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ノットイコール主人公  作者: ぬまえびー
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異世界転移、予想とは異なり

「おぉ、来たぞ世界を救う者たちが。」

「ついに召喚されたぞ...」「おぉこの方々が伝承の...」

ヌルっとした質感の光に包まれて召喚されたのは7人の人間。


チカチカしていた眼が少し焼けなくなったところでようやく周りが見え始めた。光が反射するほどに磨かれた大理石の大広間には豪華な玉座と半球のガラスが置かれた台座が異様な存在感を放っている。

歓声の中、ある一言で刺された雰囲気は一転した。

「やあ、やぁ、コホン、よくぞ召喚されてくれた勇者たちよ……そなたたちは、数多の運命の中より我が国に選ばれし者たちである。そなたらがその身に宿す力、もはや疑う余地はない。今こそ、その力をもって世界に仇なす巨悪――魔王を討ち果たす時が来たのだ。どうか我が願いに応え、力と心を我らに貸してはくれぬか。」

木琴を感じさせる声が柱をたたく。

「勇者の卵たちよ!これより、能力開示を行う。この世界には魔力という力が存在する。また、稀に特殊な能力を持つものもいるが召喚者は必ず持っている。さあ、その台の水晶で明らかにするが良い。」


それからは順々に水晶に並んだ。

炎を吹き出す好青年、光に包まれる美女、雷男などが爆誕した。

私はというと種類が水だったけどさ、「毒」、、

スキルが、「毒」、、、勇者?

マジ悲しみ

残りの人たちを羨ましく見ていたとき視界の横で護衛兵の一人が王の側近に耳打ちしていた。

それからすぐだった。

「緑色の服の方、雷の方私についてきていただけますでしょうか。」


カツカツと靴の音、私の横で電気の音。凄いばちばち言ってる。

「ごめん、スキルの止め方わからない、、。」

凄い奇抜な眉毛をしてるし金髪というには色がオレンジっぽい青年だ。不良ではなさそう。

「うちを感電させないなら別にいいよ。」


とは言ったもののすっごい怖い


別室につくなり言われたのは



君たちは勇者になれない



とのことだった。

どうやら召喚時、魔力を帯びた紋様が体に浮き出るらしいが探知機に私たち二人は引っかからなかったらしい。まじでなんなん。

「お気持ちはわかりますが、そう気後れしないでください。勇者には規定でなれませんが特待で王国軍の幹部に招待できます。召喚者たちは強力な能力と加護をお持ちでいらっしゃるので、是非とも国のためになっていただきたく思います。」


城から少し離れたところに王兵の育成場と本部があるらしいので誘導されるがままにそこに向かった。

「歩いてる時ずっとうちのこと見てくるの凄い気になるんですけど。」

「わりぃつい珍しくてさ。ごめんな。」

この雷男も召喚者のはず 珍しいとは?

「実はさ、俺君たちみたいな聖なる世界の出身じゃなくて普通にこの世界生まれ、この世界育ちなんだよね。多分なんらかの不具合で召喚されちゃったから勇者になれなかったんだと思う。、」 と目の上の坂が緩やかになる。

「ごめん名乗り遅れた。俺の名はリオン•クククドット、山を超えた先でリサイクルショップをやっている者だ。どうぞ宜しく。嬢ちゃんの名前を聞いても?」

時岡ときおか史穂しほです。」

「トキオカシホ?ということはシホトキオカかいい名前だね!」


ダメだぁこの人陽だ。眩しすぎる。

ほら太陽だってあんなに光って、あれ?あんなに大きかったっけ?、、


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「未来の勇者たちに乾杯!!!」

「「「「かんぱーーーいーーー」」」」

召喚者を祝うパーティーと祭りが盛大に開かれた。どんちゃん騒ぎ開始の合図が空へと高く舞う。色とりどりの花火が花開く中、巨石が空を舞う。

巨石を砕くは王国魔術師団第一隊長兼、騎士団特別指南役マルタ ペペロ

破壊するさまは一瞬で、破片は鮮やかに燃えた。さながら巨大花火であった。国民やゲストはおおいに湧き、大歓声とガラスの衝突音がこだました。


砕いた破片は人工隕石、砲弾としてはずれを歩いていた2人へと直撃した。

そうだ 私たちは[勇者]ではないのだ

考えてみれば当たり前だ、勇者として召喚されたのにも関わらず勇者になれなかった人たちの不満は相当なものだろう

反乱を起こす確率は存分に高い

勇者の卵だけあって才能は一級、そんな危険因子をやすやすと見過ごさずにまだ右も左もわからない状況で確実に殺す

実に合理的だ

それなのになぜ気づかなかったのだろう


思考がメリーゴーランドになる 最高にハイだ


「そんな考え事ができるならまずは無事か。。」

ハッとした

するとさっきまでいた爆心地であるクレーターを見下ろしていた、そしてガスマスクのような仮面をつけた男に私とリオンは担がれていた


「助かった、?」

「あぁ。。」

「あり、がとうございます。」

「礼なんていい、使える奴らに死なれちゃ俺らが困る。。」

「すみません、あなたは味方ですか?それとも、、、」

「警戒心が強いことは関心だな。。言わせてもらうとまだ味方じゃない。。お前はおれらと来るか?それとも王国に戻るか?死ぬかのいずれかだ。。どうする?」

「私は、、自分が生きれるところにつきます。」

「わかった。歓迎するよ。」


何もわからない異世界転移、本で読むのとは全然違う、死ぬかもしれない


「そこの金髪少年は起きてから聞こう。。」


とりあえずの安心と緊張を胸にした私の横でリオンはずっとノびていた。

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