表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

8/15

一方で、元パーティーメンバーたちは……。③



「クソ!誰が攻略しやがったんだ!!」



「落ち着け、グルド。こんな所で暴れるな」



【常闇の遺跡】攻略を失敗してから三日後。その【常闇の遺跡】が消滅したと言う知らせを受けたギルド内はその話で持ちきりだ。



 そして、その知らせを聞いたバカリーダーは案の定、キレてしまい、テーブルや椅子など近くの物に当たり散らしている。まぁ、横取りされたのだからしょうがないと言えばしょうがないのだけど、私は自業自得だと思っている。



「そもそも、お前たちのせいだぞ!お前たちが使えないから、横取りされるんだよ!特にダンとバリー、お前たちなんだアレは?何、ヘルハウンド如きに、死にかけてんだよ!」



「しょうがないだろ!あの時は、いつもより身体が動かなかったんだからさ!」



「……俺も、まさか一撃でやられるとは思わなかった」


 まぁ、当たり前ね。今まではジン君が私たちや魔物に付与魔法を掛けてくれていたんだから。其れが無いんだから当然でしょうに……。



 私もジン君と離れている間は大体、今までの十分の一ぐらいの力しか出ていなかったし……。ほんと、ジン君がいるのといないのでは此処まで変わって来る。其れに今はもう滅多に前衛に出なくなったけどジン君は単独でも強いし、戦っている時のジン君と言ったら、とってもカッコいいんだから♪

 

 おっと、こんな事してる場合じゃなかった……。


「グルド」



「あ?何だよ、俺は今機嫌が悪いからくだらない事なら後に――」



「私、今日限りでこのパーティーを抜けるから」



「はぁ!?」



 私の言葉に驚いたのか、グルドを含めたメンバーたちが目を見開いて私を見る。



「何言ってるのよソフィア!?アンタが抜けたら戦力が大幅に落ちちゃうじゃない!!」



「そうだ。一流パーティーである『黒獣の牙』を抜けるなんてどうかしているぞ!」



 私を引き留めようとするカールとダン。だが、何と言われようが私の考えは変わらない。



【常闇の遺跡】が消滅したら、このパーティーを抜ける。此れはジン君が居なくなってから決めていた事だ。ジン君が居ない今、このパーティーにいる理由なんて無いし。



「じゃあ、そう言う事だから」



「おい!待て!!」



 私はグルドの静止の声を無視してギルドを出る。



 さて、ようやくあの馬鹿たちから解放されたわけだけど、私にはやる事がある。其れはジン君を探す事だ。

 何故、このタイミングなのかと言うと【常闇の遺跡】の消滅を待っていたからである。


 私はジン君が迷宮を攻略すると確信していた。そして、その確信は現実となり、ジン君が居なくなってから六日でのこの知らせだ。時期的にどう考えてもジン君しかいない。


 そして、ジン君は絶対に彼等のいるこの街には訪れたりはしないだろう。


 本当、アイツらのせいで………。


 私は自分の顔が強張るのを感じる。



「ひっ!」



 近くからそんな声が聞こえた。私を見て顔を青ざめている。私ったらそんな怖い顔をしていたかしら?



 まぁ、其れは良いとして、恐らくジン君は【常闇の遺跡】から『セトリアル』の反対方向にある街『ブンバム』に向かっている筈。なら私の次の目的地はブンバムだ。



「待っててね、ジン君♪」




 此処まで読んで頂きありがとうございます。


「面白かった!」

「続きが気になる!」

「応援してる!」


 と思って頂けたら、広告下の【☆☆☆☆☆】からポイントを入れて作品への応援お願いします!


 感想なども聞かせて頂けると嬉しいです。


 其れが、今後も作品を書き続ける強力な燃料となります!


 なにとぞ、ご協力のほど、よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ