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大江戸学園VS浪花学園・後編その1

三部作で終わらせるつもりでしたが長くなりましたので次まで続きます

八雲視点


大江戸学園VS浪花学園の野球対決


大江戸学園は序盤から10点取られてしまうものの、その後の俺の投球やみんなの頑張りによって次々と点差を縮めていった。


そして回はあっという間に5回裏の大江戸学園の攻撃


点数は大江戸学園 22


浪花学園 20


といつの間にか逆転しており


桃子「よしっ!一気に点を稼がせてもらうぜ! 」


ワンアウト満塁のチャンスにバッターは桃子さんであった。


ちなみに桃子さんの打率はここまで全打席ホームランの10割である。


トリー「はぁはぁっ!?ちくしょう!!何で奴ら俺の球を軽々と打てるんだよ!? 」


投球能力に自信がある浪花学園のトリーは自分が何故10点も取られてしまったのか不思議に思っていた。


だがそれは当然のことであった。


何故なら大江戸学園生徒のほとんどがバットよりも重い刀を振り回しており、そのためバットを振るスピードが早い


更に桃子さんは金棒を振り回しているためバットなんてまるで爪楊枝を振るうような勢いなのだ。


トリー「くそっ!? 」


シュッ!


トリーは頑張って投げるが


カンッ!!カンッ!!


『ファール』


よくてファールにするのが精一杯であった。


桃子「次は場外に飛ばしてやるぜ! 」


桃子さんのホームラン宣言に


トリー「もうやけくそだ!! 」


スッ…


やけになったトリーが投げようとした瞬間


花子「タイム! 」


『タイム!』


サードにいた花子のタイム宣言により試合は一時停止となった。


トリー「おいおい花子、急にタイムをかけるだなんてどうしたんだ? 」


ピッチャーであるトリーが花子に聞くと


花子「トリー、ピッチャー交代や!ウチがピッチャーやる! 」


バァンッ!!


何と!?花子は自分がピッチャーをやると言い出したのだった。


すると


津込「花ちゃんマジかいな!?ボケてへんよな!? 」


花子「ボケとらん!ウチは正気や 」


花子がピッチャーをやることに驚く浪花学園


藤吉郎「でも姉さんは肩を…!? 」


花子「数年前の話や!今は痛くも痒くもない!それに数球投げるだけやしな 」


この言葉を聞いた浪花学園は


虎鉄「わかった!おねぇがそう言うなら仕方ない。そいじゃウチがキャッチャーやったるわ! 」


花子「虎鉄… 」


虎鉄「ただし一度でも痛みを感じたら即刻交代やで!約束やからな! 」


花子「わかった!ウチに任しとき! 」


浪花学園の話し合いが終わると


『浪花学園選手の交代です。

ピッチャー・トリーに代わりまして浪花花子。

キャッチャーが浪花虎鉄に代わります』


ピッチャーが代わったか、果たしてどんな球を投げるのか!?


花子「練習球はいらへん。すぐに始めよや 」


マウンドに立った花子が言うと


桃子「おもしれぇ!気に入ったぜ! 」


気合いが入りまくる桃子さん


そして


シュッ!


桃子さんに投げる花子


その球は…


ヒュルル〜っ…


見事に遅かった。


桃子「なめやがって!こんな球、軽く場外だ! 」


ブォンッ!!


ボール目掛けてバットを振るう桃子さん


ガキィンッ!!☆ミ


ボールは当たり、見事場外へ…


…いかず


キィンッ!!


桃子「なっ!? 」


強烈なショートライナーになってしまった。


藤吉郎「姉さんがあれだけ頑張ったんや!エラーは許されへんで! 」


バシィンッ!!


強烈なライナーを取る藤吉郎


これでツーアウトになり


藤吉郎「津込! 」


シュッ!


藤吉郎は後ろを見ずにセカンドへ球を投げると


津込「はいなっ! 」


バシッ!!


朱金「しまった!? 」


セカンドの津込がベースを踏んだことで


『スリーアウト!チェンジ!』


チェンジとなってしまった。


桃子「くそっ!あの球、見かけによらず物凄い球だぜ!? 」


シオン「まさかお前が打ち損ねるだなんてな 」


うちで一番の怪力を誇る桃子さんが打てないだなんてすごい球だな!?



花子視点


虎鉄「やったでおねぇ!久々の猛虎(もうこ)球やったで! 」


花子「当然や! 」


猛虎球、それはウチが編み出した魔球


その正体は全く回転せぇへん球や!打とうとしても余程の力がない限り飛ばへん


やけどその分、投手の負担も大きく、現にウチも数年前に投げまくって肩を壊したくらいや


花子「さぁ皆、まだまだ逆転できるで気合いいれよか! 」


浪花学園『おぉーっ!! 』


負けるわけにはいかへんで!



八雲視点


回は最終回の6回表


八雲「はぁはぁっ…!? 」


俺はもう体力の限界がきており


バァンッ!!


何とかツーアウトはとれたが満塁のピンチ


そしてバッターは


花子「この回で終わらしたるで! 」


浪花花子を迎えてしまった。


ここで打たれるわけにはいかない!


八雲「徳河さん! 」


詠美「わかったわ 」


スッ!


キャッチャーである徳河さんを立たせ、敬遠策をする俺


この浪花花子に対しては全て敬遠しており、満塁なので押し出しを食らうが四点取られるよりマシであった。


シュッ!


これで安心だ!と、俺は投げるのだが


花子「何度もウチに同じ手が通用するかい! 」


ゴオォッ!!


この時、花子から虎のオーラが流れ出た。


あれは剣魂か!?


そんなことを考えている間に


花子「おりゃーっ!! 」


グワッキィーーンッ!!


八雲「なっ!? 」


敬遠のために投げた球は打たれてしまい


『ホームラン!』


見事ホームランにされてしまった。


これで点差は


大江戸学園 22


浪花学園 24


と、逆転されてしまったのだった。


花子「ウチに打てへん球なんてない!負けへんで大江戸学園! 」


そしてその後


八雲「はぁはぁっ…!? 」


キンッ!!キンッ!!


再び満塁のピンチになってしまった。


八雲「くそっ!?ファールでツーストライクは取ったけどスリーボールだ!? 」


つまり次がボールなら押し出しで更に一点取られてしまう!


これ以上の失点は許されない


詠美「大丈夫八雲?交代する? 」


交代しようにも他に投手が…


と、その時!


吉音「八雲!あたしが投げるよ! 」


バンッ!!


突然吉音がピッチャーをやると言い出した。


その理由は…


吉音「だって八雲ばっかり投げてて羨ましいんだもん!ルールはわかったからあたしだって投げたいもん! 」


という吉音らしい理由であった。


八雲「わかった。なら俺がキャッチャーやるから思いっきりっきり投げろ! 」


吉音「うん。わかったよ 」


大江戸学園もピッチャーを吉音。キャッチャーを俺に置いて試合を再開させた。


まだまだ試合は続くぜ!


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