1話 終わりと始まり
今回の登場人物
主人公 北風佑 (きたかぜ ゆう)
見た目 青色のメッシュが入った黒色の短髪に空色の瞳、透き通った白い肌の美少年
性格 大人しく優しいが好きなことに集中しすぎる
部活 もちのろんだがバドミントン部!
初からは「ゆず」と呼ばれている いつも柚子の香りがするから呼んでいるらしい
祐の幼馴染 南川初
見た目 黒髪マッシュでいつも眠そうなレモン色の瞳、透き通った肌の美少年
性格 普段はおっとりしているが祐が関係してることには感情を見せる
部活 祐と同じバドミントン部
クラスメイトからは「ういうい」と呼ばれていたりする
「ゆず、大丈夫?最近頑張りすぎ…今日はもう帰ろ?」
幼馴染の心配する声は…
「ありがとう でも…俺が頑張らないとチームが…」
そう言ってラケットを俺は振り続ける 本当は辞めたいけれど仲間のため…
俺は自分にそう言い聞かせて毎日一人で何度も何度もラケットを振った
そんなある日、俺は聞いてしまった
放課後、部室へ向かっていた時だった
「ん?誰か来るのかな…」
俺がそう思い、角に隠れたときだった
「北風って要らなくね?」「え、それなー」
「っ…」
俺は見えないように更に隠れた
だって、そう言っていたのは俺の親友とチームメイトだったのだから
「っ…」
チームメイトが通り過ぎた時、俺の頬に涙が流れてきたのが分かった
「っ…うぅっ…」
その時、色々なことを思い出した 仲間との記憶だ
『やったぁー!』『よく頑張ったな!』
俺が苦手だったスマッシュを決めたときの喜びや褒めは偽りだったのか
『よし!』『勝つぞ!』
初めて優勝候補に入った時の俺への笑顔は嘘だったのか
「もう、嫌だよ…」
「ゆず、一緒に帰ろって泣いてる…どうしたの?」
「は、初!いたの!?」
「今来た で、何があったの?この僕に話してみなs…」
「う、うぇーん!」
俺は初にぎゅぅっと抱きついたまま涙が枯れるまで泣いた
「ゆず、少しは落ち着いた?」
「うぅ、ひっぐ、うん」
俺が涙ながらに返事をすると初が頬笑んで言った
「何があったのか、教えてくれる?」
「うん、あのね…かくかくしかじかまるまるさんかくで…」
俺はすべて話した 自分でも分からなくなるぐらい話した
「うん、そんなことがあったんだね 辛かったね」
初はそう言って俺をぎゅぅっと抱きしめてくれた
「ねぇ、ゆず…バドミントンで見返してやろうよ 僕たちで」
俺は涙ながらに答えた
「おう…!」
一話 終わりと始まり 終わり
こんにちは!雛川あられと申します
スター☆スマッシュを見つけてくれてありがとうございます!
頑張って投稿していくのでよろしくです!
次回は「二話 秘密の特訓」です!
それでは、おつひなー!