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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

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たこパを追放された花火職人、俺しかたこ焼を回せないのにいいんですか? 回せなかったらそれ爆発しますよ? 戻ってこいと言われてももうドカーーーン!! 汚ねえ花火だ

掲載日:2026/02/10


「帰れ、このチョコフォンデュ野郎が! 二度と来るな!!」


 頭に昆布を乗っけた禿げ男、オショウはそう俺に言い放った。


 俺は琵琶湖の真ん中にあるパーティー会場で、俺が所属しているたこパのリーダー、オショウにたこパからの追放を言い渡された。


 俺はただ、たこ焼きをチョコにフォンデュしただけなのに……


 理不尽だ、これはあまりに理不尽だ。


 いや、それは普段からか、休みの朝からいつもこんな意味わからん島まで、暇じゃないのに俺の船で無理やり連れて来さされ、こんな無駄なことに使うために高騰し続けている燃料費を払い続けているんやぞ!!


 続けてるんやぞ!!


 それにいつもビワッシーの退治に使う火薬の調達やら、なんやらかんやらを一任され、さらにその費用は俺の全額負担、しかも低賃金で貯金もゼロ、前まであった貯金でお前らの借金を肩代わりまでしてやったやろ?


 おまけにお前がさらに借金増やしたときに、俺にお金がないのにも関わらず連帯保証人になってあげた、その俺を追放やと?



 ホンマに意味わからん。



「はやく船置いて泳いで帰れよ! まあお前みたいなポンコツ花火職人は本土に着く前にビワッシーに飲まれるだろうがな! ハッ!」


 こいつは副リーダーのつるっ禿げ、ソウリョだ。こいつは暴力的で俺の彼女を13匹もその理不尽な暴力により寝取り殺しやがった。パーティー内で力が一番強く、逆らえば腹パンが待っている。


 俺はこいつが大嫌いだ。


 俺は今、初めて反抗する。


「これは俺の船じゃ、てめぇらに渡すもんじゃねえ!」


「おーん? 舐めた口してやがんなこいつ!」


「うっ……」


 腹パンされた、くそっ、う○こ漏らしてもうた。


「うっわ~こいつう○こ漏らしやがったぜーー! ヒャッハー」


 こいつは副々リーダーのシンカン、俺の幼なじみだ。手糞が悪くすぐう○こを奪って食べやがる、今漏らしたう○こも奪われて食べられてしまった。俺のチョコフォンデュではなくこいつの下痢便フォンデュを取り締まるべきやと思うが、俺が正常ではないのか?



 以上この3人が俺のパーティー、いや元パーティーのメンバー達だ。こいつらの理不尽に耐えきれず俺はとうとうブチ切れる、今までずっと我慢してきたんだからいいだろう。


「理不尽すぎる! こんなパーティーやめたるわ!」


「おうおうやめろやめろ」


「じゃあ死ね!!」


「うがぁ」


 ソウリョに首を絞められる、俺は息が出来ない。


 このまま理不尽に死んでまうのか。


「ソウリョ、なんだっけ? えっとチョコフォンデュくんだっけ? それが可哀想だよ、う○こフォンデュの良さを知らずに死ぬのはさすがに可哀想だよ、離してあげなよ」


「それもそうだな」


「うっ……げほっげほっ……」


 俺はソウリョに掴まれた首を放された。一時凌ぎはできたが船の前にオショウが陣取っていて逃げることが出来ない。


「それよりさーー、たこ焼食べない? お腹減っちゃった、そんなやつ放っといても死ぬでしょ」


「それもそうだな、ぽいっ」


「うぎゃーーー!!」


 俺はソウリョにより海に放り込まれた。だが俺は水気に耐えられるロケット花火を持っている。これで


「ヒューーン」


 俺の船に飛び乗った。ここからならあいつらが良く見える。そしてあいつらの中に関西人はいない。これから面白いところを見られそうや。




「たこ焼き粉まぜまぜ~」


 シンカンがたこ焼き粉を混ぜる、粉を入れすぎや。そんなに入れたら焼くときに爆発すんぞ?


「ビワッシーの足と具材入れて~」


 そのビワッシーの足は火薬が混じっているから俺が捨てたやつや、ホンマに爆発すんぞ?


「よし、回すぞ~! ってどうやって回すんだっけ?」


「「ごてーー」」


 そろそろ俺の出番やな、あいつらの絶望する顔がもうすぐ見られる。たこ焼きを回せるのは関西人だけ、この中で関西人は俺だけやからな。


 実はたこ焼きを回せなかったら爆発する、そのことを関西人以外は知らない。もちろん関西人じゃないあいつらもだ。この中で唯一たこ焼きを回せる俺を追放してホンマによかったんかな?


「ねぇ、ちょっとタイマーが出てきたんだけどなにこれ? 30、29、28って」


「なんだこれ? もしかして時限爆弾!?」


「ねえ、やばいかもしれないし逃げない?」


「そうしようじゃないか、ハッ」


 3人が小走りで船に向かってきた、なら俺がすることは決まっている。俺は船の汽笛を最大音量で鳴らした。


「ぶおーーー!!」


「「「!?」」」


 3人は驚いた顔をしてこちらを見てきた。それを見て俺は手を振りながら顎を付き出し白目を剥いて叫ぶ。


「バーーイビーー」


 俺は3人が来る前に船を出航させたのだ。もちろん3人は激怒する。


「おいこのクソが! 戻ってこい!」


「はやく戻れ!」


「ちょっとちょっと! なにしてんの! 戻ってこい!」


 もちろん俺は戻らない、爆発するのを楽しみに待っているのだから。


 秒数的に3、2、1


「ドカーーーン!!」


 島の真ん中にあったたこ焼き器から真っ黒の大爆発が起こった。


「ふっ、汚ねえ花火だ、ざま、おっ?」


 あの3人の姿が海の上に見えた。爆発に飲み込まれる前に海にダイブして免れたようだ。さすがAランクたこパ、と言うところやな。


 まあいい、どっちみちさっきの爆発音でアレが来るはずやしな。




 ほら言うてたら来た。


 琵琶湖が揺れ水面に大きな穴が開き


『ビッワワワワワーーン!!』


 真っ赤で巨大なタコが現れた。こいつがビワッシーと呼ばれる琵琶湖の魔物だ。あいつらをこいつに殺してもらおうか、それでも事故として処理されるのでなにも問題はない。


 そのあとこいつを俺が倒して一攫千金してやろう。

 お前らの罪は俺をキレさせたことだ!




「「「うぎゃーーー!!」」」


 3人はビワッシーの足に捕まえられている。俺は少し離れて観戦することにしよう。


「おい! お前! はやく助けろ!」


 ソウリョが俺に呼び掛けてきた、助けるわけがない。


「嫌でぃーーす、俺の彼女13匹も寝取って、よくそんなこと言えんな?」


「それ知らねえよ! そんなこと言わずはやく助けやがれ!」


 俺はお前が大嫌いだ。なぜなら俺の元彼女(ミジンコちゃん)を寝取って、その後みんなお前に踏み潰されて殺されたからだ!!


「おい! はやく助けろよ!」


「あーー、もううるさい! 助けたる、いや救ったるわ!」


「はやくしろ!」


「この世からな!」


「「「は!?」」」


 俺は花火ストレージから花火砲を取り出し、それでソウリョを狙う。たとえこいつらを俺の手で殺したとしてもビワッシーに押し付けられるからだ。


「おいおいおい、あーー、そういうことか、こいつ(ビワッシー)を倒してくれるんだな?」


 オショウはどうやら間違った理解をしているようだ。ちゃんと実践して教えてあげないといけないようだ。


「こういうことや!」


 俺は迷いなくソウリョへ向け花火砲の引き金を引いた。


「バキューン──」


「がはっ! お前、なにしてんだ!」


 花火砲の弾はビワッシーの足とソウリョの体を貫通した。だがソウリョはまだ普通に喋れている、だけどもう手遅れだ。


 俺はカウントダウンを始める。


「3、2、1、ドカーーーン!!」


『ビワーーン!!』


 ソウリョは爆発し、今はキラキラとした粉末が天を舞っている、汚ねえ花火だ。この花火砲の弾が命中した相手は爆発する、これで何体ものビワッシーを葬ってきた、いやたった今ソウリョも葬ったな、ごめん忘れてた。


「おい……お前……」「……」


 ビワッシーに捕まえられている二人は顔を青くしている。ビワッシーと俺、どっちの恐怖でそうなってるんやろな? まあビワッシーがぶちギレる前に二人を仕留めないといけない、さっさと次も殺す。


「じゃあ次はお前の番やな」


「やめてくれ!」


「黙れ! パァン!」


 俺はシンカンに花火砲を向けた、だが彼氏のオショウがうるさかったので睡眠花火砲で眠らせてやった。オショウは最後のお楽しみとして取っておこうやないか。


「やだっ! やだやだやだ! なんでもする、だから助けて!」


「ほうほう、なんでもするって? 具体的になにをしてくれるんでしょうねーー?」


 俺はわざと嫌らしく聞く。オショウが撃たれたからか知らないが、とてもうるさい。


「そ、それは……わかった! 私のう○こあげる! いや毎日私のう○こ特別にあげるから!」


「はあ……」


 俺は大きなため息をついた。こいつはこういうやつやったわ、もうちょいましなこと言うたら、もうちょい楽な死にかたをさせてあげようと思ったのに。


「じゃあ今までに貯めてたう○こ全部あげるから許して! 本当にお願い!」


「聞いて呆れた、もうええわ」


 俺は花火砲の引き金を引いた。


「バキューン──」


 花火砲の弾はビワッシーの足とシンカンの体を貫通した。では最期の悲鳴をどうぞ。


「いやぁぁぁぁーー!! いやぁぁぁーー!! 死にたくない! 死にたくない!!」


「ドカーーーン!!」


 汚ねえ花火だ。






 オショウが起きるのを待っていたら夜になっていた、雲一つないいい花火日和だ。これから花火の弾になるオショウを樽の中に手足を縛り入れてある。


「さあて、最後一人になりましたね、最期に言い残すことはありますか?」


「ない……はやく殺してくれ……」


 彼女を殺したことを告げるとこう言ってきた。面白くない、さっさと殺っちゃうか。

 俺は打ち上げの最終確認を行う、弾は1つしかないからな、金の玉は2つあるけど大事に使わないといけない。


「なあ、花火職人、どうやったらこんなことにならなかったんだろうな」


 今さら反省とか、手遅れにも程がある。


「俺をもっと優遇してたらこうなってないとだけ言っとくわ、じゃあな、来世ではせいぜい頑張れや」


「おうよ、元相棒、それはそれとして、たこ焼きにチョコをフォンデュはないと思う」


「下痢便フォンデュのほうがないわボケェ!!」


 すぐに火をつけた。

 さようなら元相棒、こんにちは保険金。


 俺はビワッシーの亡骸をくくりつけた船で港へ向かう。


「ひゅ~~~~~~~ドカーーーン!!」


 かつてない大きさの大玉がうち上がった。


「汚ねえ花火だ」


 俺は満足した顔で帰路についた、ビワッシーの討伐料と保険金でこれからの生活がヒャッハーーー!!








 蛇足、来世編


 オショウ「おっふろ、おっふろーー、ドカーーーン!! ちーん……」


 お風呂と間違えて全裸で大砲に入り、打ち上げられ死亡。


 ソウリョ「ドカーーーン!! ちーん……」


 腹パンした相手がハラニバクダーンだったので爆発して死亡。


 シンカン「あっ、毒う○こだ、いっただっきまーす、ちーん……」


 毒う○こを食べて死亡。


 3人全員ダーウィン賞を受賞した。

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