月日が経つのは早いですね
ルーン様のお屋敷に来てから、早いもので2ヶ月がたちました。
朝晩は寒くなってきて お布団が恋人です。
「マーオー」
振り返ればチーチャが おいでおいでしています。
チーチャは15歳で私のベッドの上の住人です。
人なっつこくて、1番初めに仲良くなりました。
短めのポニーテールがピョンピョンして とても可愛らしい女の子です。
「アルマ様が執務室に呼んでたよ」
「アルマ様が?」
「そう。マオまた、何かしちゃったんじゃないの〜?」
「記憶にございませんけど?」
はて?何かしましたっけ?
「早く行った方が良いよ〜。また怒られちゃうよ?」
「わかりました。行ってきます」
ヒラヒラと手を振られながら 私は洗濯室を出てアルマ様の執務室の方へ向かいます。
もちろん、目線は下に。
この世界では、目の上の人と目を合わせちゃいけないらしいです。
目を見て話す。と言う教えの元 育った私には、目を合わせない方が失礼な気がします。
おへその少し上に右手を包むようにして、少し下を向きながら歩きます。
この歩き方も なかなか慣れませんでした。
これからの時期にはお腹が暖かいので良いですが。
この世界でも紅葉とかあるのでしょうか?
自然がいっぱいなので、綺麗な景色の場所は沢山あるのでしょうね。
ピクニックに行きたいです。
あれこれ考えているとアルマ様の執務室に着きました。
この御屋敷も広くて、最初は1人で歩いたら迷子になりました。
迷子になり、半べそかいてました。
大人の半泣きですよ。
アルマ様が直々に迎えに来てくれてました。
その都度、こってりお叱りを受けておりましたが。
方向音痴では無いと思うのですけどね?
コンコン ノックしたらアルマ様の声が聞こえたので、名前を告げます。
入室の許可を得たので、「失礼します」と下に目線を向けながら入室します。
ドアの前で話しかけられるのを待つ事 数分。
「後ろを着いて歩け」
はて?何処へ向かうのでしょう?
何時もは説明してくださるんですけれども。
アルマ様の3歩少し後ろを着いて歩きます。
アルマ様の歩幅で。
足の長さを考えて欲しいですよね!
息が少し上がってきました。
「おや?」
ねっとりと気持ちの悪い声が聞こえました。
瞬間、鳥肌が ぶわぁーっとなりました。
ゾゾって感覚が こう言う感じなんですね。




