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いつか、きっと

作者: 颯姫

 私はちゅんこ。兄と姉がいて3羽の中では末っ子なの。

「流れ星にお願いごとすると、願いが叶うんだって」

 こう言ったのはお姉ちゃん。人間の子どもたちが話ていたんだって。

「流れ星って何?」

「知らない」

「俺、星なら知ってるぜ」

 お兄ちゃんが得意気に言った。人間の家の中にあるクリスマスツリーってやつのてっぺんに付いているやつなんだって。

「あれを川に流すの?」

「もっと小さいやつないかしら?あれはくわえるの無理そうよ」

 私たちは電線からじっと人間の家の中を眺めていたけれど、やっぱり、あれを川に流すのは大変そうね。残念だわ。お願いごとたくさんあるのに。

 まず、美味しいものが食べたい。怖いカラスに追いかけられませんように。それか、カラスよりも大きくなれますように。あとはね、ちゅんこ、お兄ちゃんとお姉ちゃんよりもお姉ちゃんになりたい。

 スズメの子たちが夢を見ている頃、星は流れる。

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― 新着の感想 ―
[一言] 可愛らしいすずめの兄妹ですね。 願い事叶うと良いですね!
2021/12/21 17:57 退会済み
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