一方で、元パーティーメンバーたちは……④
ブックマーク数六十人突破しました!
ありがとうございます!
これからも応援よろしくお願いします!!!
「あいつらまた失敗したらしいぜ」
「あぁ、知ってる。でも今度は迷宮じゃなくて普通の依頼だろ? 黒獣の牙の名が泣くぞ」
「あいつらが落ちぶれたのって剣聖が居なくなったからだろ? どれだけ頼っていたんだよって話しだよな」
「いや、実はそうでもないらしいぞ」
「え? でもあのパーティーは剣聖様を主軸としたものなんでしょ? それ以外に落ちぶれた理由は何があるのよ?」
「なんでも黒獣の牙にはもう一人仲間がいたらしい。俺の考えでは其奴じゃねぇかなって思ってる」
「またまたぁ〜」
酒を片手に盛り上がる冒険者たち。其れを聞いていたグルドたち黒獣の牙のメンバーは不愉快そうに聞いていた。
「チッ!」
……まただ。また、俺たちを笑ってやがる。此処んところずっとだ。
「グルドよ。今後の方針についてだがどうする? やはりソフィアの抜けた穴は大きいぞ」
「………だな。悔しいがあの女が居なくなってからずっと失敗の連続。 そろそろやばいだろ」
「……ねぇ、ソフィアに戻って来てもらいましょ?」
「あんなクソ女居なくてもどうって事ねぇよ!」
「でも………」
「文句があるならお前も出てけ!! 雑魚はいらねぇんだよ!」
「グルド、言い過ぎですよ!」
「テメェもだリリー! この間の依頼でもお前の回復が間に合わないせいで、魔物から引き返すはめになったんだぞ!」
「なっ!? そんな事何もしていない貴方だけには言われたくありませんよ!」
「んだと!? 俺が何もしてないだと!」
「ええ、そう言いましたけど? 事実じゃないですか」
「ふざけやがって……!」
このアマァ……。
ガタンっと大きな音を立て拳を振るおうとする俺。そんな俺をダンとバリーが止めに入る。
「止めろグルド! リーダーが仲間を傷つけようとしてどうする!」
「そうだ! 仲間に手をあげる奴はただのクズだぞ!?」
自分たちの事を棚に上げて説得する二人。その為、ジンをその手にかけようとした彼らの言葉にはなんの説得力もない。
「お、仲間割れか!」
「こりゃあ、黒獣の牙の解散も近いかもな……」
「だな」
そんな光景を見ていた冒険者たちがグルド等を笑い飛ばす。無論、その声はグルドの耳にも届いていた。
「……チッ。 行くぞ!」
「お、おう」
「………」
俺は今さっきまで使っていた椅子を力任せに蹴り飛ばすと、そのまま店を出た。
クソクソクソ!! なんだよどいつも此奴も俺たちを……俺を馬鹿にしやがって! 俺は超一流パーティー黒獣の牙のリーダーだぞ!? こんな奴らに馬鹿にされて良い人間じゃねぇんだよ!!俺には輝かしい未来が待っていた筈なのに、それなのに【常闇の遺跡】は攻略され、ソフィアもこのパーティーから出て行ってしまった。故に俺の完璧だった計画は破綻した。
ソフィアの奴もバカな事をした。大人しくしていれば俺様の女にしてやったのによ………だがもう遅い。
攻略者にソフィア………俺の顔に泥を塗った事を深く後悔させてやる!
グルドの見当違いの怒りが現在この場にいないジンとソフィアに向く。しかし、グルドは……いやグルドたちは知らなかった。先程の冒険者の一言が現実になる事を……。
最悪な形で………。
作者「此処まで読んで頂きありがとうございます!「面白かった!」「続きが気になる!」「応援する!」
と思って頂けたら、広告下の【☆☆☆☆☆】からポイントを入れて作品への応援お願いします!
感想なども聞かせて頂けると嬉しいです。
其れが、今後も作品を書き続ける強力な燃料となります!
なにとぞ、ご協力のほど、よろしくお願いします! 其れではまた次回もお楽しみに」




