大江戸学園VS浪花学園・前編
何となく長くなりそうなので前後編(前中後編?)になります
八雲視点
大江戸学園VS淵殺学園の試合はアホの酉居の勘違いにより俺達が負け
浪花学園VS電脳学園の試合は電脳学園が勝利し、これで四校とも一勝一敗となった。
ところが電脳学園VS淵殺学園の試合は両校参加不可能により引き分けとなった。
つまり次の大江戸学園VS浪花学園
勝った学園がグループ一位通過となるのだ。
試合終了から一夜が明け
ギュッ!!
八雲「よしっ!気合い充分だぜ! 」
ホテルの一室にて気合いを入れる俺であった。
そして
『お待たせしました。これより試合を始めたいと思います!』
ついに試合が始まろうとしていた。
『大江戸学園と浪花学園の試合内容は…』
『野球です!』
野球だと!?
花子「よっしゃ!!野球やったらウチらの得意分野や! 」
虎鉄「こりゃウチらの勝ちは決まったもんやで! 」
くそっ!野球は浪花学園の得意分野だったか!
対する大江戸学園はというと
桃子「野球って何だ? 」
シオン「知らん! 」
野球を知らない人が多かった。
実は大江戸学園には野球という遊びがない
そのため野球がどういったものでどうやるのか知らないのだ。
吉音「野球ってあれでしょ!腰が痛い時とかに使う熱いやつ♪ 」
そりゃ野球じゃなくて御灸だ!
どうやら野球を知るのは途中で本土から来た俺くらいのようだな
『試合展開上、回は6回までとなり延長戦はなく、同点の場合はヒット数で勝敗を決めます!』
平良「延長戦?ヒット数? 」
朱金「何言ってんだかさっぱりわからねぇ!頭痛くなっちまったぜ!? 」
これは先が思いやられそうだな!?
そして俺達はユニフォームに着替え、この試合のためだけに用意されたドームへ向かった。
バァンッ!!
吉音「すっごぉーい!!ドームの中なのに草があるよ! 」
草じゃなくて人工芝な
八雲「さてと!気合い入れてやりますか! 」
スッ…
野球が浪花学園に有利だなんてもう気にしない!
そんな俺がグラウンドに向かおうとしたその時
酉居「待て!何を勝手に試合を始めようとしている 」
八雲「なにっ! 」
酉居の奴が止めやがった。
酉居「野球は9人でやるものらしい、だが我々大江戸学園は10人いて一人余る。となれば貴様が出ないのは当たり前だろう 」
八雲「なっ!! 」
唯一野球経験者の俺が何で出ないんだよ!
酉居「卑賤な奴がいてはお荷物になるだけだ。ちなみにもうメンバー表は提出したから貴様に逆らう権利はない! 」
八雲「なにっ!! 」
この野郎!勝手に決めやがって!!
一発殴ってやらなきゃわからなさそうだな!
と、俺が向かおうと思ったその時
想「あのぅ秋月さん、そんなに出たければ私と代わりましょうか? 」
想さんが優しい声をかけてきた。
だが俺は
八雲「大丈夫ですよ逢岡さん、俺の分まで頑張ってきてください! 」
想「わかりました 」
想さんからの誘いを断ったのだ!
何故かというと…
パァンッ!!
想さんのユニフォーム姿を長く見たかったからだ!
吉音「八雲、何だか嫌らしい目付きになってるよ 」
おっといけねぇ!
それはさておき、ついに野球が始まるわけなのだが
花子「ほなみんな、気合い入れていくで! 」
浪花学園のベンチを見てみると
バァンッ!!
気合いが入っているらしく縦縞のユニフォームを着ていた。
あれっ?あのTHと書かれたユニフォームどこかで見たような気が…
花子「ウチらのティガース魂見せたるで! 」
そうだ!あれは本土でのプロ野球チーム・藩神ティガースのユニフォームじゃないか
そしてそうこうしている間に
『それでは先攻は浪花学園。後攻は大江戸学園でプレイボールです』
いよいよ試合が始まってしまった。
ザッ!
野球を詳しく知らない大江戸学園のポジションは酉居によって適当に決められ、ピッチャーはというと…
酉居「勝利は確実だな 」
やはり独断で決めた酉居が出ることになった。
『1番ショート・豊富』
藤吉郎「ウキウッキー! 」
浪花学園の1番バッターが打席に入り、対して酉居は
酉居「野球というものは簡単なものだ。このボールを投げてストライクをとればいいのだからな 」
スッ!
ボールを下手投げで投げようとする酉居
あいつ、アンダースローなのかと思いきや!?
シュバッ!!
ゴロゴローッ!!
パスッ!!
酉居はボールを地面に向けて転がし、キャッチャーである徳河さん(詠美)が受け取った瞬間
酉居「いまのは確実にストライクだ! 」
ビシッ!!
無駄にかっこよく決める酉居だが
『ボール』
酉居「なっ!? 」
ボールが既にワンバウンドしているためボール扱いとなった。
っていうか、それは野球じゃなくてボウリングだろうが!!
虎鉄「あいつアホちゃうか? 」
花子「きゃははっ♪ウチらを笑かすやなんて大江戸学園もなかなかやるやないか♪ 」
津込「う〜っ!!いまの突っ込みたいけど対戦相手やしな!? 」
酉居「くっ!? 」
浪花学園に馬鹿にされる酉居
さすがに今のはアホだよな
その後、納得がいかずに酉居はボウリング投げで投げまくり
『フォアボール』
『フォアボール』
『フォアボール』
三者連続で四球を出してしまいノーアウト満塁のピンチとなってしまった。
そして次のバッターは
花子「ようやくウチの出番やな! 」
バァンッ!!
キャプテンの浪花花子であった。
酉居「えぇいっ!!転がさずに投げればいいんだろう!! 」
シュッ!
ついに酉居はまともに投げたのだが
花子「秘打・ティガース打法! 」
カッキィーンッ!!
酉居「なっ!? 」
簡単に打たれてしまい
『ホームラン!』
結果はホームランとなってしまった。
その後も大江戸学園に不運が続き…
吉音「手は使っちゃいけないんだよね 」
サッ!
野球をサッカーと勘違いしてボールを捕らなかったり
朱金「俺の球だ! 」
平良「いや!私の球だ! 」
ボールを取り合って結局落としてしまったりと打たれるはエラーするはの連続で
その結果、未だにノーアウトで回はまだ一回の表ながら
浪花学園 10
既に10点も取られてしまった。
そして尚もランナー二塁三塁のピンチでバッターは…
花子「さて、またホームラン打たせてもらうで! 」
バァンッ!!
恐怖のスラッガー浪花花子であった。
酉居「はぁはぁ!?くそっ!? この私がここまでこけにされるだなんて!? 」
もはや酉居に投げきる体力は無さそうだな
嫌みな奴だが今は仕方なく味方だしな
すると
酉居「せ…選手交替!投手を秋月にだ! 」
バァンッ!!
何と!?酉居は俺にピッチャーを指名したのだった!




