サイバーキャプチャーVS八雲の強運!
八雲視点・聖スタジアム内
ついに始まった全国学園対抗試合!
俺達大江戸学園の第一戦目の相手として電脳学園の才馬三兄弟と戦うことになり
大江戸学園からは想さん、徳河さん(詠美)、そしてこの俺、秋月八雲が決められたのだが
その勝負内容というのが
『ミラクルクイズ』
詠美「ただのクイズとどう違うのかしら? 」
想「ミラクルクイズって確か、テレビでやってる人気番組でしたよね 」
そう。想さんの言うようにミラクルクイズは大人気なバラエティー番組だ。
普通のクイズ番組のように正解数が多いチームが優勝なわけで、普通のクイズ番組と違う点は
もし不正解や敗北するとその罰ゲームとしてメンバー全員に罰が与えられる。
つまり俺が不正解すると想さんや徳河さんまで罰ゲームを受けることになるのだ。
確かこの前テレビでやってたのは『電気うなぎのプールに落とされる』『ローションプールへダイブ』『高さ100メートルからの椅子に座ってバンジージャンプ』等々他では真似できない罰ゲームだらけだ。
『答えがわかったらブザーを押してください。そしてブザーがなってから10秒以内に答えないと不正解となりますので気を付けてください』
難易度高っ!?
一郎「フフフッ!我々の計算で勝負内容がミラクルクイズだというのは計算済みだ。この勝負もらったね 」
そしていよいよミラクルクイズが始まろうとしていた。
ともかく頑張らなければ!
『では第一問…』
だが問題が出されようとしたその時
ピンポーンッ!!
八雲「あっ!? 」
焦った俺はつい解答ボタンを押してしまったのだった。
吉音「八雲の馬鹿〜!? 」
酉居「やはり奴ではダメだったようだな 」
想「秋月さん… 」
詠美「八雲… 」
会場にいる全員が諦めムードじゃないか
『では秋月選手、解答をとうぞ!』
えぇいっ!!こうなったら想さん、徳河さんごめんなさい!!
八雲「わかりません!! 」
ずっこぉーーっ!!
わかりませんと答えた俺に会場にいる全員がずっこけた。
二郎「あいつ馬鹿だな 」
三郎「余程罰ゲームを受けたいらしいな 」
うるせぇ!!この野郎!!
ごめんなさい想さん、徳河さん!
だってわからなかったんだもん!?
だが
『正解です!!』
全員『えっ!? 』
まさかの正解に全員が驚きの声を出した。
『今の問題を全て言いますと
・日本固有の詩歌は?
・ペルーの首都は?
・100×10は?
という問題であり、答えは和歌・リマ・1000(せん)ということで、・わかりませんが正解でした』
み…ミラクルだ!?奇跡が起こった!?
『そして第一問目をすぐに正解しましたので5倍の点数が与えられます』
やった!つまりこの時点で50点ゲットだぜ!
想「秋月さん、お見事です 」
詠美「やるじゃないの 」
八雲「ハーハッハッハッ! 」
120%運なんだけどね
才馬一郎視点
な…何だというんだ!?
三郎「あいつ、馬鹿かと思ったけど意外と天才かもしれないね!? 」
二郎「データを少し改良しておくか 」
一郎「うろたえるな弟達よ!こうなったら使うまいと思っていたがサイバーキャプチャーを使うぞ! 」
二郎「サイバーキャプチャーか 」
三郎「この状況じゃ仕方ないかもね 」
弟達を納得させると
カタタンッ!!
我々はサイバーキャプチャーを始動する準備を開始した。
サイバーキャプチャー、それは電脳学園が生み出した究極の手段であり
まず三郎が大会のコンピューターにハッキングして問題を盗み
二郎が問題の選択肢をハッキングする
そしてこの俺、一郎が答えるわけだ。
『では第二問!』
わかりやすくやってやろう。
『童話・桃太郎…』
問題がちょっと流れれば
カタタンッ!!
三郎「ハッキング完了! 」
三郎が問題の全文をハッキングし
カタタンッ!!
二郎「ハッキング完了! 」
二郎が選択肢をハッキングする
そしてそのハッキングされたものはこの俺、一郎のパソコンに送られてくるのさ
『童話・桃太郎の家来になった動物は?』
『A・イヌ、サル、キジ
B・木こり、かかし、ライオン
C・家来は連れていなかった』
成程ね
そこをすかさず
ピンポーンッ!!
一郎「イヌ、サル、キジ! 」
『正解です!』
という方法で解答するわけだ。
はっきり言うとズルだが学力において電脳学園が負けるだなんてあり得ない!
ズルして勝てばそれでいいのだ!
ピンポーンッ!!
『正解です!』
その後、我々はこの方法で次々と問題を解いていき、気づいた時には…
大江戸学園・10
電脳学園・80
バァンッ!!
残り一問を前にして圧勝であった。
フフフッ!少々計算は狂ったがこれで我らの勝つ確率は100%だ。
八雲視点
なんてこった!?このままじゃ最終的に5倍されてもトータル50点だ。つまり、負けてしまう
詠美「くぅっ!問題文が流れさえすれば!? 」
想「これはまずい展開ですね 」
二人は不正解罰ゲームを受けたくないために答えようとしなかった。
『では最終問題です』
くそっ!このままじゃどうせ敗北して罰ゲーム受けるわけだし、勘を頼りに答えるか!!
と、俺がそう思ったその時
ブゥンッ!
俺の近くを一匹の蚊が飛び回っていた。
くそっ!邪魔だ!あっちいきやがれ!!
しっしっ!!
蚊を追い払おうとする俺だが
ブゥンッ♪
蚊は俺を馬鹿にするように飛び回っていた。
こうなったら!!
スッ…
俺は一旦静かにして蚊を捕まえようと構えた。
そしてこの時
『では最終問題です…』
最終問題が出されたのだが俺はその事に気づかずに
バッ!
蚊を潰そうと手を繰り出したその時
ピンポーンッ!
うっかり肘がボタンに触れてしまい
そして…
八雲「蚊だ! 」
パァンッ!!
蚊を潰した俺はつい叫んだのだった。
見事蚊を潰すことに成功したのだが
八雲「あれっ?しまった!?知らない間に答えちまった!? 」
今更その事に気づく俺だがもう遅い
何故なら既に答えた後だったからだ。
吉音「八雲の大馬鹿〜!? 」
一郎「これで我が電脳学園の勝利だ! 」
しまった!?ごめんなさい想さん、徳河さん!!
心の中で二人に謝罪する俺
…ところがだ
『正解です!!』
正解という言葉を聞いて
八雲「えぇっ!? 」
何より俺が一番驚いた。
『今の問題を全て言いますと
・真・恋姫†無双に登場する。「ゴッドヴェイドォー」と叫ぶ医者の名前は何でしょう?という問題でして、よって答えは華佗なわけなのです』
と、いうことは…
点数的には大江戸学園20VS電脳学園80だけど俺達は5倍にされるから…
『大江戸学園の大逆転勝利となります!』
俺達の逆転勝利が決定したのだった!
三郎「なっ!? 」
二郎「そ…そんな馬鹿な!? 」
一郎「くそっ!問題文が流れないからサイバーキャプチャーが使えなかった!? 」
サイバーキャプチャー?なんじゃそりゃ?
『では敗北した電脳学園には罰ゲームです』
実況がそう宣言すると
ウィンッ!!
三兄弟『うわぁっ!? 』
ヒュンッ!!
突然椅子の下に穴が開き、三兄弟が落ちると
『今回の罰ゲームは筋肉だるまと押し競まんじゅうです♪』
マッチョ達『おしくらまんじゅう!押されて泣くな!! 』
ぎゅぎゅっ!!
三郎「ぎゃーっ!?助けて〜!? 」
二郎「汗臭すぎて息がつまる〜!? 」
一郎「くっそーっ!! 」
あんな罰、受けなくてよかったぜ
一方その頃、スタジアムの通路にて
?「へぇ、この大会にはろくな奴がおらへんかと思っとったけど、結構いい奴もおるやないか 」
試合の情況を見ていた人物がいたのだった。




