進め!大江戸探偵団
早いもので投稿してから約半年が経ちました。完結目指して頑張ります!
八雲視点・八雲堂
ガラッ!
八雲「ふぁ〜! 」
朝、いつものように扉を開き
八雲「えいっ!やぁっ! 」
ブンブンッ!!
隣のねずみ屋に聞こえないよう素振りをする俺
八雲「いらっしゃいませー! 」
昼、店の営業をする俺
八雲「ありがとうございました 」
晩、営業を終えて店仕舞いをしようとする俺だが
最近誰かに見つめられている気がする。
もしかしてストーカー!?
…ではなく
犯人には気づいている。
だがあまりに隠れ方が下手だから無視してたんだ。
だってその犯人は…
バァンッ!!
今も堂々とダンボールの中に隠れて見つかっていない気でいるのだから
スッ…
俺がその場を去ろうとすると
サッ…
ダンボールも俺を追いかけてくる。
もう無視してられないな
スッ!
俺はこっそりダンボールに近づくと
八雲「誰だ! 」
バッ!
ダンボールの箱を上げる俺
すると中には
?「ややっ!? 」
?「バレたんだぜ!? 」
?「そのようですねぇ〜 」
バンッ!!
三人の幼女達が入っていた。
それから少しして俺は三人を店に入れると
八雲「それで君達は何者なのかな? 」
俺が彼女達の名前を聞いてみると
?「人に名前を尋ねる時は自分から話すのです…でござる 」
こんな幼女に言われてしまった。
八雲「確かにそうだよね、俺は秋月八雲。で、君達の名前は? 」
俺があらためて名前を聞くと
平和「乙級三年あ組・八坂平和でござる! 」
信乃「同じく三年あ組・久慈信乃だぜ! 」
つばめ「以下同文・甚内つばめですぅ〜 」
三人はそれぞれ名乗ると
平和「三人合わせて! 」
信乃「大江戸探偵団! 」
つばめ「ですぅ〜 」
ビシッ!
ポーズをとりながら言う三人だが
最後のいらなくない!?
それはさておき
吉音「でさぁ、何であなた達は八雲をスピーカーしたの? 」
スピーカーじゃなくてストーカーな
平和「ストーカーではござらぬ! 」
信乃「あれは調査です…だぜ! 」
八雲「調査? 」
つばめ「私達は学園の安寧を守るために日々活動しているんですぅ〜。そのため生徒の調査をしていましてねぇ〜 」
小さいのになかなかすごい子達だな
平和「でも全生徒十万人は調べきれないので新しくやって来た秋月さんの調査をしているんです…でござる 」
やっぱまだ子供だしな
信乃「でもかれこれ三日も調査してるのに面白そうな情報は手に入らないんだぜ 」
つばめ「何か面白いことをしてくれないと退屈なのですぅ〜 」
八雲「あのね!? 」
勝手に調査しといて退屈とは何ですか!
平和「こうなったら調査変更!別の場所に向かうのでござる! 」
信乃「おうだぜ! 」
つばめ「はいなのですぅ〜! 」
タタタッ!
三人はそう言うと去っていった。
八雲「って子供が夜中を歩いちゃダメでしょ!?吉音、留守番頼むぞ! 」
吉音「あぁんずるい! 」
留守番を吉音に任せて俺はすぐに三人を追うのだった。
そして着いた先は
バァンッ!!
いつも歩いている道であった。
平和「大江戸学園には様々な謎が隠されていてここもその一つなのです…でござる 」
こんな道にどんな謎があるんだ?
つばめ「ここにあるお地蔵さんは夜になると笑い声を出すのですよぉ〜 」
そんなバカなと俺は思っていたが
平和「誰か来ました!隠れるでござる! 」
サッ!
俺と三人は隠れると
女A「でさぁ! 」
女B「それってマジでやばくない 」
地蔵の前を女の二人組が歩いていた。
その瞬間!
『うひょひょっ♪』
何と!?地蔵から笑い声が聞こえてくるではないか!?
信乃「や…やっぱり謎は本当なんだぜ!? 」
つばめ「怖いですねぇ〜!? 」
ガシッ!
俺にしがみついてくる二人
でもこの声、どこかで聞いたようなことがあるような…
俺がそう思っていると
平和「この化け地蔵め!食らうでござる! 」
シュッ!
平和ちゃんが石を地蔵目掛けて投げ
コチンッ!!☆ミ
『いてっ!?』
石は地蔵に命中し、地蔵が痛みの声を出した。
んっ?痛みの声だと
スッ!
俺は地蔵をよ〜く見てみると
この地蔵が誰かに似ているような気がした。
そして俺は
八雲「あっ!あそこにすんごい爆乳美女が!! 」
ビシッ!
誰もいない場所に指をさして叫ぶ俺
すると
『ば…爆乳美女やって!?』
ドタタッ!!
地蔵は俺が指をさした先に向かっていった。
もう読者にもお分かりだろう。
この地蔵は…
八雲「及川、お前だろ! 」
ビッ!
俺が地蔵を指さしながら叫ぶと
『わ…わいは及川という美少年ではございません!?』
地蔵がしゃべるか!!
この地蔵、及川の変装なのだ。
その後、及川から話を聞いてみると覗きのためにしたそうだそうな
とりあえず及川は縛っておいた。
平和「はぁ〜意外とあっけない謎だったでござる 」
信乃「つまらなかったんだぜ 」
つばめ「今日はもうお休みですねぇ〜 」
それがいい、子供はもう寝る時間だしな
俺が三人に家に帰るよう言おうとすると
ぐきゅ〜っ!!
三人の腹の音が一斉に鳴り出した。
そういや晩御飯まだだったな
平和「お腹が空いたです…でござる 」
信乃「腹減ったんです…だぜ 」
つばめ「お腹と背中の皮がくっつきますぅ〜 」
そんなオーバーな!?
仕方ないな
八雲「蕎麦でよければおごってあげるよ 」
俺が三人に言うと
平和「ごちそうになるです…でござる 」
信乃「ごちです…だぜ! 」
つばめ「いただきますぅ〜 」
こういう時は素直に従う三人
まぁ子供だしな
平和「天麩羅蕎麦でござる! 」
信乃「月見蕎麦だぜ! 」
つばめ「トッピング全部のせでぇ〜 」
八雲「おいおい!? 」
せめて一番安い掛け蕎麦にしろ!
その後、蕎麦をおごってやったからなのか
平和「お礼として秋月さんを大江戸探偵団四人目のメンバーにするのです…でござる 」
それってありがたいのかありがなくないのかよくわからないな
まぁとにかく受け取っておこう
平和「今日は楽しかったでござる! 」
信乃「また一緒に調査しようだぜ! 」
つばめ「お蕎麦もおねがいしますねぇ〜 」
ダッ!
三人は家があると思われる方に向かっていった。
まぁたまには子供とじゃれあうのもいいかもな
八雲「さて、俺も帰るとするか 」
だがこの時、俺はあることを忘れていた。
それは…
吉音「八雲ーっ!あたしに内緒で蕎麦食べちゃうだなんてずるいーっ!! 」
八雲「お…落ち着け吉音!? 」
空腹で留守番していた吉音をほっといて蕎麦を食べたことがバレてしまい、俺は暴れる吉音を押さえるので大変だった。
食い物の恨みは恐ろしや!?




