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死霊と腐敗エリア1

???エリア


「くそがぁ! あの人間生き残りやがった」


 イライラする。男はそこらへんに生えている木を殴る。


 木は根元から折れ葉の揺れる音と共に後ろに倒れてゆく。


 男にとってドクタ……というか人間は、殺す対象でしかなく眼中にない。


 男の予想では、幻獣エリアで一生奴隷扱いになる予定だった。


 だから最後まで反対したが、渋々ながら認めたのだ。


 予想に反して女狐が認める合図を出したのだ。


 女狐の性格は嫌というほど知っている。狡猾でよく口と頭が回り、目的のためならどんな事でもする。少なくても男はそう思っていた。


 だがら、あの女狐が認めたのは信じられなかった


 ……所詮はやはり女だという事か。まあいい、あと二つのエリアを超えられるとは思えねぇが念には念を入れるか。


 その可能性は万に一つ考えてないが、もしも残り二つのエリアが認めたら……人間がこの森で住むのを認めなければならない。


 それだけは我慢ならず、なんとしても阻止しなければならない。


 男は獰猛に笑った。


「ゴラァァァァァァァ!!!!」


 これは合図だ……エリアの住人を呼ぶための。









~死霊と腐敗エリア~


 ドクタと次の目的地、死霊と腐敗エリアに着いた。


 葉っぱの隅々まで木が黒く変色しており、昼間なのに、辺りは薄暗かった。


 主に出てくる者は、青白く人魂のような形をした『ブーソウル』、腐敗した人型「ゾンビ」、模型の様な骨人型「スケルトン」。数は少ないが、蝙蝠の翼を持った青白い人間の様な姿に、歯の両端にほそく尖った牙をもつ、ランクB以上の『ヴァン』等がいる。


 ここの者の特徴は不死属性で、コアを壊されない限りある事以外での攻撃は復元され復活するが、ギルドの評価は低く、平均してDほどだ。それには理由があり、聖魔法や、聖属性が付加された武器等で攻撃されるとその部分は消滅されるという欠点がある。


 途中、スケルトンやゾンビにドクタはあったが、攻撃する気配は無く、ブーソウルが前方を飛んでおり、どうやらボスまで案内してくれるらしい。


 底なし沼や、酸のような、何でも溶かす黒い池等、危険な場所を通り過ぎ、慎重に歩く事三十分、骨で築かれた山の頂上に目的の者がいた。


 その者は、『ヴァン』を除くこのエリアで唯一言葉を話せ、絶対的王者として君臨する、死霊王アンデットキング、ガラが悠然とドクタを見下ろしていた。


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