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金吾殿  作者: さんろ
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古今伝授

古今伝授とは、勅撰和歌集である古今和歌集の解釈を伝授すること。


戦国時代には、三つの系統の古今伝授が存在していた。

三条西実隆に伝授されて、三条西家で相伝されていたもので、後の「御所伝授」

肖柏に伝授されて、堺の町人によって伝えられていた「堺伝授」

林宗二に伝授された「奈良伝授」


細川幽玄に古今伝授を行ったのは、歌道の師匠の三条西実枝。

幽玄から古今伝授されたのは、歌道の弟子の三条西実条と八条宮智仁親王、烏丸光広。


本来は実枝から実条の父の公国にのみ伝授されるところを、

公国が幼かったために、避難措置として弟子の幽玄にも伝授されていた。


公国が早世して三条西家の相伝が絶えたため、幽玄が公国の子の実条に

伝授する予定だった。


ちなみに、幽玄が田辺城で討死しそうになったとき、

幽玄は67歳、実条は25歳、親王は21歳、光広は21歳。

実条には3歳になる公勝も生まれていた。


戦国時代における67歳はかなり高齢なのだが、

幽玄はなぜこのときまで実条に古今伝授していなかったのだろうか。



実際には、幽玄から実条への古今伝授は「既に」行われていた。


このエピソードは、小早川秀秋が「ねねの力」を使うことで、

朝廷や公家を動かしてでっち上げた茶番なのだ。


秀秋は、それによって細川幽玄の命を救い、その結果、

「実兄」である木下勝俊の命を救っている。

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