外部の6体
# 第十章 外部の6体
城壁の前。
砂煙が舞っている。
俺の前に立つ外部が二体。
赤い目。
黒い体。
腕がゆっくり動く。
そのとき。
二体のうちの一体が口を開いた。
「……驚いたな」
低い声。
人の言葉。
俺は少し笑った。
「喋るのか」
外部は首を傾けた。
「当然だ」
もう一体も言う。
「知性はある」
俺はレベリーンを肩に乗せた。
「いいな」
「名前くらいあるのか?」
最初の外部が言う。
「ある」
胸に手を当てる。
「俺は**ヴァルグ**」
隣の外部が言う。
「私は**ゼリク**」
俺は言った。
「アユトだ」
ヴァルグは少し笑う。
「知っている」
「レベリーンの使い手」
俺は聞く。
「他にもいるんだろ」
ゼリクは空を見る。
「いる」
その瞬間。
空が揺れた。
**シュン**
空中に影が三つ現れる。
人影。
空中に立っている。
一人が言う。
「始まってるじゃないか」
長い銀髪。
背中に羽のような骨。
男が降りてくる。
「俺は**ラギア**」
隣にいた細い女が言う。
「私は**ミレア**」
もう一人。
体が大きい。
三メートル近い。
ゆっくり降りる。
「……**ドラム**」
低い声。
城壁の上。
兵士たちがざわつく。
ガルダが叫ぶ。
「五体……!」
俺は空を見た。
「あと一体だな」
そのとき。
背後で。
声がした。
「正解」
俺は振り向く。
いつの間にか。
俺の後ろに立っていた。
背が低い。
細い体。
黒いマント。
顔は少年みたい。
でも。
目だけが異様に鋭い。
「俺は**セイヴ**」
俺は思わず笑った。
「……気づかなかった」
セイヴは言う。
「それが仕事だから」
六体。
外部が揃った。
ヴァルグが言う。
「アユト」
俺は答える。
「なんだ」
ヴァルグは空を指さした。
「俺たちはこの星を壊しに来た」
兵士たちがざわめく。
俺は言った。
「理由は?」
ゼリクが答える。
「命令」
俺は聞く。
「誰の」
ミレアが言う。
「**外成王**」
その名前を聞いた瞬間。
城壁の上。
戦士長の顔が変わった。
俺は少し笑った。
「王様か」
ラギアが言う。
「最強の生物だ」
ドラムが拳を鳴らす。
**ゴキッ**
「お前でも勝てない」
俺はレベリーンを構えた。
「会ってみたいな」
セイヴが言う。
「その前に」
「俺たちを倒さないとね」
ヴァルグが腕を回す。
「久しぶりの戦闘だ」
ゼリクが言う。
「訪問者より強いって」
「どこまで通じるのかな」
俺は言った。
「試してみよう」
その瞬間。
六体が同時に消えた。
俺の体が反応する。
でも。
**間に合わない。**
**ドン!!**
腹に衝撃。
体が吹き飛ぶ。
地面を転がる。
俺は止まった。
「……」
立ち上がる。
少し血が出ている。
ヴァルグが立っている。
拳を引いた姿勢。
「今の」
「見えたか?」
俺は笑った。
「いや」
「全然」
セイヴの声が横から聞こえる。
「速いだろ」
振り向いた瞬間。
蹴り。
**バキッ**
俺は空へ飛ばされる。
その瞬間。
セツナが動いた。
城壁から飛び降りる。
空中で。
ラギアに斬りかかる。
**ザン!!**
ラギアが笑う。
「いいね」
ラギアが腕を振る。
セツナは回避。
空中で体を回す。
もう一度斬る。
**ザシュッ**
ラギアの肩が切れる。
でも。
ラギアは笑っている。
「速いな」
俺は空中で体勢を立て直す。
地面に着地。
六体。
全部こっちを見ている。
俺はレベリーンを構えた。
「いいな」
砂が舞う。
風が吹く。
そして。
俺は言った。
「久しぶりに」
六体が構える。
「本気出すか」
そして。
**アユト vs 外部六体**
の壮大な戦いが始まる
ラスボスが誰かなんとなくわかってきましたね〜




