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リビティウム皇国のブタクサ姫  作者: 佐崎 一路
第三章 学園生ジュリア[13歳]
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背水の探索者と憤怒の騎士

 暗闇の中から中型犬並みの大きさのある『剣牙鼠(ファングマウス)』が三匹、巨大な牙を振り立てて襲ってきました。

 普通、洞窟に住むような動物でしたら光を嫌って逃げ出すものですが、そこはやはり魔物ということでしょうか。恐れ気もなく、燦々と輝く“光芒(ライト)”の明かりが灯る範囲内へと飛び込んできます。


「“水流よ、刃となり眼前の敵を切り裂け”――“水刃(アクア・リッパー)”」


 素早く呪文(スペル)を唱えて空気中の魔素(マナ)を変換して、『水』に対応する形へと安定させると、私の右手に刃渡り一メルト程の水の刀が生まれました。


「――しゅっ!」

 真正面から跳びかかってきた『剣牙鼠(ファングマウス)』を袈裟懸けにして、さらに手首を返して腰の辺り目掛けて跳んできた二匹目を両断します。


 もう一匹残ったのが水刃(アクア・リッパー)を掻い潜って、私の後ろにいたエレン目掛けて襲い掛かるのを視界の隅で捕らえて、咄嗟に身体ごと刀を返そうとしたところ、

「このォ――どっこいせぇっ!!」

 自身の足元に牙を突きたてようとする『剣牙鼠(ファングマウス)』目掛け、エレンの色気のない掛け声とともに、手にした槍が振り下ろされました。


 狙い過たず、見事にその胴体部分を捕らえましたが、エレンの体重と腕力が足りないせいで一撃必殺とはいかないようです。


「はっ――!」

 とは言え一瞬でも動きを止められれば御の字です。

 身を翻すと同時に、私は手にした水刃(アクア・リッパー)の刀身を伸ばして、『剣牙鼠(ファングマウス)』の首を斜めに切り落としました。


 すっぱりと切断されて生き別れする魔物の首と胴体。これが実剣ならば、かなりスプラッタな光景になったところでしょうが、水刃(アクア・リッパー)はレーザー並みの切れ味に加えて、斬った瞬間に血や汚れを弾き飛ばす洗浄作用もあるので、綺麗なピンク色の断面を見せて『剣牙鼠(ファングマウス)』は漫画みたいにバラバラになります。


「「ふう……」」

 とりあえずの眼前の脅威を排除したのを確認した私たちは、揃ってため息をつきました。


「わははははははっ! お見事お見事。ジル殿の魔法剣は自身の膂力や間合いを制するに最適であるな。うむうむ、よく考えておられる。エレン殿もよく相手の動きに反応しており、良き師につき修練を積んだことが手に取るようにわかり申す。だがしかし、難点を挙げるのならまだまだふたりとも体力と持久力に難があるように見受けられる。もっと基礎体力を鍛えたほうがよろしかろう!」


 そんな私たちに対して、後方に控えていたバルトロメイが、いつも通りの大仰な態度と口調とで講釈を並べてます。

 はっきりいって、もの凄くウザいです。

 ――召喚する(よぶ)んじゃなかった。召喚する(よぶ)んじゃなかった。


 激しく後悔していますが、覆水盆に返らず。いまさらのことなので無視して、私はエレンが剣牙鼠(ファングマウス)の胴体から引っこ抜いた槍の先端に水刃(アクア・リッパー)の剣先を向け、ウオータージェットの要領で血と汚れを流し取り、綺麗になったのを確認して、軽く右手を一振りして水の太刀を消し去りました。


 構成を解除すると水刃(アクア・リッパー)は魔法のように――実際その通りなのですが――消え、あとには水溜りひとつ残りません。

 こうして極力無駄を省けるようになったのも理事長との特別講義のお陰でしょう。必要な形で魔法の〈水〉や〈火〉を現出させることができるようになり、いまなら例えば積み上がった書類の上の『一枚目だけ焼く』と、いうような微細なコントロールも利くようになっています。


 普通、魔法及び魔術(このあたりの区分について詳細の説明は面倒なので、先天的な才能に依存するのが『魔法』で、儀式や手順を踏めば同じような効果が期待できるのが『魔術』と、ざっくり考えていただければ大丈夫です)は、どれほど威力、効果を及ぼせるのかを重要視する傾向にあり、こうした玄妙微細な行使の仕方は軽視される傾向にあります。けれど、私にとっては大きなアドバンテージです。


 例えば人間の体内の血流や体液を感知して、異常があればその部分を中心に治癒を行ったり、小さなガン細胞などがあれば外科手術をすることなく(そもそもその概念がありませんが)、選択的に焼き切るなどして治療を行うことができるため、私の治癒術の幅は以前に比べて飛躍的に高まりました。


「これは凄いわ! こういう使い方があるとは目から鱗ね。治癒能力の効率に関しては、ひょっとするとスノウよりも上かも知れないわよ。あの子は基本、馬鹿魔力(ちから)を使って力押しするしかできないんで、応用が利かないからねえ。――ねえ、ジルちゃん。あたしのツテでコッソリ医療活動しない? 『金貨千枚貰おうか』とか吹っかけてもいけるって」

 と、特別講義の際に、これを動物実験で実演したところ、絶賛されたのはメイ理事長です。


 いったいどこの黒づくめの無免許医ですか!? とツッコミを入れたくなりましたけれど(別に医療行為をするのに免許制はありませんけど)――まあそれはさておき、さすがに持ち上げ過ぎだと思います。なにしろ比較対象が死んだ人間すら生き返らせるという伝説の聖女様です。私ごときとは――。

 と、思ったところで、ふと何かが心の琴線に引っ掛かったような気がして、私は首を捻りました。


「――生き返らせる……?」


「ジル様?」

 ぼうっとしている間に手際よく、狩猟用ナイフで剣牙鼠(ファングマウス)を解体して、体内の小指の先ほどの魔石を回収していたエレンが、考え込んでいる私の様子を見咎めて眉を寄せます。


「あ、ごめんなさい。ちょっと思い出せそうで思い出せないことがあったので、うっかりしていたわ。ありがとう、魔石を回収してくれて」

「いえ、村にいるときでもたまに仕留めた一角兎(ホーンラビット)の解体とかしてたので、大丈夫ですけど。――あと、肉とか皮とかはどうします?」

「そうね。毒はないはずなので、いちおう『収納(クローズ)』しておくわ」


 いざという時に備えて食料はいくらあっても足りないということはありません。

 私は三匹分の剣牙鼠(ファングマウス)の屍骸と魔石を空間魔術で『収納(クローズ)』して――普段から結構な量をしまっていますが、幸いいまのところ限界を感じたことはありません――気を取り直して、再び先頭に立って通路を歩き出しました。


「それにしても、ここってなんなんでしょうね。灰色の洞窟というか通路と小部屋、居るものといえばさっきのネズミとか、やたら大きい蝙蝠とか魔物ばかりで……もしかして、〈迷宮(ダンジョン)〉って奴ですか?」


 私のすぐ後ろを歩くエレンが、げんなりした様子で、代わり映えのしない石の壁と天井を見ながら愚痴をこぼします。

 ちなみに洞窟の壁には、だいたい五メルトくらいの間隔で『燐光岩(りんこういわ)』が設置されていますが、たまにその光源と光源の間に横穴があったり、分岐があってさきほどのような魔物が飛び出してくることがあるので、念のために光芒(ライト)の光をふたつに分けて、ひとつは頭の上に、もうひとつは少し先行させる形で浮遊させています。


「ふむ……おそらくは土着の魔物が作った〈迷宮(ダンジョン)〉であろうな。或いは微妙に手が加えられている部分もあるので、もしかすると別な誰かがもともとあった遺跡か地下墓地(カタコンベ)あたりを流用して作り上げたのかも知れんが、どうにも無粋かつ、狭隘で最低限の装飾すらない場所で某は好かんな。このバルトロメイ、確かに武辺者ではあるが真紅帝国の宮殿騎士として多少なりとも諧謔を弄するつもりである。しかるにこれを造った者は実に面白みのない、狭量かつ矮小な者と理解できる。実にくだらん」


 その後ろを歩くバルトロメイが、憤懣やるかたないという口調でなにやら盛り上がっています。

 まあ、個人的な不満はさておきまして、燐光岩もそうですが、途中の分岐やら小部屋やら、粗末な宝箱(中身はたいして値打ちのない古銭とか錆びた剣とかです)など、確実に何者かの手が入っているのは確かでしょう。


「こんな辛気臭い場所からはさっさと出るに限りますな。それでジル殿、この方角で間違いないのですかな?」

 飛んできた『単眼蝙蝠(オプスバッド)』を無造作に、手にした戦斧(ハルバート)で消し飛ばしながら――ついでに余波で天井と壁にも大きな亀裂を走らせ、崩落の危機を演出しながら――バルトロメイが呑気に喋っています。


 なお、さっきからこの調子で天井やら壁やらを破壊しながら進んでいる為、すでに半ば退路はない状態で、本来最後尾に控える予定だったフィーアが、いつでも私たちを咥えて退避できるよう、私とエレンの横に並ぶ形で歩いています。

 苦言を口にしても、「ふはははっ、ちょうど良いではないですか。後背を気にする必要がなくて。(おとこ)たる者、倒れる時があろうと常に前のめりに倒れるものですぞ!」と、ごり押しで前に進むことを改めようとしないので諦めました。

 あと、このパーティで男なのはバルトロメイだけで、私もエレンもフィーアも生物学上は女なのですが、ここツッコんでも無駄でしょうね。


「確実とは言えないけれど、地の精霊(ノーム)さんはこっちに行くように言っていますわ」

 ちらりと足元を見れば、親指ほどの大きさの小人たちが『こっちこっち』『他の場所行ける』と同じ方向を指差しています。


 岩に囲まれた場所ということで、地の精霊(ノーム)さんに脱出経路を聞きながら歩いているのですが、もともと精霊はあまり明瞭な意識を持っていないため、当てになるのかどうか……いまいち不安がありますが、途中にあった落とし穴とか休憩所の場所等ちゃんと教えてくれたので、多分大丈夫でしょう。


 そんな感じで私たちは調子よく通路を進んでいきましたが、もしもこの時に周囲の環境から先入観を抱かずに他の四大精霊――特に水の精霊(ウンディーネ)を呼び出していれば、別な道もあったかも知れないと、後々まで反省することになったのでした。


     ◆◇◆


 途中、休憩をはさみながら二時間ほど歩いたでしょうか。

 私たちの目前にこれまでの無味無乾燥な通路とは違って、何本もの太い柱やアーチ、彫刻で飾られた高さ五十メルト、差し渡し五百メルトはありそうな途方もなく巨大な広間が口を開けて待っていました。


 その大きさから比較するとちっぽけな、それでも両端まで五メルトほどもある出入り口には、一メルトほどの幅のある石でできた観音開きの扉が大きく口を開けています。


「……どう見ても、中に入ったら扉が閉まってボスがお目見えする雰囲気よね」

「……ですねえ」


 入り口のところから辛うじて見える、部屋のど真ん中にある何かの召喚陣と、さらにその向こう――こちらから見てちょうど部屋の反対側にある、下の階に下りる階段を覗き見ながら私はエレンと顔を見合わせました。

 華美な彫刻が多用された明らかなボス部屋と、上ではなくて下に行く階段に不安を隠せません。


 なんとなく他の面々の顔を見てみれば、フィーアは臆した様子もなく、その場に座って私の指示を待っています。

 バルトロメイは、

「ほほう。この部屋はそこそこ良い塩梅ですな。どこか故郷を感じさせます」

 なぜか実家のような安心感で寛いでいました。


「……どうします?」


 困惑したエレンに訊ねられましたけれど、ここまで来た以上、もはや戻る道は(物理的にも)ありません。私は決断しました。


「行きましょう。申し訳ありませんが、バルトロメイさんに先頭をお願いして、私が魔法で適時補助……まあ必要ないと思いますけれど行います。エレンはいつでも退避できるように離れていて。フィーアはエレンを守って」


「わかり申した、お任せあれ!」

「はいっ」

「うぉん(わかったー)!」


 皆が力強く頷くのを確認して、私は魔法杖(スタッフ)を構えて全員に防御力を上げる支援魔法“水の衣”と生命力を一時的にアップさせる治癒術系オリジナル魔法である“ライフクロック”を掛けました。

 即座に身体の周りに青い光の膜ができて、心なしか足取りが軽くなったところで、無言で頷きを交わし、私たちは広間へと足を踏み入れます。


 森閑とした室内に足音が響き、そのまま部屋の中央に向かって数歩進んだところで、案の定、入り口の扉が轟音を立てて閉じられ、続いて立ち並ぶ石柱に設置されていた燭台に皓々と輝く赤い炎が灯り、部屋を明るく照らし出しました。


「――むっ。来るか!」

 どこか嬉々として巨大な黒い戦斧(ハルバート)を構えたバルトロメイが、短く注意を喚起したその瞬間、中央の召喚陣が輝き出し、稲妻のような閃光がそこからまるで鎌首をもたげた蛇のように次々と伸びて、空中でぶつかり合い膨れ上がり、輝きを放ちながら見る間に巨大な生き物の形をとり始めました。


 あまりの光量に思わず顔を背けたわずか数瞬の間に、高さ五十メルトはある巨大なホールの中央部、その空中に翼の生えた熊とも狒々とも虎とも取れる全長十メルトをゆうに越える、醜悪かつ巨大な魔獣が現れると同時に、身体の芯まで震わせるような咆哮を放ちました。


「――っ!」

 覚悟はしていましたけれど、魔獣が放つプレッシャーは並ではありません。これはことによるとマーヤやバルトロメイをも越えているかも……。


 ちらりと仲間たちの様子を覗ってみれば、フィーアは四肢と翼を広げて臨戦態勢となり、その背後に庇われる形で槍を構えていたエレンは、青い顔をしていますがそれでも必死にその場に留まっています。そしてバルトロメイはと言えば……。


「雷獣〈(ヌエ)〉――真紅帝国の者か……!!」

 現れたその姿に驚愕の声を上げました。


「……同郷の方ですか?」

「うむ……随分と若い、いまだ姫様に名を賜わぬ下位の者であるが……」


 呻るようなバルトロメイの返答に空中にある〈(ヌエ)〉を仰ぎ見ますが、雷鳴のような唸りを絶えず漏らし口から涎を垂らすソレは、バルトロメイのような理性ある魔物とは別種のモノに見えます。


「………」

「………」


 何らかの会話がなされていたのでしょう。しばし無言で対峙していたバルトロメイと〈(ヌエ)〉ですが、何らかの返答があったのでしょう。

 明らかに攻撃的な雄叫びが〈(ヌエ)〉の口から漏れたように感じました。


「……バルトロメイ……さん?」

「守護の任務などどうでもいいと……祖国に戻るつもりはない……姫様への忠義などどうでもいいと……」


 不思議と凪いだ口調で口に出すバルトロメイですが、バキッバキッとその周囲の空間が抑えきれない鬼気によって、崩れる音を聞いた気がしました。


「――たまにやってくる人間を殺すのは心地よい。ずっとここにいたい……怯える人間の肉を喰らうのは美味いだとォ!!」


 バルトロメイの鬼火のような瞳が怒りに燃え上がり、ぶるぶる震える手が持つ戦斧(ハルバート)の石突が床に放射状の亀裂を作ります。


「――き、きゃあああああああああああっ!!」

 そして吹き上がるあまりの魔力と鬼気によって、爆発したかのように空気が震動して、四肢が砕けそうな衝撃と共に私はその場から数メルト弾き飛ばされました。


「栄えある真紅帝国の住人たる誇りを忘れ、姫様への忠節をドブに捨て、薄汚い化け物に堕した恥知らずめがッ! 許さんッ! 誰が裁かなくとも、いまこの場で我が裁いてくれる!!」

「バルトロメイさん――ダ、ダメ! ここでそんな出鱈目な力を出したら、ダンジョンが崩れます!」


 ですがバルトロメイの怒りは鎮らず、一切耳に入らないようで、空中にいる〈(ヌエ)〉目掛けて、戦斧(ハルバート)を上段に構えたまま、一気に距離を詰めて切りかかって行きます。


「滅びるがよい、愚か者が! 我こそは栄光の真紅帝国宮殿騎士にして、姫様より『・・』の神名を賜りし者なり! この名を魂に刻み込み、せめてこの我に引導を渡されることを最期の慈悲と思え!!」


 それに対して〈(ヌエ)〉が咆哮を放つと同時に、空中に魔法陣が紡がれ、そこから雷撃が雨あられと放たれました。

 対するバルトロメイの闇色の戦斧(ハルバート)がこれを向か撃ち、空中で衝突すると僅かな拮抗を経て、大爆発がホール内に満ちました。


「……だ、だいじょ、大丈夫、エレン、フィーア……?」


 身体を低くして衝撃を遣り過ごしながら、気配と魔力波動(バイブレーション)を頼りに、ほとんどハイハイの要領で向かった先では、バルトロメイが放った魔力と鬼気の凄まじさに怯えているらしい、フィーアが耳を垂れて身体を硬くしています。

 その背後では、白目を剥いたエレンが気死寸前でその場に突っ伏していました。

 ……その床の辺りが濡れている気がしますけれど、これは見なかったことにいたしましょう。


「ここにいると巻き添えで簡単に死にそうなので、いまのうちに次の階へ避難した方がよさそうね。……フィーア、お手数ですけれどエレンを背中に乗せて反対側の階段まで運んでください」


 いまだ上空では凄まじい閃光と魔法陣、そして稲妻が飛び交っています。余剰魔力だけでも私如きは消し飛びそうな凄まじさに、ここは人間が立ち入るべき領域ではない……と本能的に理解して、私は即時撤退を決めました。


 承知したとばかり気絶したエレンを咥えて――この場で正気に戻すよりも、このまま逃げたほうが幸せでしょう――背中に乗せたフィーアが、続いて私の方を見て乗るように促しました。

「――大丈夫、私ならなんとか平気だから」

 やせ我慢をして魔法杖(スタッフ)を支えに立ち上がった私ですが、妙に歩きにくいのに気が付いて、恐る恐る自分の状態を確認して――頭を抱えました。


「……ごめんなさい、フィーア。私も一緒にお願い」

 頷いて無造作に私を背中に乗せるフィーア。


 意識のないエレンを支えながら、私はとりあえず次の階層に下りたら、エレンともども替えのパンツを用意しないといけないなぁ……と思いました。 

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