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バーベキュー

お茶が美味しい。


摘んだ薬草をいれた籠は重かった。

特に藍髪トーゴさんが持ってた籠が!押し込んだのがまるわかりで圧縮された薬草が詰まっていた。

重過ぎて断崖絶壁を削って作られた階段を降りていく勇気が無くて(手すり、落下防止柵なし)、ラドに全部持って降りてもらった。

ラドが摘んだ籠の上に、鳥3羽諸々を詰めた籠をのせ背中に担ぎ、藍髪トーゴさんの籠を前から腕に肩ひもを通して持ち、計3つの籠を9歳の子供に持たせるという事態になってしまった。


崖を降りてから、ラドから籠を降ろそうとしたから断られた。

─おねえちゃん、弱いから無理しちゃだめだよ。

子供の優しさが心に刺さる。ヨワクナイ。筋力がちょっと足りないだけ。

こんなに担がせるわけにはいかないと、籠を一つだけでも捥ぎ取ろうとしたけど身長差が邪魔をしてどうにもならなかった。

そうこうしてるうちに村長宅に着いてしまい居た堪れない気持ちになって今に至る。うう。




 村長宅で「お茶を入れるから休憩しな」と用意してくれて美味しく頂いている。

テーブルには蜂蜜に沈んだ果物が入ったガラス製のポットがあり、それにベタッと張り付いて離れないカンキツ。中の果物をじっと見つめ涎を垂らしている。

さっき、カンキツと同じくらいの体積分の蜂蜜漬けを食べたというのに、どういう体のつくりになっているのか。


カンキツは食べる時は座って食べていて、こぼしたりせず綺麗な食べ方をする。

人の物を貰ったら食べるけど奪うことはしないし、今も本当は食べたいのに我慢している。

見てるだけ。

まぁ、この姿を見たら食べたいって催促しているようなもんだけどさ。

カンキツはお行儀がいいんだか悪いんだか。

遠慮してるのは分かるんだけど遠慮になってないのよねぇ。




「ラドー、今夜はバーベキューにするから親を呼んできなー。」



「えっバーベキュー!?わかったすぐ呼んでくる!」



「仕事が終わる頃だから、ミルカの連れの男どもを呼んできておくれ。手伝ってもらうよ」



藍髪トーゴさんは籠を預けてどっかへ行っちゃったわ。アソラルさんと赤髪ヴェルデさんは果樹園のお手伝いだから・・・・・・村長宅に来る?ラドんちに戻る?どっちかしら分かんない」



「藍髪はトーゴだよ、名前くらい覚えておやりよ。で?戻る場所を決めてなかったのかい。ゆるいねぇ、そんなんで荷運びが務まるのかい?」



危なっかしいねぇ、方向音痴を放っておくなんて。という後半の言葉に大ダメージをくらって飲んだお茶を目から溢しそうになった。

ちなみに藍髪トーゴさんと赤髪ヴェルデさんの顔は覚えたのよ・・・・







村長宅は大きい。だが、空き地にポツンと建てられたように見える程、周囲に何もなくちょっと寂しいなーっと思ったのだけど、今は人で混みあっている。この空き地部分は祭りなど人が集まるときに使われる広場っだった。今夜はバーベキューで使われている。しかし村長が声を掛けたのはラド一家と私達だけなのに、バーベキューで食べる野菜を畑へ採りに行って戻ってきたらエライことになっていた。

どこから湧いたか人人人、デカイデカイデカイ。

うーむぅ、巨人どもは体に比例して大量に食べるだろう、野菜が足りないわよね?

よく見れば、食材(肉に限る)や食器を持ち寄っている。

村長宅でバーベキューをする時はいつもこんな感じらしい。まるでお祭りだわ。



「ラド、ミルカ、野菜が足りないわ。もう一度畑に行ってくれるかい?」



熟成させた肉一頭分を戦闘訓練かと見間違えそうな勢いで、一頭が部位ごとに切断され、ブロック肉に姿を変え、さらにバーベキューサイズ(村のバーべーキュー肉1枚3kg~)に切り分けられていく。エモノは包丁のはずなのに小刀に見える。気のせいかな?

おまけにその横で、エポさんも同じことをしている。


戦闘民族?


使い慣れない単語が頭に浮かんだ。



「なら、俺も野菜を採りに行こう」



近くにいた知らないお兄さんが籠を3つ持って声を掛けてきた。

ラドんちのご近所さんだと。220cmはあるとみた!でも3mじゃないからこの際OKよ。

この村の規格が巨人だと分かったからね。あなたの身長は許す!

身長コンプレックスのミルカの「コンプレックス発動身長差」に狂いが生じてきてオカシな事を心で判断しはじめている。

村をでれば当然平均身長は低くなるからコンプレックスを感じなくなるかもしれない。



「ラウラ兄ちゃん用意いいなー。こっちのおねえちゃんはミルカだよ。」



「ラウラだ、よろしくなミルカ」



「よろしくラウラさん」(覚えられるかしら?)



ひと際大きな籠は彼の背中に丁度いいサイズで、私とラドには一般的に普通サイズの籠を用意してくれた。

籠を担ごうとしたら、両脇に手をいれられ軽々持ち上げられ、ラウラさん用の籠に入れられた。

あれ?

ラウラは滑らかな動きで私が入ったままの籠を担ぐ。



「は?」



「ラド、籠を二つ持ってくれ、早くしないと肉が無くなってしまうからな。走るぞ」



「うんっ競走な!」



民家が途切れた先に畑があるから、村長宅からはちょっと距離がある。でも歩いて行けるし、走らなくてもいいじゃない。肉だってまだ準備中だから無くなったりしないハズ。



「ちょっと待っ!!っきゃあああああああああああ・・・・・」



超加速!はやっ速いぃ。

ラウラさんの肩に全力で捕まるミルカ。籠の中で立っていると息もし辛いほどの風圧に思わず蹲る。

悲鳴も最初だけで、声を出したら揺れで舌を噛みそうになるから必死に悲鳴をこらえて、喉の奥でキューーーーーーーーーってカンキツの声真似のような悲鳴が鳴る。

本物の方のカンキツはミルカの肩に腹這いに寝そべるように乗って、鼻をピスピスして肩をパフパフ叩き興奮している。



「キュッフー!キュキキュ!キュッフ~ゥン!」



耳元でうるさいっ

ぁあ、赤馬さんより速い。コワい!

風景が猛スピードで後ろへ流れていく。

チラッと横を走るラドを見れば、頬を紅潮させて楽しそうに走っている。

戦闘民族めっ

ラウラさんは後頭部しか見えないけど似たようなものだろうと察しが付く。

走り出して僅かな時間で限界が来た。この状態を耐えるの無理っ精神耐久力ゼロ。

唇を噛みしめ、右手の指を揃え頭上にあげ真っ直ぐに振り下ろす!


べし!

べし!

べし!


立ち止まるまでラウラの後頭部へ連撃!連撃!連撃!

たいして痛くもない攻撃にスピードが少し落ちただけで、並んで走るラドは爆笑して失速し置き去りにされた。






「ごめんなミルカ。これするとこどもは喜んでくれるから・・・・」



「もう私は大人なの!楽しくない速すぎてコワいわ」



「キュ!きゅゆ!キーキュッ」



ラウラは申し訳なさそうに謝ってくれるが、肩に乗ってるカンキツは未だに興奮していてラウラに何か言っている。



「ん?小さいのは喜んでくれたのか?」



よほど楽しかったみたいでラウラの両手の人差し指とハイタッチしている。

私が怖がっている間ずーっと大興奮だったものね・・・・・



ちなみに帰りはちゃんと歩いて帰りましたとも。







─────────────


祭り?


村長宅に戻ってみれば、周囲の空き地が祭り会場に変わっていた。

肉の焼ける旨そうな臭いが充満している。


結局トーゴが指摘した「ミルカが俺の名前より先に村の住人の名前を覚えるという不審」について、村長にストレートに聞くことで話がまとまった。

明らかにミルカの実力ではない。だとすれば原因は村にあるはず。しかし、大賑わいな状況で村長と真面目な話は無理。



「今日は祭りだったのか?」



「こういう時は混ざって楽しんでからでいいと思うぞ」



「満月を過ぎるまでお世話になりますしね。時間はあります」



そうと決まれば祭りの中に飛び込んで貪り食う。

食える時に食う!これは旅の基本だからな。:トーゴ談






・・・・・規格が違うから、食べ物の規格も違ってしまうんだわ。そうよね、大人と乳幼児の食事が違うのと同じことよね。分厚すぎる肉を楽しく齧り付き、食いちぎっている人達を前にして固まる。


ないふ と ふぉーく を しょもう する


心が弱弱しく訴えかけている。

バーベキュー、肉が塊すぎて野菜しか食べてないわ。大きくてもせめて薄切りだったなら・・・・満たされない。

しかも、それ生じゃない?って言いたくなるほどの焼き加減で皆さん美味しそうに食べている。



「いたいた、おねねちゃん。はいこれ持ってきたよ」



カンキツを肩に乗せてラドが差し出したのは生肉の塊推定5kg

なに?首を傾げていると



「おねえちゃんがカンキツに持ってくるように言ったんだろ?」



「言ってないわ。こんな肉の塊なんて食べられないし」



「「?」」



二人して頭の上に?マークを浮かせていたら、カンキツが腕をバタバタさせて何かを訴えかけてきた。

ジェスチャーらしき動きをしているのだが、何が言いたいのかしら?



「キューキュー!キキュ」



手で楕円を描いて何かを持つような仕草をする。



「皿?」



こくこくと頷き、ラドが持っている皿を指さし、両手の掌を上にむけてそっと地面に降ろす仕草をする。



「下におく?肉をのせた皿を置くの?」



頷きパチパチと拍手するカンキツ。正解だったようね。

その通りに置いてやると、カンキツもラドの肩から飛び降りポケットから太刀を出す。

武器も持ってたんだ。雑貨、主に掃除道具と野良仕事道具しか見たとなかったから以外だわ。

皿の前で肉の塊より小さなカンキツが抜刀し腰を落とし構える。

雪だるま体形なのに心なしか凛々しい。

肉に太刀を向ける小さいのに気が付いた周りの人たちが、自然とおしゃべりをやめカンキツを中心に静かになる。



───フッ!


息を吐く小さな音が聞こえたかと思えば切っ先が消え。



───おおおおお!?



驚きの声が上がる。



え、え?なに?



驚く声に戸惑い周囲を見渡すミルカ。彼女だけわかってない。



「すっげー!カンキツかっこいい!!」



ラドも見えていたようでしきりにカンキツが持っている太刀を羨ましがっている。

フッてなって切っ先が消えてどーなったの?


足首に何かが当たる感触があって足元を見ると自分のスカートしか見えない。スカートの裾を持って足が見えるようにするとカンキツが見上げながら足首をポンポン叩き私を呼んでいる。

あんた、そこから見上げてもスカートの中しか見えないでしょうよ。ズボンを履いてるからいいけどさ。



「クキュ!」



肉をのせた皿を引きずり炭火コンロを指さす。

焼けと言っているのか。

カンキツが食べたいだけだったのか?皿を受け取り、塊をトングで掴むと肉がほどけた。



「えええ!?肉がっ」



挟んだ肉がずるずるとトングからすり抜けていく。確かに塊だったのに、ミルカの知っている焼肉の厚みに切られていた。見えなかったアレはコレか!

ちらりとカンキツをみると得意そうに胸を張っている。私の為に切ってくれたのね。



「ありがとカンキツ、これなら食べれるわ」



肩に乗せて頬を指でスリスリしてやると嬉しそうに顔を指に寄せる。

早速切ってくれた肉をどんどん焼く。もりもり食べる。

うーん。おいしい。ナイフもフォークも要らない、しかも上質な肉で焼肉!最高だわ。

コンロの端に立つカンキツの前に焼けた肉を置いてやる。

その小さな手に大きな鋏と薙刀かと思うほど長い串を持ち(あくまでカンキツ基準で)、焼けた肉の端から端までを串で縫うように刺し、上手に鋏で切り食べやすいサイズの串刺し焼肉が完成する。

鮮やかな仕草に感心すると同時に、私たちと暮らしていくには体の大きさが違い過ぎて普通の事が大事になるのだろう。串刺しからの一口サイズ切りは知恵を絞った結果なんだろうなと小さいが故の苦労が偲ばれた。






「ここにいたのか。さがしたよ、腹は満たされたかい?」



「村長さん、また野菜が足りなくなった?」



「いや、十分さ。ちょっと見てやろうと思ってね」



手に持った火箸をカチカチと鳴らして、ミルカの手をひき、人がまばらで少し広くなった場所へ移動した。

ちょっと酒臭い。酔っているわね、言ってることが分からないし、見るって何を?



「さて、このへんでいいでしょ、カンキツに命じてごらんよ。どの程度従えさせられるか見てあげるさ」



「へ?」



「練習だよ練習!言ったろ、寵愛を使いこなさなくちゃね。従える事が出来るタイプの寵愛なんだからさ」



「練習をいま?」



なぜ今。使いこなせるタイプって?

練習と言われてもどうすればいいのか・・・・うーむ。

カンキツを左の掌に乗せ見つめ合い、右手をカンキツの前にだしてみる。



「・・・・・お手?」てふ。



「「・・・・・・・」」



二人して満面の笑みで村長さんを見る。

しかし当の村長さんはあきれ顔だ。



「喜んでるトコ悪いけどそこから始めてどうするのさ」



えー?

どうしろというの!?

手合わせの練習だったかしら。カンキツを使えと言われてもね・・・・



「そうさねぇ、私がもつ武器にしようか。ミルカを攻撃するから、カンキツに指示をだして防いでごらん」



武器は火箸だよと、ひらひらと火箸を見せる。



「さあ、始めるよ」



問答無用ですぐさま構えて私が動くのを待つ。カンキツはちゃんと理解していて、肩から降りミルカの前に立つ。

周囲は面白い余興だと酒や肉を片手に徐々に人が集まって来る。ハッキリ言って集まらないでほしいわ。

こちらが動かないものだから村長さんがゆっくりと歩きだし、しかし気迫が徐々に増す。一瞬で間合いを詰められるより威圧感があって恐いわ。村長って強いの!?って当り前じゃない戦闘民族だもの。強いから村長なんだもの。



徐々に近づいてくる村長。もっている火箸を何かを払うように振ると、フォンッと風が起こり村長の足元にふわりと砂が舞う。

ナニソレ!?

火箸を一振りしただけて砂埃は起きません!

あああ、焦る!どうしたらいいの。練習の仕方すらわからないわ。えーっと、えーっと、えーっとぉ・・・・



「キュ!」



何も言わずともカンキツが村長へ飛び掛かる。

小さな体からは想像もできないほどの跳躍と瞬発力、瞬く間に村長へせまる。

戦闘民族な村長は余裕で対応。

叩き落そうとしたが体を捻ってかわし、タッと地面に着したカンキツの手には箒が握られていた。

いつの間に出した?



・・・・・・武器は掃除道具なんだ。



刀じゃなくて安心した。

カンキツの跳躍は村長の身長を軽く超える。

箒を槍のように投げれば、簡単に撃ち落とされる、が、読んでいて素早くポケットからさらに二本の箒をだし二刀流になり火箸をもつ手首へ攻撃する。

村長は火箸を両手に一本づつに持ち替え箒を弾き防ぐ。

楽しいらしく村長もカンキツもワクワク感が伝わってくる。

力で押されたカンキツが着地する体勢にはいるが、素早い動きで走り出す村長。向かう先はミルカ。



「え!?」



そうだった、私を攻撃するって言ってたんだった。

防ぐもの、何か、何か、

オロオロするばかりの状態で自分を呼ぶ声が聞こえた。



「ミルカ投擲!」



誰かが叫ぶ声に咄嗟に反応して数本のナイフを村長へ投げた。

しまった!ナイフは本物。ただ言葉に反応してヤッてしまった。

カッ!キキンッ

簡単に払いのけたのを見てホッとしたのも束の間ミルカに迫る。視腕を大きく上にあげ振り下ろそうとする村長。目はミルカを見据えたまま。


ひぃ、叩かれる


腕で頭を庇い体を固くしてギュッと目を瞑る。

キュウ!

ひと際大きく鳴いた声とかぶるように歓声が上がる。

そっと目をあけてみれば、カンキツがミルカを守るように立ち村長が片手を地面について低姿勢でこちらを見据えていた。

何が起こったのか?



「おおっやるな小さいの!」



「村長、押されんなよ~」



「頑張れ小さいの!」



「疲れたなら私が交代するわよ村長っ」



いい攻防が繰り広げられたらしく盛り上がっている。

ガツッカカカ!

火箸と箒がぶつかり合う音がひと際激しくなる。小さなカンキツを横から払い、かと思えば火箸を槍のように突き出し刺す勢いでカンキツの急所を狙う。的が小さいことはあまり問題にしていないようだ。

対するカンキツは箒を横から叩いてくると体を回転させ、威力を殺しつつ火箸を掴みそれを伝って走り手首を攻撃する。カンキツは速い。その素早さに簡単に対応して、火箸をたこ焼きを回転させるように回しカンキツの体をひっかけて自転させ地面に叩きつける。

タッと軽い音をたてて難なく着地。するのを読んでいた村長が蹴りをだす。


うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・・・・


盛り上がり絶頂。

凄まじい雄たけびと熱気が周囲を包み込む。

辛うじて攻防を目で追うミルカに周囲を気にする余裕はない。

高速の動きに、長い時間なのか短い時間が経ったのか分からず見ていたら、そこまで!の声でピタリと二人の動きが止まった。

周りもシンと静まり返る。



「止める人を用意しとくべきだよ村長」



一歩前にでたのは赤髪ヴェルデさんだった。



「熱中してしまったわ。自分で練習の区切りをつけて終わらすはずだったんだけどねぇ。カンキツの強さは予想通りだったけど小さいなりの戦い方が面白くて時間を忘れてしまったよ」



息を切らしながら、しかし疲れなど全く感じていないようだ。

カンキツは箒をポケットにしまいすっかり定位置になったミルカの肩に乗っている。この村では姿を見せても恐れ驚く人がいないので堂々としたものだ。





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