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TOR  作者: 伊槻みづき
プロローグ
1/4

断片

TOR『得点』

それは強い想いから得られる。


その種類は様々で、物理的なもの、心理的なもの、妖力的なもの、念力的なものなどまだまだ確認されていない未知のものまである。


 夜空を覆う雲が流れ、合間合間から月の光が降り注ぐ。

 一人の少女が白銀の髪をなびかせていた。月を背に凛と立つその姿はまさに女神、と言っても過言ではないだろう。

 僕と彼女が出会って、どれだけの時を過ごしたのだろうか。数日だけだった気がするし、生まれる前からだったような気もする。良くも悪くも彼女との出会いが僕を変えたのだ。僕自身はそれを幸せに感じていた。

 しかし、僕と彼女はこういう運命だったのかもしれない。僕との出会いが彼女を変えることはできなかったのだ。

 彼女が紅い瞳を輝かせる。ゆっくりと腕を上げ、手のひらを僕に向けた。

 どうやら時間のようだ。

 そして彼女は、


「……これで、おしまい。」


 微笑を浮かべた。


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