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1日目 地獄に落ちた日

もうげんかいだ、父は病死 母はとっくの昔に亡くなったらしく、俺だけになった 柴田 蓮 12歳 元々貧しくはあったが父親が死んでからは食べ物すら買えない 俺はまだ未成年でろくに働けず、親戚もいなかった。「ごめんなさい、」俺はそう言いながら近くの神社の賽銭箱のお金を取った 悪いことだとはわかっているがしょうがない、死ぬよりましなのかもしれないなど考えながらお金に手を伸ばす、、その時   「ねぇ それ僕のなんだよね」  ドキッとした、バレてしまったのか 怒られてしまうとあせりながら背後から聞こえ声の方向に急いで振り向くとそこには何か浮いていた「え、、?」 人の形はしているが顔が布で隠されていて見えないおかっぱの黒髪で可愛らしいがとても不気味に思えた。「ごめんなさい、!」わけもわからず逃げ出そうとしそいつをはねのけようとした時急に体が重くなり意識が遠のいていった。罰が当たったのだろうあれは神かなんかだったのだろうか、 目が覚めると敷布団に寝かせられていて起き上がり辺りを見渡すと綺麗に整った和室のようだった なぜこうなったかわからない神社で倒れたところを助けられたのか、あれは夢だったと思うと少し安心したのも束の間 「よぉ やっと起きたかい」ぶっきらぼうな口調で誰かが言った その声は少女の声だが何か恐怖を感じる 神社の時のように背筋が震え上がる感覚がした ふと声の方向に目をやると ぴんくの巻き毛の少女が立っていた 見た目はただの少女なのだが背中に物騒なものを背負っている 銃だろうか、?頭の整理が追いつかず混乱していたが、少女は構わず続ける「二番の賽銭箱から金ぬすもうたって大した度胸だねぇ 人間」 二番、、顔を隠していたやつのことだろうか ポカンとしている顔に気づいたのか少女は「悪かったね自己紹介が遅れた私は三番だよろしく」と手を差し伸べてきて掴むとぶんぶんと振ってきて手が折れそうになった。姉様そんなに振ると折れますよ 甲高い声が聞こえた 今日だけで何人人と会うんだろうか、そちらに目を向けると紺色の髪をした長髪の美しい人が立っていたがすぐにどこかへ行ってしまった。「わるいわるいつい癖でね」「おきになさらず、、」やばい人なのだろうかおきになさらずと言ってしまったが今すぐにでもにげたかった 三番と名乗る少女?名前なのだろうか?そんな考え事をしていると少女は話を進める「あの四番が誰か気になるのか、?もう直ぐ顔合わの時間だな ついてきな人間」一体何番までいるのだろうか 恐る恐る三番について行くことにした。 薄暗い廊下をしばらく歩くとワイワイ声が聞こえてきた、扉に近づきそのガヤガヤも大きくなってきた瞬間 人?だとおもう白髪の高身長の男が襖を突き破って吹っ飛ばされた、 ここはギャグ漫画の世界か何かなのか、あんな勢いよく飛んで無事ですむわけがない すると白髪の男が立ち上がり「やぁ 驚かせてすまないね」と言ってきた多分大丈夫そうだ ここにいるやつらは多分人間ではないのだろうと少し理解した。三番はその様子を笑いながら部屋の机に案内した 吹っ飛ばされていたが案外部屋は綺麗だった。 「みんな集まったね」 と先ほど白髪の男性が言った そこには 先ほどの紺色の髪の女性 顔を隠したやつ と水色の髪を後ろで少し束ねた男性 皆若かった 自分が置かれている状況はいまいちよく分かっていないがなぜか慣れてきた。呑みは 早い方なのだろう。三番が大きな声で言った 「今日からこの家で暮らす新しい仲間だよ 皆自己紹介してやってくれ」 呑み込みは早くなかったのかもしれない。思わず「ここがどこかもわからず、暮らすとはどういうことですか」と言ってしまった。咄嗟に敬語が使えたことを褒めて欲しい すると顔を隠したやつが言った 「んー地獄!」

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