第七話 迷宮①その一
朝だ。
何か忘れているようなというよりなんだが柔らかいな。
俺は今ベッドの上に居るそして隣にルナさんが居た。
えっ……これは終わった俺の人生終った瞬間だ。
まさか一線を越えてしまうなんてそんなつもりはなかったのに。
俺は柔らかい豊満な胸に押し潰されそうになっている。
て言うかルナさんこんなに胸有ったのかいつもの服だと着痩せしているように見えるよなあ全然巨乳に見えなかった。
隠れ巨乳というやつだなこれは。
そんなこと考えている場合じゃない。
そう~とそう~と起こさないように離れないと。
しかしそれは無理だったようだ気づかれた。
「むにゃ……健志起きたのかわらわの傍はどうじゃったかや?」
「ご馳走様です」
「また一緒に寝るかや」
「それは遠慮しときます」
「遠慮せんでもいいのじゃ」
「いやでも」
「まさかわらわの誘いを断るのかや?」
「それでもやっぱり無理です!」
バタンッ!俺は勢いよく扉を閉めて自分の部屋に戻ってしまった。
ただでさえ恥ずかしかったのにこのままでは恥ずかしくて死んでしまう。
とにかく朝ご飯を食べに行こう。
そうしようあっでも昨日入り損ねたお風呂に入るのもいいかもしれない。
ということでひとっ風呂入るか。
俺は風呂を満喫した。
そしてルナさんが俺の部屋の前で待っていた。
「ルナさんは風呂入らないんですか?」
「わらわは風呂は三日にいっぺんとしているからなだから入らん」
「えっそれはちょっと臭いんじゃ……」
「はっきり言うのじゃな」
「俺は毎日入っていましたからねこの世界に来るまでは」
「なら入ろうかや」
「ではどうぞ」
「行ってくる」
そうしてルナさんがお風呂に入っている間ルナさんの入浴姿を妄想に浸っていた。
ほんとはいけないことなんだけどやめられなかった。
そんなことしているのがある人物にばれているとは知らず。
『思春期の男の子に何を言っても無駄だとは思いますがそういうのは私の見て無いとこでですね……』
あああ、あーーー!世界の声そうだすっかり忘れていたお前の存在を!何を考えているんだよというか俺にはプライバシーとかないのか!?
『私のテレパシー能力でお互いの意思疎通を図れるので無いですねプライバシーあでも私の考えていることはそっちに伝わらないはずです』
ふざけんなよそっちだけ得しやがって。
『あれをナニするのだけはトイレとかでして下さいトイレは自動で覗かない設定にしているので』
うるさいな確かにこっちの世界に来てまだしてないけどルナさんでするとかそんな恥知らずなこと俺がするとか思っているのか?
『そうですねまずするでしょうね』
もう黙っててくれよ!
そうして俺は世界の声との会話をやめる。
とにかく朝ごはんを食べに行くのだ。
ルナさんが戻ってきた。
「いいお湯だったぞは~これから毎日入ろうかのう」
「そうしたほうがいいですよね」
「一緒に入るか?」
「からかわないでください……」
「冗談じゃ」
「もう……」
そうして俺たちは朝ごはんを食べた。
パンに目玉焼きにコーンスープかなそれとサラダだった。
とても美味かった。
そして俺たちは旅の支度を始めるのであった。
「それでどうするのかや?これからどこに行くのだったのかや?」
「ええと確かオリガテルヌ城だったかな?」
『そうです私はそこの牢獄に囚われています』
「なんじゃ?頭の中で声が?」
「世界の声お前ルナさんにもテレパシー出来たのかよ」
『別に誰に対しても出来るんですがなんとなく健志にしかしてませんでした』
「まあいいそれより本当にお前はそこにいるんだな?」
『はい』
「それでオリガテルヌ城とはどこにあるんじゃ?場所がわからないとどうしようもないからの」
『確か健志はアトロマにいるんですよねだったらそこからさらに東に行ってロクルンデス洞窟と呼ばれる迷宮を突破してくださいそしてさらにそこから北に行ってアルプレダ洞窟と呼ばれる迷宮を突破してくださいそこからさらに北に1ノニス行くとオリガテルヌ国に着くぞ』
「結構遠いんだなオリガテルヌ国というのかそこに居るんだな今助けに行くぞ」
「わらわもお供しようぞ」
『もういいんです本当は健志を影ながら支えようと思っていただけなんですだから私を無理に助けようとしなくてもいいんですよそれにほら私のことを何も知らないのに』
「何も知らないからこそお前を助けたいそれに仲間になってもらうかな」
「そうじゃなお主がどんな奴なのかわらわも興味が出てきたぞ」
『みなさん……もうどうなっても知らないんですから』
「それじゃあこれから町で準備を整えようか」
「賛成じゃ」
ということで俺たちは準備をするために町の武器屋や道具屋を見て回った。
俺は新しい服つまり戦闘用の服が欲しいと思った。
何せ異世界だ防御力の高い服ぐらいあるだろう。
ということで防具屋に来た。
どんなのがあるのやら。
鉄の鎧300ルミ、青銅の鎧200ルミ、鎖帷子100ルミ……とてもじゃないが買えない。
なお今の資金は90ルミこれは他にも携帯食料などを買うお金も入っているので全額使えないせいぜい30ルミぐらいしか使えないのである。
「全部高いのじゃなこれでは買えないかや……健志いいのがあったぞ」
「これは……旅人の服30ルミかこれなら買えるぞ」
「防御+5って書いとるのこれはお得のようじゃな」
俺は迷わずこれにした。
そうして今度は携帯食料や水を40ルミほど買った。
これで残り20ルミしかない。
でも後は次の時に回していこうと考えていた。
そして俺たちは世界の声を助け出すために冒険を始めるのであった。
東に1ノニス行くと確かにそこには洞窟が有った。
ここがロクルンデス洞窟と呼ばれる迷宮か。
初めて入ると思う。
迷宮とか言うとお宝とかが眠っているのだろうか?
「お宝とかあると思うルナさん?」
「わからぬな……それよりも危険なモンスターのことを考えたほうが良いと思うのじゃ」
「そうですね」
俺たちは慎重に洞窟に入った。
そこは誰が付けたのか蝋燭の明かりがついている世界だった。
ただじめじめしているとも感じる。
そんな暗闇一歩手前の世界を俺たちは歩いている。
「こんなに暗いんですね」
「うむ健志少し手を繋いで歩くか逸れると困るからな」
「あっはい!」
何故か手を繋いで歩くことになんだがドキドキするな~
そして暫く歩いたらモンスターが出てくるはず。
迷宮といったらモンスターは付き物だ。
普通よりも強いモンスターが出てくるに違いない。
さてどんな奴らが来るのやら。
そしてその時が来た。
なんだこのゴブリンは今までにないぐらいデカいし肌が黒い
こいつはいったい?
『ハイゴブリンですこいつは普通のゴブリンと一回り違う存在です健志さんが勝てるかどうか』
俺が勝てない相手?そりゃレベル1だから仕方ないのかだったら今がレベルを上げる時期か。
「こんなのわらわが倒してやるかのう」
「ルナさんがんばって!」
ルナさんが駆ける。
そして爪による引っ掻き攻撃を喰らわしてやる。
しかも連続攻撃だこれなら。
全然効いてない!?なんだこいつ!?
「どういうことじゃわらわの爪による攻撃が効かないなんて」
『効いてないわけではないです異常に体力が高いので効いてないように感じているんです』
じゃあどうすれば?
『ひたすら攻撃ですね』
ならば俺も戦わなければ。
と言って出た俺が三十秒後にハイゴブリンにノックアウトされるのだがそこは割愛する。
さて迷宮に入って一戦目どうなることやら。