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第一話 プロローグ

 俺は今何をしているんだ?



 ここはどこなんだ?



 そんな疑問に憑りつかれるほど俺はこの状況にいくらか疑問に感じていた。



 見ると周り雪原で雪景色だ。


 とても寒い俺が居た世界では季節が春だったから長袖とジャージの恰好だ。


 それでもって所持品は携帯電話と財布ぐらいだ。

 これではどんな場合も対応できないであろう。


 と思ったら見慣れないものが俺の腰に巻いてあった。


 剣だ。


 剣が俺の腰に巻いてある。

 腰巻のような革製の厚いフォルダーに入っている。


 抜いてみるとこれまた立派な剣だ。

 見た所鋼製のようだ。



 なんでこんなものが俺の腰に巻いてあるんだろう?

 そんな疑問が出てくるが何が出てくるかわからないのだ。

 武器は有ったほうが良いだろう。


 そう思っていたほうがいいと直ぐに思い知らされることになる。



 それで俺はいきなりどうしたらいいのだろうかと思った。

 こんな周り雪景色のとこにいきなり飛ばされたのだ。

 どうしたらいいと思うのも当然だ。


 このままでは凍え死んでしまう。

『ならアビリティ自動温度調節を取得しますか?』


 うわっ!?いきなり声が!?…………頭の中に直接声が響いている。


 周りには誰も居ない。

 つまりこの声は俺にだけしか聞こえないようだ。

 俺は聞き返してみることにした。


 お前は何者だ!?何が目的だ俺の頭の中に話しかけてきてる。

『私は世界の声です目的はあなたにあなたの能力を解説することにあります』


 世界の声だって?なんだそれは?

『具体的は説明できませんですが便利な声だと思っていて下さい』


 うむなるほどそういうことか。

 ならばここはどこだ教えろ!

『ここはウェルタナム大陸です』


 それだけか……それだけなんだな。

『それだけしかわかりません』


 ならばしかたない。

 それで他には何が有る?

 例えばステータス的なあれとか。

『ありますが』

 あるのか教えろ。

『自分のステータスを念じてみて下さいすると頭に浮かびます』


 そうなのかならば自分のステータス自分のステータスと……出た!


Lv.1 剣士

HP:56

MP:8

力 :10

守り:8

体力:15

速さ:22

知力:11

運 :32

攻撃力:20

防御力:10

装備:鋼の剣、布の服

アビリティ:時間回帰リターン


 情報が一気にどーんと脳内に流れていく。

 このアビリティリターンは俺の持っている能力のことだな。


 そう俺は普通の人間ではない。

 物心ついたとき俺は時間を少し戻す能力に目覚めていた。

 これにより俺は失敗しても直ぐにやり直せたので無用な争い事やトラブルに見舞われることは無かった。


 この能力を時間回帰リターンと呼んでいる。

 俺の唯一の能力である。


 さらに何か無いかと世界の声に聞いてみる。

『アビリティ取得ページが開かれているはずですそこで好きなアビリティを取ってください使えるアビリティポイントは100ポイントですよそろそろ疲れたので寝ます』

 おい!寝るってどういうことだよおい!

 それから世界の声はいくら呼びかけてもうんともすんとも言わなくなったのだ。


 とにかくアビリティポイントを振らないといけないな~

 と思ったので俺はアビリティ取得ページ一覧というのを念じてみた。

 すると次々と単語が出てくる。



筋力強化 守り強化 体力強化 敏捷強化 頭脳強化 運強化 必要ポイント10

狩人ハンタースキル取得必要ポイント20

剣聖アップ必要ポイント25

自動温度調節必要ポイント30

対話能力必要ポイント40

クリティカルヒット率アップ必要ポイント25

死んでも一回だけ復活できる体必要ポイント50

忍びスキル取得必要ポイント60

騎士ナイトスキル取得必要ポイント40

毒耐性必要ポイント30

麻痺耐性必要ポイント40

呪い耐性必要ポイント40

魔宝石取得率アップ必要ポイント30

ここから上位アビリティ

ハーレム?必要ポイント100

筋力大強化 守り大強化 体力大強化 敏捷大強化 頭脳大強化 運大強化 必要ポイント100

剣聖大アップ必要ポイント200

クリティカルヒット率大アップ必要ポイント200

魔宝石取得率大アップ必要ポイント300

成長率大アップ必要ポイント500

破壊の剣必要ポイント800

ゴールデンパワー必要ポイント1000

超ハーレム?必要ポイント5000

 今のところこれだけです。



 と出た。

 あまりにも多いしかもアビリティポイントは100ポイントしかないのにそれ以上のアビリティが存在するのはなんでなんだろう?

『言い忘れたけどアビリティポイントは敵のモンスターを倒しても増えるから』

 わあ!お前寝たんじゃなかったのか。

『とにかくこの中から選んだほうが良いよそろそろこの世界の試練が待ち受けているから』

 この世界の試練?なんだそれ?

 ガサッ……

『来ますよ』

 えっ……?

 茂みからどう見ても俺が見たことも無いゲームとしか出ないモンスターが現れた。

 ゴブリンだ!

「ゴアアアアアアアアア!」

 俺はこの世界から生きて帰られるのだろうか?

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