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14日目「恋」
春ちゃんの恋愛感は男らしいみたいです。
「あら?どうしたの秋、黄昏ちゃって」
「あ、お姉さま。ちょっと昔の事を思い出してただけですわ」
「へぇ、どんなこと?」
「...私、ある人に恋をしていたの。」
「あら、初耳」
「それはそうよ。誰にも言ってないもの。....それでね?その人、相手が思ってることは愛してればわかるってよく言ってたの。でも、私にはわからなかった、、私はその人のこと愛していなかのかしらって、ちょっとね」
「ふぅん。..その人相当馬鹿なのね」
「へ?」
「だってそうじゃない。人間、1から10まで察せれば世話無いわ。
それが出来ないから言葉があるんでしょう?それをするために手足や口があるんじゃない。愛だのどうのっていうのは、まず自分の気持ちを押し出してから使う言葉よ。そんなこともわからず愛だなんて、笑わせちゃうわね。」
「......酷い言いようね」
「あら、気分悪くしちゃったかしら?」
「いいえ、ちょっとすっきりしましたわ」
「そう、よかった。もう3時よ、手を洗って食堂に来なさい」
「わかりました」
「お姉さまって本当に男らしいですわ」
「あんまり嬉しくないわねぇ」
Hello.my name is HIKAGE
こんな恋愛感を持ってる人は良いです。
所詮人は誰も他人。言葉を交わさずに分かり合えるなんて幻想です。




