飛びまくる二つの火花
八雲視点
全国学園対抗試合準決勝が始まり、勝負は俺と蒼魔の大将戦で決着をつけることになり
わずかな差で俺が勝利し、同時に大江戸学園の決勝進出が決定した。
そして俺は試合後
八雲「ぷはーっ!疲れた〜!? 」
ドサッ!!
吉音の手によって医務室に連れてこられたのだった。
吉音「もう八雲ったら無茶ばかりしちゃって!あたしは本当に心配したんだからね 」
八雲「ごめんごめん 」
確かに俺も死んだかと思ったしな
しかし吉音を心配させたのは事実だ。
吉音「八雲が死んだら誰があたしのご飯作ってくれるの! 」
そっちの心配かい!!
少しでも悪いと思った俺がバカだったぜ
吉音「それより八雲は少し休んでて!次の試合はあたし達が見ておくからさ 」
八雲「おう、わかったよ 」
バタンッ!!
そして吉音が出ていった後
八雲「さて、気力体力回復のため寝ますかね 」
俺は休む間、眠ることにした。
だがこの時の俺は知らなかった。
俺が寝てる間に大変なことが起こることを
そして今まさに
スッ!
誰かが俺の近くに現れたのだった。
一方その頃、もう一つの準決勝はというと
吉音視点
『それでは皆さんお待たせしました!これより準決勝第二試合・チーム神VS中華武道学園の試合を始めたいと思います!』
八雲を医務室に連れて、あたしがみんなのところに帰った時には準決勝が始まろうとしていた。
詠美「徳田さん、八雲の容態は? 」
吉音「大丈夫。今頃ぐっすり寝てるはずだよ 」
八雲のことだから多分そうだよ
『さぁ、様々な武術で有名な中華武道学園とここまでオーディン選手一人で勝ち抜いてきたチーム神!どちらも凄そうな戦いをすることが期待されますが…あれっ?』
チーム神の方を見て実況さんが驚いちゃった。
何故ならば…
バァンッ!!
全員で五人いるはずのチーム神が四人しかいなかったからだよ
?「オーディンの奴は不在だ。よって我ら残りの四人が貴様らの相手をしてやる 」
まぁ準決勝は3VS3だから四人でも大丈夫だろうけどさ
?「そして貴様らに宣言してやる!あり得んがもし万が一、貴様らが一勝すれば貴様らの勝ちとする! 」
ビシッ!!
中華武道学園を指差しながら宣言するチーム神の一人
九竜「フッ!僕達だって準決勝まで勝ち上がってきたというのに随分余裕ですね。だがその余裕が君達の敗因になります!今の言葉を必ず後悔させてあげますよ! 」
チーム神の挑発に怒る中華武道学園大将の王九竜
これは試合前から火花が飛びそうだよ!?
だけど一方その頃、八雲の方でも大変なことが起きていたのをこの時のあたし達は知らなかったんだ。
語り手視点
八雲「むにゃにゃ…想さん… 」
八雲が幸せそうな夢を見ながら寝ていると
スッ!
八雲のすぐ側にチーム神のオーディンが現れたのだった。
オーディン「貴様がゲオルグ様に評価されるなんてあってはならない!あの御方は私を見ていればよいのだ! 」
するとオーディンは
オーディン「こうなったら試合前に貴様を殺してやる!そうなればゲオルグ様は私を見てくれる! 」
シュッ!
寝ている八雲目掛けて攻撃するオーディン
八雲「むにゃにゃ… 」
こんな状況だというのに八雲はまったく気づいていない
そしてオーディンの攻撃が八雲に繰り出されようとしたその時!
ガキィンッ!!
オーディン「なにっ! 」
オーディンの攻撃を弾いたものがいた。
それは…
蒼魔「危なかったぜ!? 」
バァンッ!!
先の試合で八雲と戦った蒼魔であった。
オーディン「どういうつもりだ貴様! 」
蒼魔「どうもこうも、何やら嫌な予感を感じて来てみたらお前が八雲を攻めてるのを見かけたから止めたまでだ 」
スッ!
蒼魔はオーディンに対して構えると
蒼魔「八雲は俺と戦った戦友だ。その八雲を不意打ちするってんなら俺が相手になるぜ! 」
八雲と戦った後だというのに、八雲を守るためオーディンと戦おうとする蒼魔
オーディン「神に逆らうとは愚かな奴め! 」
蒼魔「悪いが俺は神を信じてなくてな 」
準決勝第二試合とは別にこちらでも火花が飛びまくっていた。
一方
八雲「むにゃにゃ… 」
こんな状況になっているとは知らず、八雲は変わらず眠るのだった。




