秋月八雲VS氷室蒼魔
蒼魔視点
『勝者・徳河詠美選手!』
ちっ!鳳賀の野郎、油断するなってあれほど言っておいたのによ
鳳賀「いや〜、負けてしまってすまない 」
九龍「まったく!俺が勝ってなかったら今頃負けてたかもな 」
まぁ九龍の言う通りなんだが
蒼魔「どうだ鳳賀?お前から見てあいつらはよ 」
俺が鳳賀に聞いてみると
鳳賀「確かに蒼魔の言うように彼女だけでなく恐らく大江戸学園のほとんどがうちの女子達くらいの実力を持っているだろうな 」
やはりそうか
九龍「蒼魔、お前は絶対に負けんじゃねぇぞ! 」
鳳賀「馬鹿!蒼魔が負けるわけないだろ。唯一蒼魔が負けるとしたらあいつくらいだし、蒼魔と戦うあの八雲って奴、それほどの強者には見えないけどな 」
蒼魔「ケッ!そんなんだからお前は負けちまうんだよ 」
鳳賀「えっ!? 」
蒼魔「もしかしたらあの八雲はあいつと互角か、あるいは越える実力者かもしれねぇぜ 」
鳳賀「まさか!? 」
九龍「あり得ないだろそんなこと!? 」
蒼魔「まぁあくまで俺の勘が鈍ってなきゃの話だ。そうじゃなけりゃあの八雲は俺に倒されるだけだ 」
俺が次なる戦いの準備を終えると
『それでは準決勝大将戦!秋月八雲選手VS氷室蒼魔選手の試合を始めます。両選手は舞台に御上がりください!』
蒼魔「さて、それじゃあ行ってくるぜ! 」
準備を終えた俺は舞台に向かったのだった。
八雲視点
八雲「大丈夫ですか徳河さん!? 」
詠美「八雲っ!! 」
八雲「え…詠美さん!? 」
詠美「よろしい 」
俺は詠美さんに肩を貸しながら何とか詠美さんを舞台から下ろした。
八雲「さて、いよいよ俺の番だな! 」
スッ!
俺は次なる試合の準備をした。
吉音「八雲ーっ!頑張れーっ!! 」
何とか詠美さんが一勝して引き分けに持ち込んでくれたわけだし
ここで俺が勝たなきゃ今までの戦いが無駄になってしまう。
それだけは避けなければならない
八雲「何としてでも勝たなきゃな! 」
スッ!
気合いを入れて舞台に上がる俺であったが
観客「おい、大将があんな奴で大丈夫なのか? 」
観客「何で遠山さんや長谷川さんじゃなくて茶店の主人なんかが出てるんだよ 」
観客「予選じゃまぐれ勝ちの連続だったわけだし、こりゃうちの負け決定だな 」
大江戸学園サイドからの観客達が既に諦めムードだった。
どうせ俺は見た目が弱そうですよ!
だがもし俺がそんな下馬評を覆し(くつがえし)でもすれば店の評判も上がるかもしれないし
もしかしたら…
想「戦いを頑張っている秋月さんに惚れてしまいました。結婚してください! 」
って風に想さんの方から求婚申し込んだりして
にた〜♪
吉音「八雲!鼻の下が伸びてるよ! 」
八雲「えっ!? 」
わははっ!!
くぅっ!!今ので会場の笑い者にされちまったじゃねぇか!
八雲「こうなったら汚名返上のためにも必ず勝ってやる! 」
スッ!
そして俺は舞台上で蒼魔と対峙した。
『それでは試合開始!』
カァーンッ!!
試合が開始した直後
八雲「ハァッ!! 」
バッ!
俺はいきなり蒼魔を攻めた。
先手必勝ってやつだ!
だが
サッ!
ちっ!最初の一撃は避けられちまった!
やっぱりそう容易く勝てるほどの相手じゃないわけか
蒼魔「こんなもんかよ 」
八雲「えっ!? 」
蒼魔がそう言った直後
ガシッ!!
八雲「うおっ!? 」
俺は蒼魔に腕をとられてしまうと
ガシィッ!!
八雲「ぎゃっ!? 」
蒼魔はそのまま背後に回り、俺を押さえつけた。
蒼魔「どうやら俺のとんだ期待外れのようだな、早くて悪いがくたばってもらうぜ! 」
すると
パキパキッ!!
蒼魔にとられている腕が凍ってきたのだった!
吉音「八雲!? 」




