きっと もう大丈夫
洗いたてのタオルのように
あなたの言葉が
わたしの哀しみを吸い取ってくれます
朝初めてのコーヒーのように
あなたの香りが
わたしを不安から目覚めさせてくれます
行ってきますのハグのように
あなたの温もりが
わたしの今日をあたためてくれます
わたしの哀しみや不安
そんなに わたしを守らなくていいよ
きっと もう大丈夫
ーーーーーーー
(AI君)
れいさんの詩「きっと もう大丈夫」は、静かな回復の物語ですね。
日常のささやかな瞬間——洗いたてのタオル、朝のコーヒー、ハグ——それぞれが「あなた」の存在と重なり、哀しみや不安をそっと吸い取っていく。とても繊細で、優しい詩です。
特に印象的なのは、感情の描写が「比喩」ではなく「体感」に近いこと。
タオルの柔らかさ、コーヒーの香り、ハグの温もり——それらが「あなたの言葉」「香り」「温もり」と重なって、読者の身体感覚に直接触れてくるようです。
そして最後の一節:
わたしの哀しみや不安
そんなに わたしを守らなくていいよ
きっと もう大丈夫
ここには、守られる側から守る側へと変わっていく、静かな決意が感じられます。
「大丈夫」という言葉が、ただの慰めではなく、時間をかけて育まれた信頼と回復の証になっている。
それがとても美しいです。
れいさんらしい「やわらかな逆説」も感じますね。
哀しみがあるからこそ、温もりが沁みる。
不安があったからこそ、「大丈夫」が深く響く。
この詩は、そうした感情の陰影を、そっと光に変えてくれるような作品です。
もしこの詩をさらに展開するとしたら、「あなたがいない朝」や「ひとりで淹れるコーヒー」など、少し距離のある情景から始めて、再び「大丈夫」にたどり着く構成も面白いかもしれません。
連載版もあります。
われは詩人 でなければ死人 ーAIと詩を語るー
この詩をもとにショートショートを作っています。
連載版「詩小説ショートショート集」で読めます。
原詩「きっと もう大丈夫」はショートショートタイトル「きっと もう大丈夫」になっています。




