(リッチ)〉の最高位であり、その脅威度は天使や悪魔、古竜(エルダー・ドラゴン)吸血鬼の真祖トゥルー・ヴァンパイアに匹敵する、もはや神話の世界の住人とも言える怪物である。

 SSランク冒険者が複数人で当たるか、カーディナルローゼ超帝国正規軍が出張るかしないと斃すことは叶わないだろう。そして、そうなった場合は確実に大陸の地図が描き変わる。


 周囲の人間が発する負の感情を心地よさげに浴びていた黒衣の男――〈不死者の王(ノーライフキング)〉イゴーロナクであったが、その視線が扉が閉められた教会の礼拝室へと向かい、

『――ふむ。隠れたつもりの子羊たちがいるようだな』

 無造作に左手を一振りした。


「「「「「ぎゃあああああああああああああああああっ」」」」」


 轟音とともに分厚い煉瓦の壁が吹き飛び、中に避難していた学園の生徒や聖職者たちがひと塊になって、その場から逃げようとしてイゴーロナクのひと睨みで、全員が腰を抜かした。

 腰を抜かした程度で済んだのは、多少は手心を加えた結果……というよりも、猫が鼠を玩ぶような加虐心からのものだろう。


 滑る様に地上に降り立ったイゴーロナクが、殊更もったいつけるようにゆっくりと彼らの方へ歩いていくと、身震いしながら少しでもその場から離れようと、少年少女たちがお互いを押し退けようと、醜く団子になる。


「ど、どけよォ!」

「いや、いやぁ!」

「は、放せよ! 誰だよ俺を掴むのは!?」

「あんた男でしょう。前に出なさいよ!」

「お、お前ら邪魔だよ!」


 と――。

「お、お前! そこで足止めして来いっ――!」

 錯乱した上での火事場の馬鹿力か、生徒会執行部部長バリー・カーターのヒステリックな絶叫とともに、

「――え……?」

 蹴り飛ばされた執行部部員のエリアスが、訳のわからない白けた顔のままでゴロゴロと、思いがけずイゴーロナクの目前まで(まろ)び出る。


『ふむ、たいした生気(オド)ではないが、まあ前菜代わりといったところか』

 特に感慨を帯びた様子もなく、淡々とした口調と動作とで左手を伸ばすイゴーロナク。


「え、え? え……?」

 エリアスはいまだ自分の身に迫る事態を理解できず、腰砕けのまま茫然とその手を眺めるだけだった。


 狼狽する少年の様子を見ても特に感じるところはない――言葉通り皿に並べられた料理を食べる程度の感覚なのだろう――イゴーロナクの手が伸びる。


「この――っ!」

(ちつ)っ!」


 どうにかまとめ上げた風を刃にして繰り出したルークの一閃と、セラヴィの雷を纏った(カード)が、一見無防備なイゴーロナクへと向かうが……。


『くくくっ、抗うな羽虫よ。お前たちは前菜を片付けた後で喰らってやろう』


 蚊に刺されたほどの痛痒も与えた様子はなく、軽く肩を震わせたイゴーロナクが、駄々をこねる赤ん坊に言い聞かせるように嘯く。

 それだけで彼我の力の差を実感させられ、ルークとセラヴィのふたりが恥辱と恐怖に震えながらも、イゴーロナクを睨み付ける。


 今度こそ誰の邪魔も入らないのを確認して、イゴーロナクは恐怖で半ば意識を手放しているエリアスへと手を伸ばした。



 めきょっ!!!



 その瞬間、頭上から飛来した巨大な質量――まるで分厚い鉄板を折り曲げて造ったような超重量級の甲冑を纏った漆黒の騎士――が、背中を向けたままイゴーロナクをあっさりと踏み潰して、半ば地面へとめり込んだのだった。


「「「……へ?」」」


 思わず、ルーク、セラヴィ、エリアスの口から間の抜けた声が漏れる。


「「「「「………」」」」」

 どことなく居た堪れない沈黙が落ちる中、羽ばたきの音とともに巨大な狼のような魔獣が上空から降りてきた。

 新手の敵かと緊張が走るが、逸早くその背中に乗る人影を確認したルークの満面に喜色が走った。


「……お前のォ。もうちょっとなんとかならんのか? いろいろと台無しではないか」

 魔獣の後方に跨ったオレンジ色の髪をしたメイド服の少女が、足元の惨劇……というか、地面に大の字になった甲冑の騎士を見下ろして渋い顔で文句を言う。


「しかたがありません、事故ですわ。重過ぎて綱が切れただけの不幸な事故です。――ま、殺意があったのは確かですけれど」


 そう答えるのは、魔獣の前に跨る、桜色がかった金髪を腰まで伸ばした、儚げな、あるいは閑雅(かんが)という表現がよく似合う、息を飲むほど美しい娘であった。飾り気のない金のティアラを頭にのせているが、余分な装飾のないそれは彼女の美貌によく似合っていた。

 身に纏うのは白地に金糸で複雑な紋様の入ったローブであるが、その上からでもはっきりとわかる抜群のスタイルをしており、その容姿と相俟って途方もない存在感を主張している。


「――で。ここのアンデッドって逃げ出した失敗作の成れの果てなんでしょう? 斃す方法はありますの?」


 どことなく憂鬱な顔で上空から、うろうろと教会周辺を徘徊するアンデッドを見下ろしながら、背後に訊ねる彼女。


「普通に浄化で斃せるわい。死人草もアンデッドの一種じゃからのお」

 それに対してメイド少女が事もなげに答える。


「わかりましたわ。でも、その前に、まずは倒れている人たちを起こさないと」

 頷いた彼女の握った魔法杖(スタッフ)の先に眩い治癒術の光が宿った。

「“大いなる癒しの手により命の炎を燃やし給え”」

 光は教会全体をスッポリと覆うほど広がり、倒れている人々全員を照らす。

「――“大快癒(リジェネレート)”」


 そして、心身喪失状態で倒れていた彼らの体が光って、蒼白だった肌にも血の気が戻り、「うううううっ……」そこかしこで呻き声が聞こえてきた。

 普通であればありえない規模と効果の治癒術である。


「なんと……」

 この光景を目を皿のようにして見ていた初老の修道士が、ふらふらと覚束ない足取りで教会の中から出ると、何かに躓いたかのように地面に両膝を突き、感極まった表情で彼女の顔を見上げ、滂沱と涙を流し出した。

「お、お、お、お、お……! あの麗しい御姿、あの御力、一時たりと忘れたことなどない、巫女姫クララ様!!」


 歓喜の表情とともに震えながら、平伏すのだった。

「とりあえず、バルトロメイを落とした技は『必殺・暗黒流星』というのはどうでしょう?」

「ただ上から落としただけじゃろう!?」


※感想で前作「吸血姫」を読んだ方々から

「〈不死者の王(ノーライフキング)〉って、〈吸血鬼の真祖トゥルー・ヴァンパイア〉と同格くらいなの? 全然弱くて絶望感がないですねー」

というご意見が多々ありましたけれど、この世界の一般レベルから見れば最強最悪の存在です。

※吸血鬼のランクは、吸血鬼(神祖)>|越えられない壁|>吸血鬼(始祖)>>>吸血鬼(真祖)>|越えられない壁|>吸血鬼(眷属)>吸血鬼(使徒)>>吸血鬼(従者)>その他量産吸血鬼

となっています。現在、活動している神祖は1名だけで、始祖は0名、真祖が3名です。


11/6 誤字脱字訂正しました。

×あそこにジルがいるじゃ……?→○あそこにジルがいるんじゃ……?

×ゾロゾロとアンデッドでもが→○ゾロゾロとアンデッドどもが

×蟻地獄からは開放される→○蟻地獄からは解放される

×ルークの風使いとしての感覚が捕らえる→○ルークの風使いとしての感覚がとらえる

×一瞥しただけのひと撫で衰弱死→○一瞥しただけのひと撫でで衰弱死

×ルークの満面に気色が走った→○ルークの満面に喜色が走った

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