付与術師、迷宮に潜る。
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「此れで依頼完了だ」
採掘に行った翌日、俺はステラと共にイザクの店までやって来て、アイテムボックスから大量の鉱石を取り出すと、イザクの前におく。
「おぉ! 此れだけあれば最高よ武器が作れるぞ!」
「やったね、兄ちゃん!」
かなりの量の鉱石を前に二人は大はしゃぎだ。
「それじゃあ俺は今から武器の製作に入る。 後、五日で作り上げねぇと行けねぇからな。 なに、心配すんな、絶対に最高の一本を作ってやる」
そう言い残して、イザクは鉱石の入った箱を持って奥の工房に引っ込んで行った。
「……用も済んだし俺たちも行くよ」
「うん!」
其れに続いて俺たちもイザクの店を出た。
さぁて、俺の方もやる事が山積みだ。
「主人殿よ、この後はどうする予定なのじゃ?」
「今から迷宮に潜る予定だ」
「迷宮とな? 金ならこの間の報酬とやらでたんまり貰うたではないか」
「今回は特訓だよ。 この間の戦いで痛感したんだ。俺は付与術に頼りきりになっていたと」
だが、これから先、付与術が効かない奴が現れないとは限らない。そうじゃなくとも消えた途端に戦えなくなったではいけない。其れはステラとの戦いが物語ってる。
「だから、付与術なしでも戦えるようにしたいんだ」
「……いや、そもそも主人殿は支援系なのじゃから頼りっきりになっても良いと思うし、なんなら前衛にいる事じたい可笑しいと妾は思うぞ?」
…………まぁ、言われてみればそうだよね。
「……ま、まぁ其れは置いといて、一番の目的はあの最後の現象が何なのかを突き止める事だ」
「アレか……」
ステラとの戦いの終盤に起きたあの現象。付与術とは異なるアレの正体を知りたい。あれ以来何度か挑戦してみたが失敗に終わっている。
「それよりも肝心の迷宮はこのあたりにあるのかえ?」
「それなら大丈夫だ。この辺りは中難易度の迷宮が多いんだよ」
「そうなのかえ? でも何故じゃ? その程度なら他の人間でも容易に攻略出来るじゃろて、なぜ残っておる」
「いや、攻略はしてるんだ。ただ、迷宮核を破壊していないだけ」
「何故、その様なことを?」
「迷宮は冒険者や騎士の育成などに役に立つからだ。 その他にも迷宮には珍しい鉱石などがあって、場所によっては迷宮の鉱石などを稼ぎにしている街がある。だからだ」
「成る程の。 じゃが其れならば主人殿は【常闇の遺跡】を攻略したのじゃ?彼処は七大迷宮と呼ばれるだけあって鉱石なども他とはレベルが違う筈じゃ」
ステラの意見はもっともだ。事実、【常闇の遺跡】にあった鉱石は他の迷宮では採れない希少なものばかりだった。だけど…………。
「危険だからだ」
「危険とな?」
「あぁ。ステラは迷宮の攻略難易度がどうやって分けられているか知ってるか?」
「魔物の強さだけではないのかえ?」
「まぁ、それもあるな。
攻略難易度を分ける項目は二つ。
一つ、ステラが言った魔物の強さ。此れは最低でもA級の魔物が入れば、高難易度以上に分けられる。
二つ目は迷宮による被害規模だ。迷宮の周りは常に魔力で溢れている。その魔力は難易度が高い程濃くなっていく。そして、問題なのはその魔力による自然災害だ。中難易度までなら大丈夫なんだが、高難易度以上となると話は別だ。だから高難易度以上の迷宮は攻略対象となる」
まぁ、説明以上かな………。
説明していて思ったのだが、やはりなるべく早くに七大迷宮は攻略した方がいいだろ。場所によっては規模が大き過ぎる場所もあるしな。
「成る程の、大体は分かった」
「それじゃあ、向かうか」
◇
「……此処がその迷宮かえ?」
「……その筈なんだが、此れは……」
俺たちの目の前には迷宮の入り口と思われる洞窟が。ただ、その穴からもとても濃い魔力を感じる。はっきり言って、中難易度ではなく高難易度の迷宮と同レベルのものだ。
「……ステージアップだ」
「ステージアップじゃと?」
ステージアップ。迷宮で稀に起きる現象だ。この現象は迷宮の心臓部である迷宮核が迷宮に散漫する大量の魔力を吸収し、より濃い魔力を放出し、それが迷宮全土に強い影響を与えるんだ。そして、今この迷宮内の魔物はどれも凶暴化又は、進化を遂げている筈。
なによりも見たところこの迷宮、ステージアップしてまだ日が浅い。だから今が最も不安定な時間だ。そして恐らく……。
「…急ごう。もしかしたら冒険者が居るかもしれない」
「了解したのじゃ!」
俺たちは急いで迷宮に入って行った。
頼むから無事でいてくれよ………!
ルーク「此処まで読んでくれてありがとう!」
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作者「感想なども聞かせて頂けると嬉しいです。其れが、今後も作品を書き続ける強力な燃料となります!」
「「「なにとぞ、ご協力のほど、よろしくお願いします」」」
イザク「にしても、ジンと一緒にいたあの姉ちゃん、別嬪さんだったなぁ」
ルーク「兄ちゃん、ステラの姉ちゃんに恋するのはやめたほうがいいよ? 無駄だから」
イザク「ひでぇ!? 無駄ってことはねぇだろ!」
ルーク「いやだって……(ステラ姉ちゃんのジン兄ちゃんを見る目は)」
作者「まぁ、二人は放って置いて、其れでは次回もお楽しみに!」




