戦意喪失!?縛られた酉居
酉居視点
いよいよ本選が開幕されたか
我が大江戸学園の対戦学園は大那覇学園か
確か水着が制服という不埒な学園であったな、このような奴らに負けるはずがない
一回戦の勝利はもらったな
『本選の出場選手はダイスにより決められます。いい選手が出るよう祈っていてください!』
ジャララーッ!!
解説の声が響き、ダイスが振りだされた。
そしてその目には…
バァンッ!!
大江戸学園・酉居
大那覇学園・喜屋武
おぉっ!どうやら私の出番のようだな
吉音「八雲〜、相手の大那覇学園の選手って何て読むの?『よろこびやたけし』? 」
そんな名字があるはずがなかろう
あれは…
喜屋武「大江戸学園の皆さん、喜屋武波布男っす〜。よろしくっす〜 」
バァンッ!!
私が説明する前に現れたらしいな
奴は大那覇学園の喜屋武波布男。目付きが蛇のようで舌が長い男だ。
こんな奴が私の相手だなんて、かわいそうだがすぐに負けてもらうとしよう
『それではこれより一回戦第一試合を始めます。選手以外の人は舞台から降りてください』
スッ!
解説の指示通り、舞台には私と波布男だけとなった。
『試合は3VS3となり、どちらかが先に2勝した学園の勝ちとなります。ちなみに選手以外の生徒が舞台に侵入、又は選手妨害をした場合は失格となり、試合の勝敗はギブアップ、場外、対戦相手の死亡で決められます。両選手とも、覚悟はいいですね』
酉居「私は構わん! 」
波布男「俺っちもオッケーっす〜! 」
両選手の確認がとれたところで
『それでは試合開始です!』
カァーンッ!!
いよいよ試合が開始された。
スッ!
私が刀を構えると同時に
スッ!
波布男は錫杖を取り出した。
どうやら仕込み杖のようだな
波布男「いくっすよーっ!! 」
シュバッ!!
奴は私に向かってきたが
酉居「甘い! 」
ガキンッ!!
私は奴の攻撃を受け止めた。
波布男「このこのっ!! 」
キンキンキンッ!!
その後も奴は攻撃を繰り出すが、私には一撃たりとも食らっていなかった。
この程度の攻撃で倒せるのは卑賤な秋月くらいであろうよ
だが私は違う!
ザッ!
私は奴から距離をとると
酉居「貴様程度には見せたくなかったが、ここは確実に勝利させてもらおう! 」
スッ!
私は刀を構え
酉居「いでよ、クチバミ! 」
ジャキンッ!!
ゴゴゴッ…!!
シャアァーッ!!
自身の剣魂である蝮のクチバミを呼び出した。
酉居「貴様は私の相手に相応しくない!よってこの場で消えてもらう! 」
シャアァーッ!!
波布男に襲いかかるクチバミ
クチバミの毒は剣魂に対して有効なため、もし奴が剣魂を発動させてもクチバミの毒で対処できる。
一勝はもらったな
バァッ!!
そして、今まさにクチバミの牙が波布男に襲いかかろうとしたその時!
ぴたぁっ!!
酉居「なっ!? 」
クチバミの動きが止まってしまった。
しかもクチバミだけではなく
ぴたぁっ!!
酉居「なにぃっ!? 」
何故か私の動きも止まってしまった。
これは一体どうしたことだ!?
すると
波布男「クケケッ!あんたは俺っちを追い詰めたようだが逆にあんたが追い詰められたんだよ 」
酉居「何だと!? 」
波布男「既に俺っちは剣魂を発動させていたのさ! 」
スッ!
奴がそう言うと
ゴゴゴッ…!!
シャアァーッ!!
奴の背後から大蛇が出現した。
波布男「こいつは俺っちの剣魂、波布のアカマタだ。こいつは影に潜み、毒を食らわすことができる。そしてその毒を食らったら動けなくなる。こいつを影に隠してこっそりあんたに噛みつかせたのさ! 」
し…しまった!?
なんたる不覚だ!?
波布男「まだまだ勝負は終わらねぇぜ! 」
スッ!
奴は私に接近すると
波布男「お前は弱い! 」
ドクンッ!!
な…何だ!?弱いと聞いた瞬間、体が崩れそうになってしまったぞ!?
波布男「執行部の名前ばかり利用する弱虫。大江戸学園のリーダーをよそおっているが実際は足手まとい! 」
ドクドクンッ!!
く…苦しい!?
奴の言葉を聞くたびに心が折れそうになる!?
そして
波布男「お前の実力は秋月八雲の足下にも及ばない! 」
この言葉を聞いた瞬間
バッキィーンッ!!
私の心の中で何かが砕けた。
そして私は…
酉居「私は弱い。足手まといだ…(小声) 」
心を砕かれ、ぶつぶつ何かを言い出すのだった。
志佐「始まったわね。波布男の言霊術。あれを食らったらしばらくは立ち直れない。味方ながらにして恐ろしい奴よ 」
酉居「もう戦いたくない!ギブアップだ!? 」
波布男「クケケッ♪ 」
『大江戸学園の酉居選手、リタイアにより大那覇学園の勝利です!』
大那覇学園が勝ってしまったが、今の私は舞台から降りたい気持ちで一杯であった。
オリキャラ紹介
喜屋武波布男
大那覇学園の選手。目付きが蛇のようで舌が長い男。得物は錫杖で剣魂はハブのアカマタ。言霊も使え、剣魂で相手を捕らえてからのコンボは強烈




