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風来坊・五十嵐文

八雲視点・八雲堂


がたっ!


八雲「ん〜っ!前回一度たりとも出番がなかったけどその分平和に暮らせてよかったな♪ 」


本編では辛い目に遭うメインキャラが登場しない間だけでも平和に過ごせる喜びを俺は今、感じていた。


たまにはこういうのもいいかもしれないな


八雲「こんな日はいいことがあるに違いない。今日も一日頑張るとするか! 」


俺が気合いを入れていたその時だ。


男「おい兄ちゃん! 」


八雲「はい、何でしょうか? 」


客に話しかけられた俺が対応すると


男「何だこの団子は!アンコの代わりにウ〇コがついてるじゃねぇか!! 」


スッ!


あらホント!?


それが団子を見た俺の感想だった。


男「こんな団子食えるか!!代金タダにしやがれ!! 」


やれやれ、いつの世界にもこんな奴がいるのね


八雲「そうはいかないな!代金は払ってもらうぞ! 」


男「なにぃっ!テメェ、痛い目に遭いたいようだな!! 」


痛い目を遭うのはお前の方だ!


八雲「用心棒、出番だぜ! 」


男「なにっ!? 」


俺は店にいる用心棒の吉音を呼ぶが


しーん…


八雲「ありぇ? 」


店からは誰も出てこなかった。


八雲「ってしまったぁーっ!?そういや新は成績が悪いんで居残りしてるんだったーっ!? 」


一話分出ていなかったからすっかり忘れてたぜ!?


すると


男「おい兄ちゃん、用心棒がいなくて残念だったねぇ 」


男が俺に迫った。


こうなったら運よく気絶して裏の俺に戦ってもらうしか!?


と俺は思ったのだが


ってまたしまったぁーっ!?あれは俺の刀が近くにないとできないんだった!?


あの刀は店の中じゃん!?


一見便利に見える能力だが、実はそういった欠点があるのだった。


男「覚悟しやがれ!! 」


ブォンッ!!


八雲「ひぃっ!? 」


男の放った拳が俺に当たろうとしたその時!


ドンッ!!


男「んっ! 」


誰かが男にぶつかった。


?「すまない。少しばかりぼんやりしていたようだ 」


バンッ!!


その人物は大江戸学園でも珍しく合羽(かっぱ)を身に付け、三度笠を被り、長楊枝を咥えた(くわえた)旅人スタイルの格好をしていた。


こんな人いたか?


?「では失敬する 」


スッ…


謎の人物はそのまま去ろうとするが


男「おい!ちょっと待ちやがれ! 」


ガシッ!!


男が去ろうとさせなかった。


?「まだ何か用かな? 」


男「何か用かなじゃねぇ!ぶつかっておいてただ謝るだけで終わるわけねぇだろ!!身包み(みぐるみ)置いてきやがれ!! 」


男はぶつかったことに腹をたてる


ちなみに身包みとは身に付けているもの全部という意味だ。


?「どうやら痛い目に遭いたいようだな 」


スッ…


謎の人物は構えると


男「テメェがな!! 」


ブォンッ!!


男の拳が謎の人物に迫るが!


?「フンッ! 」


ブォンッ!!


男の拳がとどく前に謎の人物の刀が振るわれると


男「がはっ!? 」


バタンッ!!


男は倒れてしまい


バサッ!


男の拳の衝撃で謎の人物の三度笠が飛ばされると


?「やれやれ、とんだ無駄な時間を過ごしてしまったな 」


バンッ!!


三度笠の下にはうす緑っぽい髪をしたクールそうな少女がいた。


声は何だか『あわわ』とか言ってそうなのに


男「お…覚えときやがれよ!! 」


ダッ!


そして男はそのまま去ると


チャキンッ!


?「では店主、騒ぎになってすまなかったな 」


スッ…


八雲「あっ!?ちょっと!? 」


俺は名前だけでも聞こうと呼び止めたその時!


グキュルルーーッ!!


どこからか物凄い腹の音が聞こえてきた。


音の出は…


?「/// 」


どうやら彼女かららしい


すると


?「こ…これは単なる少しだけお腹が空いただけであって、決して最近草ばかりかじっていたからではなく…!?/// 」


さっきまでのクールっぷりはどこへやら?


彼女はまるであわわ軍師のような口調になってしまった。


それを見かねた俺は


八雲「うちで食べていきませんか?助けられたお礼がしたいのでお金はいりませんから 」


と彼女に言うと


?「いただこう…/// 」


彼女は食べに来ることになった。


だが俺は少しだけ後悔することになる。


何故ならば…


がつがつっ!!


この少女、見かけによらず吉音並の大食いであり、山のようにあった団子が一瞬で消えてしまった。


八雲「はは…こりゃしばらく節約だな… 」


それはともかく


八雲「そういえばまだ名前を聞いていませんでしたね、俺は秋月八雲といいます。あなたは? 」


本題に戻って名前を聞いてみると


文「そういえばまだ名前を名乗っていなかったな、読者も私が誰だか知りたいだろうし、私の名は五十嵐文(いがらし あや)だ 」


五十嵐さんか、でもこんな人いままでいたっけか?


すると


文「私は訳あって人を探していてな、八雲、私の兄で五十嵐光臣(いがらし みつおみ)という者を見たことないか? 」


八雲「いや、見たことありませんけど 」


文「そうか、ではこれで失礼するとしよう。団子、うまかったぞ 」


スッ!


団子をたらふく食い終えた五十嵐さんは店から去っていった。


しかしまたよく考えるがあんな格好が珍しい人が学園内にいたら目立つと思うがあんな人いたっけか?


俺が深く考えていると


吉音「あーーっ!!あたしの団子がーっ!? 」


居残りを終えた吉音が帰ってきた。


吉音「八雲、お腹空いたから団子ちょうだい! 」


悪いがそうはいかん!


八雲「今日はもう店仕舞いするし、今日は何もしてないからバイト代(団子)はなしだ! 」


吉音「えーっ!?八雲の団子が食べられると思ったから嫌な居残りを頑張ってたのに〜!?横暴だーっ!!労働基準法違反だーっ!! 」


どこがだよ


文「待っていてよ兄さん! 」


?視点・とある場所


フフフッ!ようやくできた。


?「光臣、準備は順調かしら? 」


光臣「あぁ、もうそろそろでできるよ 」


とある計画がね!


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